「中国理解のためにはチベット理解を」ロブサン・センゲ主席大臣が日本で訴え
東京
首席大臣は、2,500年の歴史を持つチベット仏教は50年の歴史しか持たない中国共産主義よりも長続きすると述べた。
「両者の歴史には比べ物にならないほどの差があります。私たちはあと2,500年繁栄するでしょう。私たちの繁栄の礎にあるのは仏教文明です。」
首席大臣は、中国を理解するにはチベットの理解が必要だと述べた。
「中国は、最近、他国にインフラやエンターテインメント施設を構築し、他国の指導者と協力しています。これはかつてチベット侵攻時に中国政府が用いた拡張戦略です。」
首席大臣は、中国政府がダライ・ラマ法王の死後にチベット問題が消滅すると考えていることは大きな誤りだと述べた。
「誤った考えにより、中国は今、台湾を失おうとしています。台湾では今、中国人よりも台湾人を第1に考える台湾ファーストのナショナリズムが高揚しています。時代は今私たちの方を向いています。私たちが主流になります。」
また、首席大臣は、ダライ・ラマ法王の転生者認定に介入する正当性、権限は中国政府にはないと語った。
首席大臣は、チベットは繁栄を取り戻し、ダライ・ラマ法王はチベットへ帰還すると述べた。
「マハトマ・ガンジーは、真実と非暴力が勝利すると述べました。マーティン・ルーサー・キングは、山の頂上にたどり着けば自由が勝利すると述べました。ですから、私たちが勝利することができるようになるまで、私たちとともに歩き、ご支援いただければと思います。」
首席大臣は、千葉工業大学の支援が個人の学生の教育だけでなく、チベットに対しても長期的な恩恵があると述べ、感謝の言葉を伝えた。
「教育を受けたチベット人を生み出すことは、長い目で見ると、チベットにとっての大きな恩恵となります。これは最大の資産と言えます。日本は世界で最も発展した国の1つですが、それは、教育の進歩によるものです。」