パルデンの会

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 中国原子力発電所で放射能が漏洩か   中国が否定する前にフランスが「事故ではない」と会見

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宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)6月16日(水曜日)
通巻第6950号  
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 中国原子力発電所放射能が漏洩か
  中国が否定する前にフランスが「事故ではない」と会見
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 6月15日、中国広東省の台山原子力発電所で、放射能漏洩があったと米国メディアが伝えた。
 位置的には広州市の南、もちろん原発は海辺に位置する。もし漏洩が危険なレベルで、そのうえ偏西風が強いと、すぐに香港、そして台湾へ流れ出す。

 中国は現在、三十一基の原発を稼働させており、海南島に3基、広東省に数基に加えて福建省(四基)から山東(参基)、遼寧省に四基と沿岸部に点在する。
 それにくわえて、二十三基の原発をあらたに建設中である。

 (物騒な話だなぁ)。日本との距離から言えば、これらの全てが偏西風にのると、日本にやってくる。そのためか、日本は7ケ所に放射能を計測するモニタリング拠点を設けている。

 さて中国はもちろん「安全は保たれており、事故ではありません」と否定したが、その前にフランスが「事故ではない」と声を挙げた
なぜ? 調べると当該原発はフランス製、しかもメインテナンスはフランスの「フラニトム」社が担当していた。

 日本の福島原発の「処理水」を「汚染水」とイチャモンを就け、いまもって福島産の農産品を輸入しない。ところが、自国の原発事故となると、すぐに安全ですと断定的なのは、政治宣伝のうまさに卓越していることを示唆する。日本はメディアの過大で誇張の夥しい事故報道によって、次世代エネルギーの根幹を奪われた。
   ◎☆◎◎み☆◎□☆や□◎◎☆ざ◎◎□☆き◎☆◎◎