和解の実体とは??
辺野古訴訟、和解成立へ=政府が工事中止受け入れ
時事通信 3月4日(金)12時26分配信
政府は4日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐる代執行訴訟で、福岡高裁那覇支部が示した工事中止を含む和解案を受け入れる方針を決めた。
沖縄県側は和解案を受け入れる立場のため、国と県の和解が成立する見通しとなった。
安倍晋三首相は4日昼、首相官邸で中谷元防衛相、岸田文雄外相、島尻安伊子沖縄担当相、岩城光英法相ら関係閣僚と訴訟への対応をめぐり協議した。この後、中谷氏は「和解案を受け入れることを決めた」と記者団に述べた。
裁判所が示した和解案のうち、暫定案は国が代執行訴訟を取り下げて移設工事を中止し、県と再び協議するとの内容。政府は当初、工事中止は受け入れられないとして、和解案には慎重だった。しかし、国と県の訴訟合戦の事態は、移設計画を進める上で好ましくないと判断した。
沖縄県側は和解案を受け入れる立場のため、国と県の和解が成立する見通しとなった。
安倍晋三首相は4日昼、首相官邸で中谷元防衛相、岸田文雄外相、島尻安伊子沖縄担当相、岩城光英法相ら関係閣僚と訴訟への対応をめぐり協議した。この後、中谷氏は「和解案を受け入れることを決めた」と記者団に述べた。
裁判所が示した和解案のうち、暫定案は国が代執行訴訟を取り下げて移設工事を中止し、県と再び協議するとの内容。政府は当初、工事中止は受け入れられないとして、和解案には慎重だった。しかし、国と県の訴訟合戦の事態は、移設計画を進める上で好ましくないと判断した。
辺野古訴訟が和解、 政府の狙いはどこに?
TBS系(JNN) 3月4日(金)18時19分配信
アメリカ軍普天間基地の移設問題で、国と沖縄県は、名護市辺野古沿岸部の埋め立て工事を中止した上で、事実上、裁判を一本化し、その判決が出るまでに解決に向けた協議を行うなどとした裁判所の和解勧告を受け入れることで合意しました。国と県は去年も工事を中断して協議しましたが、決裂しました。本当に一致点を見いだそうとしているのでしょうか?今回の合意は、確かに言葉の上では「和解」ではあるんですが、実態としては、対立の構図は何も変わっていません。今回の和解の最大のポイントは、国と沖縄県での訴訟合戦となっていた裁判を事実上、一本化して、その判決が出れば、双方ともその結果に従うと明記したところです。
判決が出るまでの間に国と沖縄県は解決に向けた協議を続けるわけですが、まとまらないまま判決が出れば、お互い文句は言わずに従うと決めたわけです。
安倍総理は翁長知事に「円満解決に向けて話し合いを進めていきたい」と述べましたが、政府側には、辺野古沿岸部を埋め立てて普天間基地を移設する計画を白紙撤回する考えはありません。
あくまでも辺野古移設が問題解決の唯一の方法だと沖縄県側を説得し、受け入れられないなら裁判の結果に従うという、お互いにとって極めて厳しい直接対決が始まったといえます。(04日17:53)
最終更新:3月4日(金)18時19分
米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡る政府と沖縄県の和解は、とりあえず最終決着を先延ばししたにすぎない。和解成立は政府と県の当面の政治的な思惑が一致したためで、移設をめぐる根本的な対立が解決する見通しは立っていない。
政府が和解を受け入れたのは、夏の参院選と6月の沖縄県議選を控え、世論をにらんで、対立を回避する姿勢をみせる必要があると判断したためとみられる。
福岡高裁那覇支部が示した勧告案は、「沖縄対日本政府という対立構図になっている」と指摘した。政府と県が泥仕合を繰り広げ、解決策が見通せない状況は双方にとってプラスにならない。
安倍晋三首相は受け入れ理由について、「延々と訴訟合戦を繰り広げ、こう着状態となる」と説明した。首相主導での譲歩を演出することで、実行力をアピールすることも狙ったとみられる。
和解で国は工事を中止し、双方は話し合いのテーブルに着く。しかし、政府も県も移設を巡る従来の主張を変えたわけではなく、今後、歩み寄るという見通しもない。結局は、国は知事の埋め立て承認取り消しについて地方自治法に基づく是正指示を出し、それを契機に再び訴訟となる。
移設問題の根本にあるのは安全保障を巡る国と地方の関係だ。今回の和解が普天間問題の解決にそのままつながるわけではない。【野口武則】
狼魔人日記 より転載
沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。
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これまで裁判長は「暫定案」「根本案」と二つの和解案を提示していた。
それぞれ両者の合意がなければ成立しないとのことで、修正案が水面下で検討されていた模様で、今回の第三の和解案がに国が同意したらしい。
修正案のキモはこれ。
>沖縄県側が前向きに検討するとしてきた暫定案を修正した新たな和解案を示しました。
>新たな和解案では、国と沖縄県の間で行われている裁判をすべて取り下げ、工事を中止したうえで、国が、翁長知事が行った埋め立て承認の取り消しの是正を指示するよう求めています。
>そして、沖縄県側がこれを不服とする場合には、国の是正指示を取り消す裁判を起こし、この裁判の結果に双方とも従うとしています。
国が進めている辺野古の工事を一時中止することにより、翁長知事の顔を立てて、仕切りない押しの裁判の判決に双方が従がう、というもの。
裁判の間、工事は多少遅れるものの、結局国が勝訴。
・・・ということであろう。
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2/23
代行訴訟で敗訴し、八方塞の翁長知事が起死回生の最後の策で参院選に打って出るという噂を聞く。一方、一強を誇る自民党政権に対抗するには野党再編のシンボルが欲しい共産党が民主党に提携を呼びかけたが、流石のフランケン岡田も、共産党との提携に躊躇した。その隙に、「担ぐ神輿は軽いほうが良い」を政治モットーにする小沢一郎氏が野党再編に割って入ってきた。山本太郎より翁長知事の方が、「安倍政権と闘う知事」として利用価値が高いと見たのだろう。
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2/22
>「翁長氏を全面的に応援し、国会でも共に闘っていく」と述べた。支援団体主催の集会で語った。
「国会でも共に闘っていく」とは、意味深な発言。
>基地問題を解決するため野党共闘を実現し、次期参院選、衆院選で政権を取る必要性も強調した 野党再編を自分の力で実現したい小沢一郎氏にとって、全国的に「闘う知事」としての知名度抜群の翁長知事は、打倒安倍政権の切り札として翁長知事の「挫折」は渡りに船である。 翁長知事と小沢一郎氏の接近は、必ずしも不可能ではない。だぼハゼのような小沢氏は何にでも喰らいつく。そうそう、共産党との提携は躊躇した民主党は現在、維新の党との合併を模索中だが、いずれにせよ「オール日本」のシンボルが必要だ。今後の翁長知事の動きに目が放せない!
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>「根本案」について、県は15日の第4回口頭弁論後の進行協議で「内容を公開できない以上、与党などと協議もできず、対応を判断できない」と裁判所に伝えた。県側が判断できない以上、根本案での和解協議は決裂する見通し。
>一方、国が代執行訴訟を取り下げて埋め立て工事を停止した上で、新たに解決に向けて双方が協議する「暫定案」については、県は国側が応じるのであれば「受け入れる」と回答する方向で調整している。
「根本安」について公開されていないという理由で、受け入れ拒否するのは可笑しい。
当事者である県は内容を知っているはずだから、受け入れ可能か否かは自分で判断すべきもの。 非公開のせいにすべきものではない。
いずれにせよ、ここではっきりした事実は次の諸点。
1)二つの和解案の中、裁判長は「根本案」を優先勧告している。
2)県は「根本案」は受け入れ拒否。(「暫定案」は前向きに検討)
3)国は「根本案」には修正案で検討中
二つの和解案は両者の受け入れが条件であるため、いずれも決裂の可能性が極めて高い。
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2/20
さて、代執行訴訟の第4回口頭弁論で、翁長知事は「判決が確定したら、『埋め立て取り消し』を取り消す」との言質を取られ、逃げ場のない袋小路に迷い込んでしまった。
29日の第5回口頭弁論では稲嶺進名護市長が証人尋問を受けるが、国側はこのときも翁長知事と同じ質問を稲嶺氏にぶっつけ、言質をとる公算が大きい。
そうなると、今後の展開はどうなるか。
「♪ 辺野古移設反対 ♪」・・・・は封印されることになる。
歌を忘れたカナリヤは背戸の小藪に埋けましょか。
いえいえ、それもなりませぬ
歌を忘れたカナリアは
頭を丸めて仏門へ
懺悔の日々を勧めます