相模原消防署管轄救急隊並びに 東京都、隣接の市町村の救急隊員のご尽力ご苦労さまでした。
相模原市あるいは東京都 神奈川県は 関係消防職員がこれからも円満に救急業務に当たれるように
事件に対しての
対応治療 を早急に開始してください。
<相模原殺傷>消防の隊員「あまりに悲惨な状況に絶句」
26日、入所者19人が死亡、26人が重軽傷を負った相模原市緑区千木良の知的障害者施設「津久井やまゆり園」。事件現場となった津久井やまゆり園で救急救命活動に当たった相模原市消防局の隊員たちが26日夕、記者会見して現場の惨状を明らかにした。
【現場の様子を写真で】
市消防局は午前3時ごろ、県警津久井署からの連絡を受け指揮隊、消防隊、救急隊、救助隊の8人がまず出動した。この時は「負傷者3人」との情報しかなかった。隊員は約20分後、現場に到着し津久井署員と合流した。
「人命が最優先」。隊員は細心の注意を払いながら、敷地内に足を踏み入れた。屋外に入所者の姿は見当たらなかった。入所者の部屋がある西棟1階から施設に入ることを決断した。薄暗い明かりが足元を照らす廊下には血痕があり、複数犯行説も捨てきれない中、隊員は施設職員の案内で廊下を進んだ。
うずくまって震える人、かがんで身動きすらできない人、「助けてくれ」と訴える人が目に入る。隊員は施設職員の協力を得て、負傷の度合いに応じ治療の緊急性を判断する「トリアージ」をした。
入所者の部屋は更に凄惨(せいさん)だった。ベッドに倒れ込んで動かない入所者は既に心肺停止の状態だった。傷は頭、首、肩などの上半身に集中していた。津久井消防署の小泉伸二警備課主幹は「心づもりができているつもりだったが、あまりに悲惨な状況に絶句した。隊員の安全も考えながら無我夢中の活動だった」と明かした。
20~50代の男女4人が搬送された東京医科大学八王子医療センター(東京都八王子市)の新井隆男・救命救急センター長によると、全員が血まみれで、うめき声を上げている人もいた。4人とも首を刺され、傷が深さ4~5センチに達していた人もいた。新井センター長は「首ばかりを狙ったのか。強い(殺害の)意図があるとの印象を持った」と語った。【長真一】
PTSD どんな病気か
死を意識するような強い体験によって心理的なトラウマ(外傷)が生じ、以下の特有の症状を生じる障害です。
ここでいう体験とは、事故、災害、戦闘、虐待、犯罪(暴力、強姦など)によって自分が死にかけたり、親しい人が死んだり、死にかけるのを目撃することです。子どもの場合には、虐待や無視・放置、他者の被害の目撃が成人以上に外傷となり得ます。単に、人から悪口をいわれたとか、裏切られたなどの体験は含まれません。
そのような体験のあとで、次の3つの症状が生じ、少なくとも1カ月以上続き、かつ生活や仕事に大きな影響を与えているものをPTSDといいます。
●侵入症状 (再体験、フラッシュバック)
体験の記憶が再生産されることをいいます。その形式として、次のいずれかをとります。
(1)誘因なく思い出される(子どもでは外傷に関係した遊びの反復)。
(2)悪夢にみる(子どもでは内容不明の悪夢)。
(3)フラッシュバック、体験に関する錯覚・幻覚(子どもでは外傷に関する振る舞い)
(4)外傷に関連した刺激による主観的な苦痛
(5)同じく自律神経症状を示す。
●回避と麻痺
苦痛な体験が思い出させられることを避け、記憶を意識から切り離すことです。普通は次のうちの3つ以上の症状がみられます。
(1)慢性的な無力感、無価値感が生じ、まわりの人間とは違う世界に住んでいると感じる。
(2)感情や関心が狭くなり、人を愛したり喜ぶことができない。
(3)外傷記憶の部分的な健忘
(4)外傷に関連した刺激を避けようとする。
●過覚醒
常に危険が続いているかのような張りつめた状態をいいます。交感神経系が緊張し、些細な物音などにも反応し、パニックとなりやすくなります。次のうち2つ以上の症状がみられます。
(1)入眠困難
(2)いらだち
(3)集中力の低下
(4)張りつめた警戒心
(5)些細なことでの驚愕