韓国の朴瑾恵大統領がワシントンで初の米韓首脳会談に臨み
マスコミは 日本の歴史認識を 他国との会談にあげたことを大きく取り
上げているが、こういう情報もある。
「独裁者の娘」を迎える米国の険しい目 1/2
より読んでください
「日本と軍事協定を結べ」
一方、韓国に対して米国は「韓国を守っているのは米国だ。米中の間で二股外交しようなんて考えるんじゃないぞ」、「北は核兵器を向けて来る敵だ。北の兄弟と手を携えようなどと夢想してはいかんぞ」と念を押すつもりであろう。
米戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン先任副所長が中央日報に寄稿した記事(4月20日付)はまさに米国の説得そのものだ。グリーン先任副所長は「韓米が北の核の脅威に確実に対処するには」というタイトルの記事で以下の4点を韓国に求めた。
(1)米国が主導するミサイル防衛(MD)網への参加
(2)米日韓軍事体制確立のための日本との軍事協定締結
(3)第5世代戦闘機など最新鋭武器の導入
(4)戦時の作戦統制権が米国から韓国へ移管されることを受けた、米韓の新しい指揮体系の確立
(2)米日韓軍事体制確立のための日本との軍事協定締結
(3)第5世代戦闘機など最新鋭武器の導入
(4)戦時の作戦統制権が米国から韓国へ移管されることを受けた、米韓の新しい指揮体系の確立
(1)と(2)は以前からの米国の要求だ。しかし、中国から「対中包囲網に参加するな」と脅された韓国は、反日感情などを理由にそれらから逃げ回ってき た。韓国が北朝鮮の核に怯えるこの機会にそれら を一気に呑ませ、完全に米国の側に引き寄せてしまおう、という狙いがはっきりと分かる。それも世界最高の武器体系を見せつけながらだ。
これに対し中国側も全面的な反撃に出ている。韓国紙には中国の専門家の意見がそれこそ山のように載る。単独インタビューだったり、シンポジウムでの発言だったりするのだが、朴瑾恵訪米の直前になって、韓国の意を迎えようとこれまでになく踏み込んでいる。
「北はもう緩衝地帯ではない」
(注4)4月30日付のこの記事の日本語版はこちら。
「それなら、中国は北朝鮮を放棄するのか」との質問に対しては「中国の所有物ではないので、放棄するか否かの問題ではない」としつつも「戦闘機やミサイル がない時代は外国勢力が中国を侵略しようとすれば北朝鮮を通って来たので、緩衝地帯という戦略的価値があった。しかし、今は時代が変わった。過去には北朝 鮮を特殊な国家として待遇したが今は普通の国家関係にある」と答えた。
事実上の放棄宣言だ。米韓日を相手に挑発する北朝鮮への警告でもあろうが、最大の狙いは「核問題の解決は、米国ではなく中国に任せよ」との韓国への誘いかけだ。
これまで「中国は北朝鮮に困惑しようが、結局は捨てない」が定説だった。グリーン先任副所長も中央日報にそう書き「中国は頼りにならないぞ」と韓国人にメッセージを発してきた(「米国が韓国に愛想を尽かす日」参照)。まさにそうした米国の言説への反撃である。
「北の崩壊に中国は反対しない」
清華大学国際関係戦略発展研究所の楚樹龍副所長は「まだ主流にはなっていないが、中国の政府、学界など意思決定集団では北朝鮮の崩壊が論議されている。東ドイツのように平和的に崩壊するのなら中国が反対する理由はない」と述べた。
中国の責任ある高官が公の席で北の崩壊を語り、それも反対しない、と見捨てるのは前代未聞だ。「北が崩壊し南が吸収統一するのなら、どうぞご自由に」という韓国支持のメッセージだ。
中国現代国際関係研究院・米国研究所の達巍所長は「米国が体制を保障する形で北朝鮮が軟着陸する可能性はほとんどない」と述べた。韓国人に対し「米国に頼っている限り平和的な解決は望めないぞ」と通告したのも同様だ。
米中の言論戦は今のところ中国に分があるように見える。量で圧倒し始めたうえ、説得力で勝ると思われるからだ。
北朝鮮内部に手を突っ込む意欲も能力も乏しい米国が、韓国を引き付けようとすれば、どうしても軍事力を売り物にすることになる。それは韓国人に戦争の臭いを感じさせてしまう。
「米韓」の次は「中韓」首脳会談
5月7日(現地時間)、ホワイトハウスで朴瑾恵大統領はオバマ大統領と会談、米韓同盟60周年記念を共同宣言した。北朝鮮の核恫喝を奇貨として、米国は米韓同盟の必要性を韓国に確認させたのだ。もちろん、短期的には韓国もこの同盟が必須だ。
ただ、朴瑾恵大統領は数カ月のうちに中国を訪問し、習近平国家主席と会談することになろう。その時、習主席は平和的な解決策を提示するに違いない。統一後かそれ以前の韓国の中立化を見返りに求めるであろうが。大国の間を泳ぎ渡る朴瑾恵大統領の旅は始まったばかりだ。
終わり
韓国がアメリカ相手に 自分たちの正当性を打ち出す中に
過去の日本との関係を持ち出して、 朴時代の 闇が暴かれないことを
願っているようである。
すなわち 過去を持ち出しても 韓国歴代の政権にちらつく闇には
不法な動きや北の動きがあって、欧米人にはなかなか信用できない
現実がある。
欧米人には 基本的に 朝鮮半島と 日本人の
間には 相違点を認識できる感性を持っている。
それを 少しでも少なくしようとする半島側の努力は認めるが
必要のない無駄なことだと、新しい歴史は伝えるべきである。
韓国がアメリカ相手に 自分たちの正当性を打ち出す中に
過去の日本との関係を持ち出して、 朴時代の 闇が暴かれないことを
願っているようである。
すなわち 過去を持ち出しても 韓国歴代の政権にちらつく闇には
不法な動きや北の動きがあって、欧米人にはなかなか信用できない
現実がある。
欧米人には 基本的に 朝鮮半島と 日本人の
間には 相違点を認識できる感性を持っている。
それを 少しでも少なくしようとする半島側の努力は認めるが
必要のない無駄なことだと、新しい歴史は伝えるべきである。