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平壌であらゆる噂… 「軍部が次は金正恩を除去」


平壌であらゆる噂… 「軍部が次は金正恩を除去」

2013年12月16日15時25分
[ⓒ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]


北朝鮮に連れていかれて二度と帰してもらえなかった帰国朝鮮人とその日本人妻や拉致され日本から連れ出された人たち、労働キャンプに入れられ殺された政府に異を唱える人々、そして70年に渡って金一族に粛清された人々の恨みが彼らの人生を変えるのであろう。 その日は近し。

http://japanese.joins.com/upload/images/2013/12/tmb240_20131216155221-1.jpg 写真拡大
2012年7月、綾羅(ルンラ)人民遊園地竣工式に夫人の李雪主(リ・ソルジュ、左)、叔母の金敬姫キム・ギョンヒ労働党書記(右)とともに出席した金正恩キム・ジョンウン)第1書記。[中央フォト]
  北朝鮮内部では張成沢チャン・ソンテク)の電撃処刑が“政変の信号”という説も出ている。平壌ピョンヤン)から出てきた貿易関係者の中には、「背後にいる軍部が最も危険な人物である張成沢を先に除去し、その次に金正恩キム・ジョンウン)の除去につなげる政変の開始という説も出ている」と話す人もいる。背後の人物には崔竜海(チェ・ヨンヘ)人民軍総政治局長がまず挙げられる。

  金正恩第1書記の叔母であり張成沢の夫人である労働党秘書・金敬姫キム・ギョンヒ)関与説も絶えない。ある消息筋は「国家安全保衛部関連の消息筋は、金正恩金敬姫に『張成沢が権力を握ろうとしている。金氏が消える』という趣旨で話すと、金敬姫張成沢除去に同意したという噂が出ている」と伝えた。このため張成沢は9月から事実上、軟禁状態だったということだ。11月初め、張成沢は日本のアントニオ猪木参院議員に会った。しかしこれは「監視生活」の中でもいくらでも可能ということだ。

  一方、自由北朝鮮放送のチェ・ジョンフン局長は「北内部の消息筋は『崔富日(チェ・ブイル)人民保安部長と呉克烈(オ・グクリョル)の息子の呉金哲(オ・グムチョル)総参謀部副総参謀長もすでに処刑された』と伝えている」と話した。北朝鮮情報を扱う同放送は9日、「張成沢はすでに5日に処刑された」という報道で注目を集めた。「処刑」という言葉を初めて使ったからだ。北朝鮮官営朝鮮中央通信は13日午前5時59分、張成沢を処刑したと公開した。4月に任命された崔富日人民保安局長は張成沢系列に分類される。軍部隊体育団の元バスケット選手で金正恩のバスケットボール個人教師をしながら張成沢とも親しいという。

  チェ・ジョンフン局長の話だ。「張成沢に近い核心人物を処刑中だが、幹部層の動揺を最小限に抑えるため寛大に容赦するという話も出ている。人民保衛大学卒業予備生の学生まで動員され、幹部に対する1対1監視体系を広げるという話がある。海外に出て行ったり軍部と接触するのを調べるためだという」。(中央SUNDAY第353号)




「軍を掌握できず圧力あった」「金正恩が絶対権力行使」…張成沢処刑めぐり意見分かれる(2)

2013年12月16日11時25分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]


  張成沢が軍部との権力闘争で先に刀を抜いたが、反撃を受けたいう見方もある。一時の軍部より力があった張成沢が、新進軍部の勢力によって反撃を受け、金正恩はその間に挟まれていたということだ。

  金正恩後継体制を固めていた2011年1月には、国家安全保衛部の実力者の柳敬(リュ・ギョン)副部長がスパイ罪で処刑された。また金正恩の“課外教師”だった李英鎬(リ・ヨンホ)元参謀総長は昨年7月に粛清された。ここに影響力を行使したのが“ポスト金正日”を狙った張成沢グループであり、切歯腐心した軍部勢力が隠密に金正恩を動かし、除去したというのが分析の骨子だ。

  この説明通りなら、張成沢処刑後の北朝鮮社会で金正恩の権力が固まったと見るのはまだ早いという側面がある。張成沢処刑で内部分裂と権力闘争がむしろ激しくなるという見方も可能だ。

  「統一を開く国会議員の会」を主導するセヌリ党の李仁済(イ・インジェ)議員は「金正恩は体制エリートの軍と党、行政官僚と軍部を安定させるほどの権威が脆弱だ」とし「エリートの間で持続的に対立と葛藤、衝突があったし、この問題が爆発しながら張成沢の粛清につながった」と診断した。

  もちろん反論を提起する北朝鮮専門家も少なくない。統一研究院の鄭永泰(チョン・ヨンテ)研究員は「北の軍部は徹底した参謀たちであり、移動や訓練をするうえでも党の決定に従う」とし「金正恩の核心勢力で後見人といえる崔竜海軍総政治局長は軍服を着ているが、実際は党の官僚として軍をコントロールする役割をする」と説明した。

  脱北者の安燦一(アン・チャンイル)世界北朝鮮研究センター所長も「金正恩が李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長、張正男(チャン・ジョンナム)武力部長ら忠誠心が強い側近を通じて、軍を掌握しているとみればよい」と述べた。

  国家情報院も6日、張成沢失脚に関する国会情報委の懸案報告で、「金正恩は40-50代の若い幹部を数多く登用し、1人独裁体制を強化していて、幹部層を中心に忠誠競争が続くだろう」と予想していた。ひとまず金正恩が政敵を排除した後、掌握力をよりいっそう高めたという評価だ。隠れて動く軍部内の秘線グループがあるとしても、ひとまず金正恩と一つと見るべきだという見解もある。

  国会情報委員会の幹事を務めたセヌリ党の尹相ヒョン(ユン・サンヒョン)議員は「張成沢を背に権力を固めてきた金正恩が、張成沢の勢力が大きくなるのをみて芽を摘み取った」という見方を示した。金正恩が一度は張成沢、一度は軍部に軍配を上げる牽制と均衡を通じて、自分の権力基盤を固めているという分析だ。

「軍を掌握できず圧力あった」「金正恩が絶対権力行使」…張成沢処刑めぐり意見分かれる(1)


金敬姫、8月から認知症で人の見分け付かず」

2013年12月15日12時02分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]


  13日に張成沢チャン・ソンテク)前国防副委員長の処刑のニュースが伝えられる中、張成沢の妻で金正恩の叔母に当たる金敬姫キム・ギョンヒ)党秘書が深刻な認知症を患っているとの主張が提起された。

  自由北朝鮮放送は14日、消息筋の話として「金敬姫が今年8月から人を見分けることができないほどの認知症を患っている」と報道した。

  同消息筋は、「中央党(労働党)幹部を通じて聞いた話だが、今年初めから病んでいた金敬姫は8月には人も見分けられないほどとなった。張成沢に対する本格的な調査が行われることを知った今年4月から知らず知らずのうちに精神的な苦労が心臓疾患と認知症につながったようだ」と伝えた。

  続けて、「7・27(休戦協定締結日)戦勝節の行事に参加した時から周辺幹部はすでに金敬姫の病状が悪化していることを直感した。今回の張成沢処刑は生ける屍と変わらない金敬姫に相談する必要すらなかった」と説明した。

  消息筋は、「北朝鮮では張成沢関連者に対する追跡と粛清が毎日のように行われている。全人民が見ているところで“張成沢一党”を粛清することを公表したため側近と家族の処刑は避けられない。血の粛清はこれからで、その数は3万を超えるという幹部の話に鳥肌が立った」と付け加えた。