パルデンの会

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やはり タリバンは 戦闘員による「反体制派狩り」を強行中、  悪の国中共が武器供与の約束をして国として認めようとする。 悪人同士つながる。

 

進む「反体制派狩り」、死者も タリバン首都制圧1週間 アフガン

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時事通信

20日、アフガニスタンの首都カブールでタリバン戦闘員立ち会いの下、行われた金曜礼拝(AFP時事)

 

銃撃、拉致された女性記者 タリバン「女性尊重」の裏で

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8月2日、イスラム主義勢力タリバンと闘う地元軍閥を取材するエストライ・カリミ記者(中央)。この後、タリバンに一時拘束された=アフガニスタン西部ヘラート州、本人提供
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 アフガニスタンイスラム主義勢力タリバンが権力を掌握し、ガニ政権が崩壊してから22日で1週間となる。タリバン執行部は「イスラム法の範囲内で女性の権利を尊重する」と主張しているが、旧タリバン政権下で女性を抑圧した過去があり、国際社会は女性の人権が守られるのか強い懸念を抱いている。女性が拉致されたり、職場から追い出されたりする事例は後を絶たない。社会は圧制の時代に逆戻りしてしまうのか。

 「州都を包囲するタリバンの戦闘部隊に見つかり、銃撃された。記者人生で最も死に近づいた瞬間でした」。地元メディア「パジュワク・アフガン通信」の女性記者エストライ・カリミさん(38)は、朝日新聞の取材に応じ、証言した。

 西部ヘラート州で今月2日、夫が運転する車で取材先に向かっていた。銃声が響き、とっさに顔をうずめた。耳元でサイドミラーが「カン! カン!」と弾をはじいた。

 戦闘員に取り囲まれ、夫婦は拉致された。カリミさんはモスクの脇にあるタリバンの施設で尋問された。「運転席の男は誰だ。女が夫や兄弟の同伴なしで出歩けると思っているのか」と憤激するタリバン幹部に、夫だと説明した。

 「どこに行くつもりだ?」と…

 

FIFA、アフガン女子サッカー選手の緊急退避を各国政府に要請

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BBC News

FIFA、アフガン女子サッカー選手の緊急退避を各国政府に要請

(c) BBC News

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宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)8月22日(日曜日)
通巻第7023号  
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 また中国人エンジニアを狙った テロ。パキスタンで頻発
中国はパキスタン政府の対応を非難。もっと効果的な方法を採れ
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 8月18日にパキスタンの南西部グアダルで自爆テロ。標的は中国人エンジニアへの自爆テロだったが、附近で遊んでいた子供ふたりが犠牲になった。中国人は重症を負った。中国政府は「取り締まりがなっていない。もっと適切で効果的な方法を採れ」と命令口調でパキスタン政府を非難した。「もっと効果的な方法」って? 血の弾圧しかあるまい。

 7月14日に中国の「一帯一路」プロジェクトの目玉=ダス・ダム現場附近で、中国人エンジニアを乗せたバスが自爆テロの標的となった。13名が死亡、このうちの9名が中国人。ほかに28名が重軽傷を負った。中国は李克強首相自らがイムラン・カーン首相に直接、電話を掛けて、特別調査隊の派遣を決めた。
 パキスタンのクレシ外相は、「このテロの背後にはインドとアフガニスタンの情報機関が絡んでいる」と証拠を挙げずに発表した。

 その直前にもカラチでモーターバイクに乗ったガンマンが、中国人を標的にして銃撃する事件がおきた。バロチスタン州の独立を訴える「BLF」(バロチスタン解放戦線)が犯行声明を出した。

 それまでにもクエッタの中国大使の宿泊ホテルが自爆テロに襲われ、五名が死亡した(大使は外出中で無事)。カラチの証券取引所襲撃を受けたりもした。このため中国人労働者は次のテロを恐れ、現場へ向かうバスなどはパキスタン政府正規軍が護衛している有様となっている。
 なぜ、こういうテロ事件が頻発するか、なぜ中国が標的なのか。
 基本的にバロチスタン州はパキスタンに属していること自体が不満であり、独立するのがふさわしいと多くの住民が考えているからだ

 ところがバロチスタン州の住民には一切の相談もなくグアダル港を中国に売り渡し、鉱物資源開発にも州政府の関与は制限され、利権中央政府にゆくことへの不満が鬱積しているのである。

 バロチスタン藩国は17世紀に成立し、紆余曲折を経たものの独立した国家だった。英国に植民地化されたがパキスタン統治は分離状態だった。英国は1947年にカラード藩国(バロチスタン)としての独立を一旦認めた。ところが48年にパキスタンとの合邦を決めたためバロチスタン州の独立戦争が勃発、結局、パキスタンに降伏し、併合された。

 じつはバロチスタンはパキスタン総面積の42%を占める最大の面積(日本より広い)。人口は1300万人だが、おおかたが貧困に喘ぎ、識字率は30%しかない。
 重要なガス資源も開発に関与できず、あまつさえバロチスタンはパキスタンの地下核実験場に利用された
まるで中国が新彊ウイグル自治区を植民地の如くに扱い住民をジェノサイドとしているようなものだ(実際にバロチスタン州民らは、パキスタンによるジェノサイドをやめさせろと国際社会に訴えるデモを行っている)。

 州都のクエッタはアフガニスタンカンダハルと直通道路が繋がっており、アフガニスタンからのテロリスト、武器などが流れ込んでいるとされる。バロチスタンのスレイマ国王陛下は外国に亡命している。2017年に緊急に来日されたこともある。

国内では「バロチスタン独立」を叫ぶ武装組織が三つ存在する。
 BLA(バロチスタン解放軍)は、一時ロシアが支援していた。理由は彼らがパキスタンと軍と警察を標的とすれば、パキスタンの軍事的パワーを牽制できるからだ。

 BRA(「共和国軍」も往時は強い組織があった。2006年に結成され、公安部隊と警察を標的にした。

 BLF(バロチスタンン解放戦線)は現在、もっとも活動的な武装組織である。
結成も古く1964年、独立を目指し、イランの支援を受けてきた。1973年から77年の独立を目指す武装蜂起では、1・2万人が犠牲となった。爾来、活動は地下に潜った。
 こうした独立運動を封じ込めるためにパキスタン政府は血の弾圧を展開してきた。殺害されたジャーナリストだけでも40名。弾圧が強まれば、怨念は沈殿し、テロ活動は凶暴化する。そのうえ反中国感情が加わっている。
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