【北京=竹内誠一郎】中国新疆ウイグル自治区の現状改善などについて積極的に発言し、国家分裂罪に問われた少数民族ウイグル族で中央民族大学(北京)の経済学者、イリハム・トフティ氏の判決公判が23日、同自治区ウルムチ市中級人民法院(地裁)であり、イリハム氏に無期懲役の判決が言い渡された。
弁護士によると、イリハム氏は判決に対する不服を表明し、上訴する見通しという。
イリハム氏は17~18日の初公判で無罪を主張していたが、弁護士によると、法院は、イリハム氏が自身のインターネットサイトで同自治区の「独立を扇動していた」などと認定した。判決に抗議したイリハム氏は、そのまま退廷させられたという。