パルデンの会

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ダライラマの講演会中止命令 シドニー大学、批判の矢面に


シドニー大学の「中国研究センター」など 日本でも 早稲田や
桜美林大阪経済大学にも怪しげな団体があり、
胸に「五光星旗」や「出刃包丁」を忍ばせた 怪しげ支那
破壊工作人を 留学生と称して国内に忍ばせる団体が存在し
それを 恥ずかしくもなく「
孔子学院」と名乗り運営している。
カナダやアメリカではそのスパイ的行動が 「孔子学院追放」
の処置が下されている。 まだアジアでは中国の 色気と
金に惑わされている御仁が多いようである。

ダライラマの講演会中止命令

シドニー大学、批判の矢面に

シドニー大学当局が、チベット人の精神的指導者、ダライラマの学内講演会計画に対して細かな条件をつけたあげく、条件違反があったとして講演会中止を命令したが、同大学は中国と深い関係を持つことから、外国政府に気兼ねして言論の自由を売ったと批判されている。

6月に来豪する予定のダライ・ラマが、シドニー大学での講演を承諾したことは、交渉してきた同大学の学生にとっては快挙だった。1月には大学当局が許可を出し、新設のInstitute for Democracy and Human Rights (IDHR、民主主義人権研究所)が、大学のシーモア・センターでの講演会の段取りを始めた。主催者の一人、ソフィー・ボウリスさんは、オーストラリアのチベット人コミュニティとも関係のある人物で、「シドニー大学だけでなく、他の大学の学生もシーモア・センターに来て、教育の重要性についてのダライラマの話を聞き、質問する場を考えていた」と語っている。

しかし、ダライラマが何度も否定しているにもかかわらず、中国政府はダライラマチベットの中国からの独立を煽動しており、相次ぐチベット人ラマ教僧侶の焼身自殺もダライラマが陰でそそのかしていると決めつけている。ボウリスさんは、「最近になって、イベントではシドニー大学のロゴは使うな、メディアを立ち会わせるな。チベット人を入れるな。大学外にチケットを売るな。外部学生を入れるななどが最初の許可条件だと聞かされた。しかも、4月2日になって、イベントが取り消された」と証言している。

ABC放送は、入手したIDHR部長のジョン・キーン教授と大学のマイケル・スペンス副学長との間の電子メールのやりとりを公開した。キーン教授は、IDHRが講演会後援を取り消したことを伝えている。これに対して、スペンス副学長は自分で手を汚さずに講演会を中止できた安堵感に満ちた内容を返信している。

シドニー大学で働き、「シドニー平和財団」の会長を務めているスチュアート・リース教授は、「講演会取り消しには重大な疑義がある。ダライラマが知的にも政治的にも適切な人物でないと判断したのか、それとも外国の圧力に屈して講演会支持を取り消したのか。現在チベットで起きていることは人権問題だ。中国の人権問題、シドニー大学全体、いや、オーストラリア全体の言論の自由の問題だ」と語っている。

一方、シドニー大学の「中国研究センター」は、中国政府や中国経済界との強力な関係を誇っており、ダライラマ講演会についても、「そのことで話し合ったことがあるが、中止圧力をかけたことはない」と否定している。また、大学側は、「ダライラマ講演会主催の公式要請を受けたことがない。6月は大学が休暇に入っており、学生はほとんどいない。大学内ではなく、どこか他の施設で他の大学の学生とも協力して主催してはどうかと勧めた。ダライラマシドニー滞在最後の日になるため、講演会はホテルで行い、オンラインで自由に流すのはどうかとダライラマの事務所から返事があった」との主旨の声明を発している。

州議会のジョン・ケイ緑の党議員は、「シドニー大学の行為は、中国政府との金銭的な関係を維持するために、同大学の名声だけでなく、学内の尊厳も売ったと見られても仕方がない。ダライラマ講演開催ほどの大手柄を他の大学と共同ですべきだなどと、大学が本気で言うとは信じられない。名声を他の大学と分け合うというのは大学管理者のDNAに反することだ。会場が具合が悪いというのも信じられない。シーモア・センターは使いやすい会場だ。ダライラマの話を聞きたいという人は多い。彼は21世紀の知性と政治を象徴する大きな存在だ」と語っている。(NP)