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英王子、初の訪中 女王親書手渡す 北京で習氏と会談

【国際】

英王子、初の訪中 女王親書手渡す 北京で習氏と会談

 【北京=佐藤大】英国のウィリアム王子が二日、中国訪問を開始した。英王室からの訪中は一九八六年のエリザベス女王以来。中英関係は、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世をめぐる対応で一時冷え込んだが、経済交流をテコに急速に接近している。
 新華社電によると、王子は二日、北京の人民大会堂習近平国家主席と会談し、訪英を要請する女王の親書を手渡した。互いに好きなサッカー談議にも花を咲かせたという。
 王子は北京の伝統的な街並み「胡同(フートン)」や故宮も参観した。
 中国政府は王子の訪問を前に、象牙製品の輸入を一年間禁止する措置を発表。動物愛護に熱心な王子に配慮したとみられる。

 中英関係はキャメロン英首相が二〇一二年五月にダライ・ラマと会談したことで悪化。キャメロン氏が一三年五月、「チベットは中国の一部。独立は支持しない」と議会で答弁したことを機に、同年十二月に三年ぶりの公式訪問が実現した。一四年六月には、訪英した李克強首相をエリザベス女王が迎え厚遇。中国から投資を呼び込みたい英国は、チベットなどの人権問題で中国に歩み寄っている形だ。

 
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