パルデンの会

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ISIL(イスラム国)の最大攻撃目標は中国新彊ウィグル自治区   だから米軍の空爆に諸手を挙げて賛成する中国

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成26年(2014)8月19日(火曜日)
通巻第4316号  <前日発行>
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 ISIL(イスラム国)の最大攻撃目標は中国新彊ウィグル自治区   だから米軍の空爆に諸手を挙げて賛成する中国


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ISILは当初「イラクレパントイスラム圏」と訳されていたが、最近のマスコミは、このテロ組織を「イスラム過激派」とか「イスラム国」という訳語を当てている。
7月に記者会見したISIL指導者は15分にわたる演説で「ISILは北アフリカからスペイン、東は中央アジアパキスタンアフガニスタン、インド。そして最終最大の目標は中国である」と述べた。
こうなるとレパント(地中海沿岸)の範囲を超える。

有力華字紙の「多維新聞網」(8月16日)は、最近北京への批判色を弱め、反日報道では新華社と同じトーンになるため、がっかりさせられることが多いが、「イスラム恐怖分子」(テロリスト)への脅威感は、北京政府同様のメンタリティを伴っている。
同紙は、このイスラム過激派の膨張目的を「危険の弧」と命名した。

事実、アフガニスタンのアルカィーダ秘密基地で軍事訓練を受けていたウィグル人は、1000名とされ、米軍の攻撃でグアンタナム基地に数十人が拘束され、うち何人かはアルカィーダと無関係とわかってアルバニアポリネシア諸国が身柄を引き取った。中国は執拗に身柄の引き渡しを要求している。

ISILはアフガニスタンからシリアへ渡った過激派外人部隊。構成人員は7000名と推定され、おそらくウィグル人が多数含まれるであろう。
新彊ウィグル自治区からのテロは遠く雲南省、北京などへと突出し始めた。ISILとの関連はいまのところみられないが。。。。