朝日新聞が黙殺し、韓国紙が評価した百田尚樹の問題作
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3月12日、西宮市で行われた百田尚樹氏の新刊『カエルの楽園』の発売記念サイン会に対して、「サイン会を爆破する」という脅迫電話がかかってきた。結局、不審物は発見されなかったので、悪質ないたずらだったようだが、明らかな言論弾圧行為だ。ところがこの事件を大きく扱う新聞は少なく、報道された場合でも書名には一切触れられていない。
そのような弾圧行為にもかかわらず『カエルの楽園』は発売直後から各書店で1位を獲得し、14万部突破のベストセラーになっている。現在の日本を取り巻く安全保障環境を戯画化したような内容は、ネットを中心に大きな話題を呼び、「子どもに読ませたい」「もう息子に読ませました」といった感想もSNS等で広がっている。
ベストセラー作家の新作で、社会性を帯びたこうした作品がこれだけ読まれているということは、それなりの話題性のあるトピックだと思われるが、新聞の反応は押しなべて鈍い。これまでのところ、佐賀新聞がコラムで、毎日新聞が夕刊書評で取り上げただけという状況である。当然のことながら、百田氏の「天敵」とも言える朝日新聞は完全に無視している。まるで同書に注目が集まっては困るかのような反応だ。
北朝鮮は国際社会のルールを破り続け、もはや中国の言うことですら聞かなくなってきている。米韓の軍事演習に対しても過剰な反応を示して、挑発的な言動を繰り返すばかりだ。そのため、韓国内では一時期は中国に配慮して見送っていたミサイル防衛の本格的配備も現実味を帯びてきている。