パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

10/30 横浜 インターコンチネンタル 抗議ビラ配布

10/30 桜木町のMM-21へのエスカレーター前で  11/5インターコンチネンタルホテルグループ世界同時抗議 のビラまきを行った。( 14:30-17:00 )

エスカレーター前には 大きな拡声器を使った 10数人のグループが街宣活動を
行っている。 しきしま会の皆さんである。 彼らは横浜西口やら 横須賀やらで街宣活動をやっておられるようで 11月には横須賀で「自衛隊さんありがとう」というデモをやるらしい。

街宣は 「拉致問題」 「挑戦学校、朝鮮人問題」を 簡単に取り上げておられるので
在特会と 同じ思相集団と扱いになるようで、 神奈川県警、警視庁の公安の人々が
十数人 少し離れて 警備と調査かな??? 
その彼らの 背中を見ながら 『11/5インターコンチネンタルホテルグループ世界同時抗議』  のビラまきを行った。

彼らの 「朝鮮人。。。。。。」という アジテーシヨンには 足を止め、聞き入る 横浜への
観光客も 『チベットのビラ』配っていますには 全く反応はない、まあこれはいつもの
事であるが、 しかし公安とて ビラをほしいといってくれないのが 日本の政治のレベルが
低いことを証明しているようである。

朝鮮人、中国人、 政治家を罵倒することには 国民は 拍手をするが、
人権について考え、 世界平和を考えると どうしても 左翼の人々の動きのほうが
<正解である事>は明白である。 我々がやっている 「チベット支援」についても 日本で
なかなか本来の政治運動になりえないのは 今までの 義務教育の中で 中国とその関連
する問題が十分に 左翼思想を持った人々によって 国民に本当のことが教えられなかった
事だけではなく、 政治的にも 中国、北朝鮮などルールがおかしい国と付き合うときに
どうしても 排外主義的な動きが出てしまい、 チベットウイグルやモンゴル問題まで
排外主義的な動きをしてしまう事があり、 純粋に人権問題、独立問題として戦っている人と
の間に大きな隙間を作っているのだ。
排外主義を前面に出す彼らにとって われわれの運動も いいときもあるが 基本的には
純粋な チベットウイグルの問題解決には あまりメリットはない。
それは ダライ・ラマ法王が説く 「中道政治」という概念であり、それは排外主義とは
正反対であるからである。  本当はチベット人ウイグル人もみんな 漢人=中国人
は 「好きではない」し 一緒に生活もしたくない。 しかし世の中みな 世界人だから
「お互いを尊重して生活をすればよい」が その基本思想である。

しかし お互いの間で 相手をだましたり、欺いたり、嘘をついたりして 基本的な
人間性を踏み外しているから問題が起きているのだが、いくらががんばっても
病気が移るだけでよい人間が 悪い人間に 駆逐されてしまうのである。

同時に それを表すものが言葉であり、 言葉に悪意が含まれていれば やはり言霊は
言葉に宿らず 何を訴えることもできないと思う。
相手を罵倒し 相手を貶める言葉は 簡単で痛快かもしれないが 自分自身の思いを
伝えられないことを 排外主義の方は もう少し考えてみたらどうであろうか。

しかし 街頭で 政治問題 特に韓国問題を カラオケ熱唱のごとくお話になるのは
すばらしいことであるゆえ、 あれだけの 公安警備の人々が集まるのであろうし、
国民全体が あの調子で 政治を歌いだすと政府も困るから 警備の人間を出して
排外主義の動向を探っているのでしょう。 どちらもご苦労様です。

彼らが終わって静かになった 広場に「朝日新聞捏造」の緑のティーシャツを着た
おやじさんが現れて、 しきしま会の事を聞かれた。 もうすでに終わったことを話すと
簡単に 「ビラを配るのを手伝う」 と言ってくれる。 

彼の善意に任せてお願いすると
ビラが配るのが早い、 結構押し付けビラ配りのようである。
われわれのように 興味を示した人にしか渡さないのではなく 押し付けるのである。
しかし 小難しいことが書いてある ましてやチベットの問題、今回はラサのホテル!
興味のない人は 必ずその後 「ゴミ箱に入れてしまうこと」 を考えると はける事
は必ずしもうれしくない。(笑;) しかし貴重なお時間お手伝いありがとうございました。

最後に 通りかかっかた 70代のご夫妻。 9月の20日ごろチベットに行かれた方である。
現実的にはこのころから 自治区への外国人の入国が禁止されたので最後の観光客
であろう。 現在ラサのお寺では チベット人がお参りや 五体投地を禁じられ、
僧侶や尼僧の登録規制、速やかに家庭に戻る命令など新しい 支那の規制を話す。

ご夫婦から 「チベット小作人毛沢東によって解放された」 との話が出てきた。
これが 日本人が チベット支援を難しくしているところである。

たしかに 八露軍が入城し立てのころはそういう話も合った、しかし法王が亡命し、
ノルブリンカの王宮近くで4万人近くの人々が 共産党軍によって一日で砲撃によって
殺されたときから、そんな話は消えているのです。そして小作の話は「文化革命」で
増幅され拡散されたのです。 中国語による情報を日本語で表示することが間違って
おり、ほんらいの チベット語による文書が日本語に訳されることによってそういう
プロパガンダも排除することができるようになり若い研究家が育った今、
いまだに左翼思想を持つ 中国語から
しか情報を引き出せない 歴史家が日本にはたくさんいると話した。

しかし奥様は 歴史はいま言うのではなく もうひとつ二つ世代先がまとめるのであって
いまは その中身を精査できないとおっしゃる。
そして 中国大陸で日本軍が犯した 中国人の死者や損害への個人補償はまだまだという。
いわゆる 戦後のりっぱな 偏向教育を受けられて成長された鏡である 発言である。

当方もあえて反発もしなかったが、「世界」という視点で見てほしいと要請。
朝日新聞を含めて日本のマスコミは 中国のコントロールを大いに受けている。
外国がどう見ているのかを見つつ、アジア的な考えでもうすこし 中国国内問題を
考えてほしいと言った。 
あと 中国北京での女性会議が1995年開かれ チベットで起きていた重大な女性人権問題を
すべて抹殺し、慰安婦問題を大きく取り上げたのも 日本のキリスト教女性活動家で
あることも伝えたつもりであるが、彼女もそれを知らなかった。

まあ30分近く話させてもらったが、チベットに関心ある 旅行者にも十分なチベットの情報
が伝わっていないことに 非常に違和感を持った。
チベット旅行で 莫大な利益(高い 旅行費用)を取る旅行者がなぜ 本当の情報を
流さないのであろうか???
中国の特別ルートを持つ旅行者に 情報を拡散するほどの 誠意も度胸もないからである。

恐るべし 金のなせる業。 人間の業の深さには どうやってチャレンジできるのか
チベット支援も 道は険しい。 本当にチベットには「お金」がつき物のようである。