パルデンの会

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中国「五中全会」、次期後継を示唆する人事はなかった

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宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和2年(2020)10月30日(金曜日)
        通巻第6684号 
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 中国「五中全会」、次期後継を示唆する人事はなかった
  「中国的特色をいかす『大国外交』を実践する」そうな
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 10月29日、四日間にわたった中国共産党第十九期第五回中央委員会総会(五中全会)が閉幕した。開催場所も明示されず、五中全会の議事進行は秘密裏に進み、終了後、コミュニケが発表された。

結局、決まったことは何かといえば、2035年までに『先進国』並みを実現し、その前に建軍百周年を迎える2027年までに、中人民解放軍を「完全に近代化」達成すること、経済は国内外両輪で発展させる(双循環)ことなど。

 具体的には2035年までに一人当たりのGDPを先進国並みの3万ドルにしたいとすることだが、貧富の格差が天文学的に開き、ジニ係数が0・62という体質
しかも四千年にわたってシナ人に染みこんだコアパーソナリティを変革することは殆ど不可能だろう。
農村では一ヶ月2万円以下で暮らしている人々が数億もいる。

 人事が発表されるという一部の観測があったが、筆者の情報筋からは「今度の大会で人事異変はない」と事前予測が強く、その理由を「習近平は終身皇帝を狙っているからだ」と説明した。

習の子飼いのなかでも、李強(上海市書記)、丁せつ祥(中央弁皇室主任)、陳敏爾(重慶市書記)、李希(広東省書記)らが政治局常務委員へ昇格するなどという予測もあった。軍人も習のお友達が軍事委トップを飾っており、移動が行われると予測された。いずれも発表がなかった。
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