パルデンの会

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6日、高島 /滋賀  青木文教の足跡たどる チベット学「草分け」とも

講演会:入蔵100周年、青木文教の足跡たどる チベット学「草分け」とも--6日、高島 /滋賀

毎日新聞 2013年10月04日 地方版

 ◇出身地の「会」が主催

 100年前にチベットに入った高島市安曇川町出身の青木文教(1886~1956)の足跡や業績を語る「入蔵100年記念講演会」が6日午後1時半、同市安曇川町田中の中央ユニバーサルこども園で開かれる。

 文教は、浄土真宗本願寺派西本願寺)の大谷光瑞・第22代門主が派遣した大谷探検隊の一員。1913(大正2)年にチベット入りして3年滞在したとされ、ダライラマ13世の教学顧問も務めた。チベットの社会や生活文化などを幅広く観察、調査し帰国後の20年に「西蔵(せいぞう)遊記」(西蔵チベットの漢名)を著した。

 チベット探訪については、厳しい鎖国状態の中、日本人で初めて足を踏み入れた河口慧海(えかい)(1866~1945)が知られる。ほぼ同時代人の文教は仏教・仏典だけでなく、人々とも交わって見聞を広め、世俗的なチベットも研究し、「チベット学の草分け」とも評される。

 講演会では、同書やチベットで使ったカメラや衣服など遺品が展示される。講師は龍谷大学の上山大峻(だいしゅん)・前学長と、近代の仏教とチベットなどについて研究する北海道大の高本康子・スラブ研究センター研究員。地元の「文教さんの会」主催、入場無料。
 問い合わせは同こども園(0740・32・0575)。【塚原和俊】