パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

朝鮮半島の「たくらみ」は 日本人も間抜けな対応も関係ある





韓国でも展示の九州博物館「百済展」が延期 「持ち出したら戻ってこない」と所蔵者心配
J-CASTニュース 52()1826分配信
いまだに韓国から戻ってこない対馬・観音寺の観世音菩薩坐像(画像著作権長崎県教育委員会
 九州国立博物館(福岡県太宰府市)で2014年に開催を予定していた「百済展」が、延期されることになった。長崎県対馬の寺から韓国人窃盗団が2体の仏像を盗み出し、今も返還されていないことが影響したという。

 百済展は、九博が他のふたつの博物館と共催し、韓国でも展示する計画だった。そのためか、文化財出品を依頼された所蔵者から「韓国に持っていったら、対馬の仏像のように戻ってこなくなるのではないか」と心配の声が上がった。

韓国の裁判所がまた「日本に返すな」と判断する懸念

 百済展延期のニュースは主要紙が報じたが、九博はこれまで開催そのものを正式に発表していない。九博の担当者はJ-CASTニュースの電話取材に「関係者間で内々に話を進めていた企画」と説明する。

 九博のある太宰府市と、隣接する大野城市筑紫野市には、かつて百済から来た人々によって築かれた水城(みずき)、大野城、基肄(きい)城という史跡がある。これらが201415年に相次いで築城1350年を迎えることから、記念事業として百済展が持ち上がった。

 展示会は九博と奈良国立博物館奈良市)、さらに韓国の博物館の3か所で、持ち回りで開催する予定だったという。展示物の多くは民間の博物館や寺など他所から借用しなければならず、九博側が出品の内諾を得ようと動いていた段階で対馬の仏像盗難事件が発生した。

 韓国の裁判所は、韓国内に持ち込まれた盗品の仏像について「かつて正当なルートで日本に渡ったのかが証明されるまで、日本に返却してはならない」との仮 処分決定を出した。このため文化財の所蔵者から「『貸し出して大丈夫なのか』と問われました」と、九博の担当者は明かす。展示会が韓国の博物館でも開催予 定だったため、文化財が韓国に渡ることを心配したのだ。

 読売新聞と産経新聞(いずれも電子版)は52日、出展交渉を受けた所蔵者から「韓国に持っていったら返してもらえなくなるのではないか」との不安が寄 せられたと報じた。西日本新聞も当初同じように伝えていたが、その後電子版で「韓国での展示を懸念する声が出ていた」とややトーンを落とした。九博に確認 すると、「実際に『韓国から戻ってこなくなるのでは』との問い合わせはありました」と認め、こう続けた。

  「(心配は)当然だと思います。国宝級の文化財を韓国に持っていった後に、また裁判所が『日本に戻してはならない』という仮処分を出さないとも限りません。当館としては、それ以上は要請できませんでした」
「韓国の博物館側には、内々に『開催困難』を連絡」
 海外で展示会を開く場合、手続きに1年以上を要するという。百済展は2014年春の開催を目指していたが、現段階で出品のめどが立たない以上は予定通り の進行が難しく「時間切れ」と判断した。「韓国の博物館側には、内々に『開催困難』を連絡しています」と、担当者はやや困った様子だった。

 ただ「築城1350年」の記念事業として、九博単独で百済関連の展示会を2014年に企画しているという。今回見送った百済展も「延期」の扱いで、時期を見て開催したいとしている。

 だが、延期の原因となった対馬の仏像盗難問題は、今も決着していない。窃盗犯の裁判は韓国で始まっているが、51日付の産経新聞電子版は、主犯格の兄 弟のうち弟が、兄から「『日本には植民地支配中に韓国から略奪した文化財が多くあり、盗んで売れば金になる』と持ちかけられた」と証言したと報じた。5月 2日付朝日新聞電子版は、兄弟ら実行犯が2体の仏像を盗んだ後、別の韓国人に「借金のかた」として取り上げられたとの法廷証言を伝えた。逮捕された直後は 「愛国心」から犯行に及んだような口ぶりだった窃盗団だが、どうやら最初から「金目当て」だったようだ。
日本で盗んだ仏像「返還するな」と韓国裁判所 韓国メディアと市民はどう考えているか
2013/3/ 5 18:57
   長崎・対馬の寺から盗まれ、その後韓国で見つかった仏像。当然日本側に返還されると思われたが、韓国の裁判所が「当面は戻してはならない」という驚きの仮処分決定を下した。   数百年前、仏像が朝鮮半島から日本にもたらされた経緯が正当な手続きを踏んでいたのか、奪ったのかがわからないという。韓国側では「戻す必要なし」「盗んだものは戻すべき」と意見が割れているようだ。
朴槿恵・新大統領に関心集まり「トップニュースではない」
   韓国・大田地裁の仮処分内容は、仏像が正当なルートで日本に渡ったかどうかが証明されるまで、日本に返却してはならないというものだ。犯罪に厳格であるべき裁判所が、盗品を認めるような判断をするとは通常考えられない。現地メディアは、今のところ淡々と報じているようだ。有力紙「中央日報」日本語電子版は2013227日、裁判所の仮処分決定の事実のみ を伝え、翌28日には仏像を盗んだ後に逃亡していた3人が逮捕され、窃盗団による盗みの具体的な方法が明らかになりそうだとの見方を示した。主要テレビ局 のひとつ「MBC」は228日放送のニュースのなかで、15世紀ごろにたびたび外敵が現れて文化財を盗んでいったため、問題の仏像ももともと日本が奪っ た可能性を指摘しつつ、日本側が国際法に基づいて返還を要求してくれば、両国間の新たな火種になるのではと懸念を伝えている。   一方国内では、「モーニングバード!」(テレビ朝日系)が228日放送の番組で取り上げた。裁判所の判断について、ソウル市内で通行人に意 見を求めたところ、「もともと韓国にあったものを日本が持っていったのだから返還の必要はない」「(盗品という)不当なルートだとしても、本来の持ち主は われわれ。韓国に戻すべき」との意見が出た。方法はどうあれ、奪われたものが戻ってきたのになぜ返さなければならないのかとの「開き直り」にもとれる。だ が一方では「(日本に)返すのは当然」「いったん返還して、話し合った末に韓国に持って来てはどうか」と冷静に対処すべきと考える市民もいた。犯罪で手に 入れたものをそのまま持ち続けるのは許されない、というわけだ。   「韓国メディアは裁判所の判決について報じていますが、トップニュースの扱いではありません」とJ-CASTニュースの取材にこたえたのは、現地在住の韓国人ジャーナリスト。225日に朴槿恵大統領が就任したばかりで、関心が新大統領の動向に集まっているためだ。
市民の多くは「仏像は対馬から盗まれた」
   とはいえ韓国側が無関心であるわけでもないと、このジャーナリストは続ける。ある週刊誌は、仏像がどのような道のりをたどって対馬に行きつい たかを検証する特集を組んだそうだ。もともと仏像を所有していたと主張する韓国の寺の言い分を全面的に支持する論調の地方紙もあるにはある。ただし「主要 メディアがこのようなスタンスをとっているのではありません」。   一般市民はどう思っているだろうか。韓国人ジャーナリストは「両国間の微妙な問題で、市民感情をひとまとめにして言い表すのは難しいですが」 と前置きしたうえで、「仏像は韓国でつくられたもので、どういった経緯で日本に渡ったかがはっきりしない」と考えている人が少なくないと推測する。そのた め、裁判所の判決にあえて口を挟む必要性は感じていないようだ、と話す。
   「日本にある韓国の文化遺産を取り戻そう」と主張する一部の市民グループは、声高に仏像をそのままとどまらせようとしているようだが、「多くの人々は『仏像は対馬から盗まれたもの』と理解しています」。