パルデンの会

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「工作拠点」死守/僧侶動く/総連・北政府幹部から依頼

勝谷誠彦氏の有料ブログより

北朝鮮は今日も負け狗の遠吠えを繰り返しているが、戦争は何も兵器だけで行うわけではない。このケースは工作国家である北朝鮮の総力をあげた「戦争」だということをまず認識した方がいい。
 前線部隊の朝鮮総連にとっては文字通り「命懸け」の戦いだろう。負けたならば祖国での処刑が待っている。
 しかし、さすがは半世紀以上にわたって卑劣な地価工作ばかりやってきた連中である。こういうことをやらせるとあっと驚く手を打ってくる。そうかあ。あの坊主を使ってきたかあ。
 <「工作拠点」死守/僧侶動く/総連・北政府幹部から依頼>
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130327/trl13032701140002-n1.htm
 <公安当局が「対日工作拠点」とみる在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)中央本部の土地・建物が26日、落札された。落札したのは宗教法人最福寺鹿児島市)で、同寺の池口恵観法主(えかんほっす)(76)は何度も訪朝、総連首脳とも親交があり、公安関係者は「北朝鮮に近い人物」とみている。北朝鮮は総連首脳だけでなく、政府高官も池口氏に中央本部維持への助力を要請しており、存続に向けた水面下の活動は「貸与」という形になりそうだ。>
 情報工作的に言うと「人的資材としての最後の超大物スリーパーを使った」ということだろう。もちろん日本の公安当局は、池口恵観法主北朝鮮の関係は把握してきたが、ここで彼を使って来るとはやや予想外だったのではないか。「やられた」との口惜しさが伝わって来る。
 <最福寺関係者によると、池口氏は競売開始前に総連の許宗萬(ホ・ジョン・マン)議長からたびたび中央本部の物件購入を依頼されており、公安関係者は「総連がうまく死守したという感じ」と指摘した。>
 なぜ公安がそう考えたかと言えば、池口法主はまことに巧妙な立ち回りをこれまでみせていたからだ。完全な非公然工作員もしくは協力者ではなく、むしろ「間をとりもつ善意の人」の役割を演じてきた。しかし、よくよく見ると、どうしても北朝鮮の方に比重が置かれているのはよくわかる。当局はそれももちろん認識はしてきた。
 <平成21年から5回訪朝し、23年には北朝鮮に「金日成主席観世音菩薩像」を寄贈した。昨年4月には金日成主席の生誕100年を祝う行事に出席するため平壌入り。北朝鮮から勲章を授与されていた。よど号ハイジャックグループとも交友があり、訪朝時にメンバーと会談したこともある。>
 産経新聞ですら口惜しそうに「中立のスタンス」で書いているが、私は遠慮というものがないので言わせて頂く。これで、もうアウトでしょう。対等の価値観を持つ国家どうしであれば「両国の相互理解」をとりもつ人物がいてもいい。しかし金日成は国際テロを次々と起こしている責任者、犯罪者ですよ。その観音像を作り、日本国から手配されている赤軍のなれの果てと交友があるというのは、国内の暴力団対策の常識からいれば「周辺関係者」だ。銀行との取引を停止される存在である。
 池口法主が「毒消し」もしくは「カバー」として使ってきたのは国内での幅広い人脈だった。
 <池口氏とはどんな人物なのか。最福寺関係者によると、安倍晋三首相(58)と親交があるほか、政財界や芸能界、スポーツ界に幅広い人脈を持ち、多くの著名人が師事している。>
 総連が池口法主を「起用」したのは、まさに安倍晋三政権が誕生した今だからにほかならない、と私は考える。首相の名前は最大の「カバー」になるし、公安当局も動きにくい。それでも、安倍さんにとっては名前を取り沙汰されるだけでダメージとなり、これは北朝鮮にとっては嬉しいことだ。
 池口法主を巡っては、安倍さんの前回の辞任を「アドバイスした」という情報もあった。であれば、北朝鮮にとってはもっとも嫌な日本の指導者をまんまと辞めさせて、政治的な影響力を大きく削ぎ、そのあとの何年間かを稼いだ「大功労者」でもある。
 とはいえここに記したこともあくまでも「情報」なのだ。池口法主が何か法律をおかしているわけでもなく、法的な手続きをきちんと踏んでいれば、総連本部はまんまと彼の手に落ちるだろう。
 アメリカならばFBICIAなどが動いてたちまち阻止するケースだが、日本国には残念ながらそうした組織もなければ裏付けとなる法律もない。サッカーのところで記したような、長年の平和ボケのせいで。
 個人的にはこの価値観が何とも許しがたいですね。
 <中央本部が靖国神社の近くにあることも挙げ、「中央本部を民族の融和と英霊の慰霊の拠点にしたい」とも語った。>
 冗談ではない。英霊を祀る神域が汚れるというものだ。
 さきほど日本にはFBICIAもないと書いた。しかし、こういう時に動かせる「秘密兵器」がひとつある。泣く子も黙る国税当局だ。今回の買収資金についてはどこから出ているのかよくわからない。報道を見ていると、いくら有名な僧侶とはいえ、宗教法人にそれほどの資金があるとは思えないらしい。であれば、どこから流れてきたカネなのか。ぜひとも国税当局に解明していただきたいものた。こんなカネの流れも透明にできない財務省に、増税と言われても困る。

  産経新聞NHKは全国ニュースで報じていたが、繰り返すが平和ボケの大マスコミはほぼ黙殺。しかし読売新聞の岐阜支局は、愛郷心が高い(笑)。さすがは戦前、あまたの名機を生んだ地である。ちゃんと長い記事を載せた。
 <哨戒機「P1」/第1号が完成>
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20130327-OYT8T00033.htm
 <海上自衛隊の哨戒機「P3C」の後継機として、防衛省が発注した新型哨戒機「P1」の第1号機となる「初号機」が完成し、各務原市川崎重工業岐阜工場で納入式が行われた=写真=。機体は防衛省に引き渡され、海上自衛隊厚木基地(神奈川県大和、綾瀬市)に配備される。同社は2016年度までに12機を納入する。
 P1は全長38メートル、全幅約35メートルで、哨戒機としては初の純国産機。最新鋭の音響システムやレーダーを備えた高い哨戒能力を持ち、プロペラ機のP3Cとは違い、新開発の国産エンジンを搭載し、飛行速度が3割速く、航続距離も2割P3Cを上回った。>
 見出しも「初号機」とつけて欲しかったなあ。もうひとつ、記事で大事なことが抜けている。今回の哨戒機の最大のポイントは光ファイバーによる制御を導入していることだ。搭載している電子機器からのノイズを回避するためである。これは世界で初の試みであり、日本の誇る技術になる可能性がある。
 B787の事故でもわかる通り、これからの航空機は電子制御の固まりだ。そうした時にこの日本の技術は世界中で必要とされるのではないか。
 そして純国産!以前から書いているが、アメリカはソ連が崩壊したのは、日本国の哨戒能力がかの国の潜水艦を封じ込めたからだと理解している。その世界一の「海の監視者」が圧倒的な能力を持つ哨戒機を純国産で手に入れたのである。まさに天佑神助、周辺の海がざわめくこの時に、だ。まことに嬉しいニュースというほかはない。

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北朝鮮>米基地攻撃を示唆 「1号戦闘態勢」宣言

毎日新聞 3月26日(火)20時8分配信

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日本海で行われた朝鮮人民軍の3連合部隊による上陸・対上陸訓練を視察する金正恩第1書記=2013年3月26日、朝鮮中央通信・朝鮮通信

 【ソウル澤田克己】北朝鮮の軍最高司令部は26日、米本土や韓国、ハワイなどにある米軍基地へのミサイル攻撃を示唆しつつ、戦略ロケット軍部隊などを「1号戦闘勤務態勢に突入させる」という声明を発表した。朝鮮中央通信が伝えた。核実験強行などで国際的孤立が深まる中、事態打開を図るために緊張を高めようという「瀬戸際戦術」の可能性が高いが、米韓など関係国は北朝鮮軍の動きへの警戒を強めている。

【「本土射程入り」狙う】クローズアップ2013:北朝鮮、3度目核実験 「米と対等」誇示

声明は、韓国で実施中の米韓合同軍事演習「フォールイーグル」に米軍が戦略爆撃機B52を参加させて「(北朝鮮に対する)核攻撃演習」を行っていると非難。韓国に対しても「わが軍の超強硬意思を物理的行動によって示すことになる」と主張した。

「1号戦闘勤務」の意味は不明。聯合ニュースによると、韓国政府当局者は「初めて出てきた言葉なので分析中だ。1号という用語を使っているのは、金正恩キム・ジョンウン)第1書記の命令ということのようだ」と語った。

北朝鮮は1993年3月、核開発問題での国際的な圧力の高まりに反発し、米韓合同軍事演習に合わせて「準戦時態勢」突入を宣言したことがある。この時は、北朝鮮が直後に核拡散防止条約(NPT)からの脱退を宣言したことで危機感が高まったが、北朝鮮は約2週間後に準戦時態勢を解除した。

北朝鮮は最近、朝鮮戦争休戦協定の「全面白紙化」や南北不可侵合意の「全面破棄」を表明するなど、緊張をあおる言葉をエスカレートさせている。今回の声明は、米本土へのミサイル攻撃を示唆することで、米国をさらに刺激することを狙っているようだ。