2017年06月14日18時53分
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中国が、インドとの国境に戦車を配備
中国が、インドとの国境に近いチベット自治区に戦車を配備しました。
中国のテレビによりますと、中国はチベット自治区に戦車を配備することにより、地域におけるインド軍の増強と、インドの勢力拡大を阻止しようとしています。
インドと中国はいずれも、互いの領土の様々な地域の領有権をめぐり、自らの見解を主張しています。
インドの実効支配下にある同国北東部アルナチャル・プラデーシュ州は、インドと中国の国境紛争地帯であり、中国側は、蔵南地区と呼ぶ同州の大半の領有権を主張しています。両国はこれまで20年以上にわたり協議してきましたが、今なお国境紛争の解決に成功しておらず、1962年にはこの地域の領有権をめぐる衝突も発生しています。
アルナチャル・プラデーシュ州はには、チベット自治区の3つの区域が含まれており、現在はインドが実効支配していますが、中国はこれまでに何度もこれらの地域の領有権を主張しています。
こうした対立にもかかわらず、中国はインドにとって最大の貿易相手国であり、両国の年間貿易額は700億ドルに上るとみられています。
エベレスト登頂後にチベット側からネパールへ入国 男に国外退去処分
2017年06月14日 23:32 発信地:カトマンズ/ネパール
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/9/5/280x/img_95d4842e46918b36c6e588f5f9adeee3201481.jpg ネパールのテングボチェから見たエベレスト(2017年5月4日撮影、資料写真)。(c)AFP/PRAKASH MATHEMA 写真ギャラリーをみる
【6月14日 AFP】ネパール政府は14日、中国のチベット(Tibet)自治区側から世界最高峰エベレスト(Mount Everest、標高8848メートル)に登頂し、ネパール側へ違法に山越えして入国したポーランド人の男を国外退去させると発表した。
ポーランド人のヤヌシュ・アダム・アダムスキ(Janusz Adam Adamski)さん(49)は先月、チベット側の北稜ルートでエベレストに登頂し、南側のネパールへと下山した。しかし、アダムスキさんはネパールの入国査証(ビザ)も南側に立ち入る許可も得ておらず、中国当局に入山料を支払い、チベット側から登山する許可を得ていただけだったという。
ネパールの入国管理局の幹部はAFPの取材に対し、「ネパールの入国管理法に違反したことが発覚したため男を国外退去させ、今後1年間入国を禁止する決定を下した」と語った。先週アダムスキさんは10年間のエベレスト登山禁止処分が科されたが、当局は許可なくエベレストに登った者に科される罰金2万2000ドル(約240万円)は免除していた。
一方、観光局の報道官の話によると、アダムスキさんが「登頂した際は一人であったことと、体調がすぐれなかったため、北側から下山すると生命に危険が及ぶ不安があった」と訴えたため、「ネパール政府として穏便に対処した」という。