ベットのトークセッションのご案内

カルチャートークセッション　チベット×hibiki　～チベットを旅して　人類の叡智をみつけた～

チベット（現）、中華人民共和国、ブータン、インド、ネパールなどの国々にまたがるチベット文化圏は、どこまでも澄んだ空気に包まれた高原地帯の中にあります。チベットの人々は中国共産党から50年以上も弾圧を受け続けて、質素に暮らし、耐え忍び続けながらも、心の世界には豊かさが広がっていました。それは、高度な精神文化が今も尚、悠久な時を超えて受け継がれているのでした。
　チベット圏を3か月取材したドキュメンタリー映像作家の亭田歩氏と、チベット文化圏空所の野口リンジン氏のトークセッションでは、チベットの人々の心の豊かさの秘密であり、古来、チベットの人々に受け継がれている「叡智」を紐解いていきます。

●トークセッション

第1部：先住民族とは何か？
第2部：チベットの今
第3部：チベット民族からの学び
第4部：これからのチベット

●スケジュール
　13：30　会場
　14：00　スタート
　　第1部～第4部　適時休憩
　16：00　終了
　
●会場:三田高野山　弘法寺（元　龍生院）　東京都港区三田2-12-5

●交通のご案内
　◆電車でお越しの場合
　JR「田町駅」徒歩8分
　都営三田線・浅草線「三田駅」徒歩6分
　都営大江戸線「赤羽橋駅」徒歩7分
　◆バスでお越しの場合
　東急バス東98系統「慶應義塾東門」徒歩0分

●亭田歩（ていだ　あゆむ）映像作家
世界の先住民族を訪ねて、彼らに先祖代々から伝わる叡智を紡ぐ旅を、約10年間続けているドキュメンタリー映像作家。これまでに、オーストラリアのアボリジナル、アイルランドのケルト民族、アラスカのクリンキット族、ネイティブ・インディアンのホピ族、台湾の原住民族、ネイティブ・ハワイアン、日本のアイヌ民族、グアテマラ・メキシコユカタン半島のマヤ、アフリカ・ケニアのマサイ族、フィンランド・ノルウェーのサーミ、そして2018年7 月から3か月間、中国・ネパール・インドのチベット文化圏をを旅して来た。ドキュメンタリー映画「響き」を20 20年公開にむけて製作している。公式HP:http:// www.hibiki12tribes.com/

●リンジン・ギャリ・野口　チベット文化研究所
チベット　カム地方領主の娘として生まれる。1959年中国の侵略よりに法王ダライ・ラマがインドに亡命した後を追い、インドに亡命。インドにてで日本来日32年目、二児の母。１９８５年から四年間にわたり、チベット亡命政府のあるインドのダラムサラに遊学、チベット語とチベット仏教を学ぶ。チベット文化研究所、和光大学、拓殖大学にて、チベット語の講師として活躍中。
翻訳書にダライ・ラマ『愛と非暴力』『ダライ・ラマ宗教を越えて』、シャカッパ『チベット政治史』、トンドゥプジャ『チベット現代文学の曙ここにも激しく躍動する生きた心臓がある』(共訳)

ーーーー以下　亭田監督　コメントーーーー

ドキュメンタリー映画「響き〜RHYTHM OF DNA〜」 (撮影中）
HIBIKI 第11章〜チベット〜　撮影期間：2018年7月7日〜9月16日

僕は世界の先住民族を訪ねて、彼らに先祖代々から伝わる叡智を紡ぐ旅を、約10年間続けているドキュメンタリー映像作家である。これまでに、オーストラリアのアボリジナル、アイルランドのケルト民族、アラスカのクリンキット族、ネイティブ・インディアンのホピ族、台湾の原住民族、ネイティブ・ハワイアン、日本のアイヌ民族、グアテマラ・メキシコユカタン半島のマヤ、アフリカ・ケニアのマサイ族、フィンランド・ノルウェーのサーミ、中国・ネパール・インドのチベット民族を旅して来た。
チベット文化圏を旅したのは、2018年夏。約3ヶ月に及んだ旅は、中国当局によるチベット民族弾圧政策によって、困難を極めたが、ご縁を頂いたチベットの方々のご尽力により、実りの多い取材となって、無事に帰国出来た。チベットは、慈悲の心と出会う旅だったと言い切れる。そして、今も中国当局の厳しい弾圧の中にいるにもかかわらず、チベット民族が慈悲の心を見失わずにいられるのは、やはりダライ・ラマ法王様の存在である。旅をしていて、どの村でも、法王様を肌で感じることが出来る。それは未来に繋ぐ希望であり、チベット民族が永遠に続いてゆくことを確信するものであった。僕は世界の先住民族と生活を共にし、彼らが大切にしているものと出会って来た。それは、人類の普遍的価値観。1万年前から変わらないもの、1万年先まで変わらないもの。チベット民族の慈悲の心は、人類にとって失ってはならない叡智である。
（ドキュメンタリー映画「響き〜RHYTHM OF DNA〜」監督　亭田歩）