パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

「激しい怒り、全力を尽くす」日本と、「狂信者には屈しない」とイタリア

宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成28年(2016)7月4日(月曜日)
          通算第4954号
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ダッカのISテロの対応、日本とイタリアは、こうも違うのか  「激しい怒り、全力を尽くす」日本と、「狂信者には屈しない」とイタリア

**********************

 ダッカで起きたISのテロは、日本人七名、イタリア人九名、
アメリカ人ひとり、インド人一人の痛ましい犠牲者が出た。テロの犯人はバングラの裕福な家庭の息子等で、大学へ通う高学歴、インテリでもあった。

 高級住宅地のならぶダッカの新興地域には米国、日本、韓国、
露西亜の大使館があり、付近は近代的なビル、瀟洒なショッピングモール、贅をこらしたレストランが並ぶ。バングラの庶民から見れば高嶺の花、スーパーに入っても並んでいる商品が違う。
 襲われた高級レストランは、この地域にあった。

 筆者はバングラへ二回行っているが、十数年前に「
バングラの東大」と言われるダッカ大学へ行った折、マオイストのポスターがキャンパスに張り巡らされていて驚いたものだった。ベンガルマオイスト武装している。

こんどはISの洗脳を受けた若者が突出した。
なにしろ日本より狭い国土面積に、
日本より多い人口を抱えるバングラデシュ。貧困と隣り合わせ、突然の狂気。先日のイスタンブール空港のテロ事件でも、筆者はその三日前に、あの空港ロビィにいた。
 テロに隣り合わせにいることを誰もが自覚した。

 日本の対応は「遺族への弔意」「特別機」そして、テロへの怒気、
各国と協調してテロの対応に全力を尽くす」である。

 イタリア首相はダッカテロで何と発言したか。
 イタリアは違った。レンツォ首相は「イタリアは団結している。
われわれはISなど狂信者には屈しない(撲滅まで断固戦う)」と言った。
 日本の首相の発言には戦う姿勢が弱くないか。

       ◎○◎み○○○や△○○ざ○○○き▽○○