パルデンの会

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インド・ルピーの偽札が大量に出回っている

 
 
 
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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
   平成25(2013)年7月24日(水曜日)
        通巻第3989号   
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 インド・ルピーの偽札が大量に出回っている
  新彊ウィグル経由でネパール、インドへ流入。黒幕はパキスタンか?
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 インディア・タイムズ(715日)が報じた。
 中国の新彊ウィグル自治区を経由したインド貨幣の偽札がネパールと一部インドへ流入し、経済を混乱させているという。
 発見された偽札は3000万インド・ルピーに相当(邦貨換算5900万円)。印刷はかなり精巧な仕上がりという。
 
 発端は6月24日。偽札捜査をつづけていたインド情報局の警告で、インドとネパール国境で香港の電子機器を大量に運びこもうとしていた不審者をネパールの税関員が尋問したところ、偽札が見つかった。
これらの偽札は以前よりカシミール地区で発見されたものに類似しており、インドは中国の捜査協力を要請していた因縁がある。
 
 偽札はインド経済ならびにインド経済圏に悪影響を及ぼすから、インドに敵対する中国の戦略行使がちらつくが、パキスタンで印刷されている可能性が高いという。
 
 またこの事件前の6月22日にインド税関はパキスタンとの国境付近で、新彊ウィグル自治区からやってきて、デリーに商用で赴くという中国人三名が偽札を大量にもっていたため拘束したと発表した。
これまでインド・ルピーの偽札は主にドバイ経由のケースが多かったため、中国経由のルートに大きな関心が集まった。
 
 中国もネパール、ラオス、タイなどで大量の人民元の偽札が流通した経緯を重視し、捜査チームを投入していた。