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ダライ・ラマ14世の関連イベントの高額チケットは誰が買うのか?
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2012年11月7日(水)14時0分配信 夕刊ガジェット通信
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チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世が11月3日に来日した。14日まで滞在して、横浜や沖縄、そして東京で2回の講演やシンポジウムに参加する。14世が外国に滞在すると、中国が抗議するのが通例となっており、さっそく5日に中国外務省の報道官が「日本側に厳正な申し入れを行った」(産経新聞、2012年11月5日付)。ダライ・ラマ14世の関連イベントの高額チケットは誰が買うのか?
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チベットの歴史は複雑である。最大の都市であるラサは、清やイギリスに侵入され、1951年からは中国の人民解放軍が駐留するなど、元からチベットで暮らしていた人々の主権は侵害され続けてきた。中国は、現在もチベットを自国内の「自治区」だと主張している。1942年に成立し、59年からはインドで活動するチベット亡命政府は「ガンデンポタン」と呼ばれ、14世はその指導者でもある。
中国の圧力により、「ガンデンポタン」を独立した政府として見なす国はほとんどなく、国連への加盟も認められていない。一方、アメリカは現在のオバマ政権に至るまで、14世に対する支持を続けている。アメリカによる14世への支持は、元は「反共」政策の一環でもあったが、近年はチベットの民主化をバックアップすることを目的としているようだ。
長年にわたる中国によるチベットへの弾圧は、批判されるべきものである。よって、チベットには独立を強く主張するグループもある。しかし、14世は中国とのバランスを考えたスタンスを貫いている。チベットか中国の一部であることを認めた上で、「あくまでも高度な自治を求めているのであってチベット独立の考えはない」と述べているのである。
日本での14世の人気は高い。とくに、1989年にノーベル平和賞を受賞してからは、そのユニークなキャラクターや「名言」が注目され、数多くの著書が翻訳されている。筆者も14世には好感を抱いているし、彼の活動は応援したいと思ってはいる。
だが、各地で行われる14世の関連イベントの参加費を知って、すこし驚いた。横浜での「ダライ・ラマ法王 横浜法話・講演」はS席1万円。東京での「ダライ・ラマ法王と科学者の対話は4つのセッションがあり、1つのセッションにつきS席1万2000円。「ダライ・ラマ法王 沖縄特別講演」はS席6000円。そして、東京での利根川進氏との対談は特別席1万円である。それぞれ、もっとも安い席で4000~5000円となっている。
異常に高額なのだ。2010年にボブ・ディランが来日した際、スタンディングで1万2000円というチケット代を払って、聴きに行ったことがあった。それと単純に比較するわけではないが、外国の高名なお坊さんが参加するイベントの参加費がS席1万円以上というのは、どういうことなのだろうか。いったい、誰が参加するのであろう。
社会運動などに興味を持ち、お金を持ってる有閑マダムなのか。悠々自適に暮らす年金生活の年配者なのか。いやいや、14世の話は、若い世代に聴いてもらった方がいいに決まっている。高額の参加費に、過剰なビジネスの匂いを感じるのは筆者だけであろうか。
(谷川 茂)