パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

インバウンド事業で中国からの大量の旅行客を予定しているようだが、国内事情で チャーター船で、来ていた中国人のパスポートはすべて取り上げられて廃棄された事、パスポートの再発行は無理、外貨の持ち出しや カードの規制もひどい事、経済人は知らないのか?????   共産党大会前、ゼロコロナ解禁できず中国国内観光にも異変   国慶節連休に九寨溝観光初日、たった一人しか観光客がなかった

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)10月13日(木曜日)弐
         通巻第7490号  
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共産党大会前、ゼロコロナ解禁できず中国国内観光にも異変
  国慶節連休に九寨溝観光初日、たった一人しか観光客がなかった
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 日本は外国人のツアーを解禁し、国内ではクーポンを発行するなどして死に体にあった観光産業の復活を企図している。

 日本の観光業界がもっとも期待する中国人ツアーはまだ実現しない。なにしろ習近平のゼロコロナ政策を党大会までにひっこめるわけにはいかないのだ。
 皇帝がいちど言い出したことをそう簡単には改められないのが中国独裁体制における硬直性である。

 さてゼロコロナの影響は中国の国内観光でも如実に出た。
国慶節の連休を利用して四川省世界遺産九寨溝」を訪れた観光客がたったの211人だったそうな。例年なら数万が押しかける名勝地である。今年は厳しい新型コロナウイルス感染対策が導入され、閑古鳥が鳴いたのもコロナ対策の徹底ぶりが影響したという。

 なにしろ九寨溝に行くには(1)出発前の5日間で3回、(2)]到着後の3日間で3回のPCR検査を義務付け、それまでは入場券を購入さえできないとういう体勢が取られた。
 このため九寨溝への連休初日の来訪者はたった1人だった。昨年同期の観光客は17万人を超えていた。
連休中、例年なら凄まじい人出があるチベット自治区や新疆ウイグ自治区雲南省海南島など観光地でも、観光客が激減した。

 九寨溝ユネスコ世界遺産で、標高3400mから2000mの高地に百を超える棚田風の湖沼が連なる。岷山山脈から流れ出た水が滝を形成し、この作用で、棚田のような独特な湖沼風景が出現するのである。

エメラルド色の水は透明度が高く、日中に青、夕方にオレンジとかの色の変化を楽しめる。またパンダの生息地の一つでもある。

二十年ほど前に筆者も九寨溝へ行った。当時は成都からバスで11時間を要した。2003年に九寨黄龍空港が開港し空港から90分で行けることになったが、気象条件がわるく欠航ばかりとういう。

鉄道では成都から蘭州への成蘭線が建設中。開通すると成都東駅か九寨溝鉄道駅まで2時間に縮小されるが、そのころまで観光客が回復しているだろうか? 

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