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松田学通信vol.237 2022.10.18
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1.松田学 コラム
自公政権には中国に毅然と向き合えない構造がある
~安倍氏の死から私たちは学んでいかなければならない~
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この一週間、注目されたニュースは何かといえば、やはり日本周辺
国三兄弟」の脅威でしょう。まずロシアですが、クリミア大橋爆破
ーチンの怒りでキエフがミサイル攻撃を受けました。プーチンとし
シア主義などではなく、ロシア語を話す住民を弾圧から解放して再
を話せるようにする、4州の併合をもってウクライナ侵攻目的は達
して停戦を望んでいると考えてもおかしくありません。
戦争を長引かせているのはむしろNATO側だとみることもできま
イナへの武器支援を強化することで軍事利権は大喜び?米国の中間
戦争をやめない?ただ、こうしてロシアを追い詰めることで浮上し
核戦争のリスクです。現実にあり得るとされる戦場での戦術核の使
く、ロシアは恐ろしい最終兵器「ポセイドン」を開発中だとか…。
核魚雷攻撃で起こる放射能入りの高さ500mの津波は、ニューヨ
パイアステートビルまで飲み込み、米国内陸部500Km先まで到
次に、こちらも海中深くからSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)
発中の北朝鮮ですが、昨年から今年8月までに26回もミサイル発
ました。その大部分は試射だったのですが、9月25日から10月
7回の発射は、開発が終わって実戦配備した後に軍が訓練を行う「
だったことを金正恩が明らかにしています。
そして中国。米国にも届く大陸弾道弾ミサイル(ICMB)を保有
される同国では10月16日に5年に一度の中国共産党大会が開幕
説では、軍事力を使ってでも台湾統一を必ず実現させることが強調
という言葉がちりばめられていたそうです。米国からのデカップリ
ては独自の技術開発を強調しています。
これら三兄弟を隣国とする日本はこれからも専守防衛で本当に大丈
自民党では防衛費GDP比2%や「反撃能力」など、年末に向けて
基本戦略が議論されていますが、どうも、その自公政権自体が中国
断固たる姿勢がとれない構造的な背景があることを、今般「日中友
を上梓した門田隆将氏が指摘しています。
特に中国に対する「国のまもり」を考える上で考えねばならないの
な侵略よりもSilent Invasionの方かもしれません。「超限戦」こそが中国が考
える現代の戦争だと言われますが、それは土地の買収といった経済
なく、情報戦や世論戦の形で着々と対日侵略が進められていること
てくれるのが、これもいつまでもニュースネタが尽きない旧統一教
倍氏国葬問題。日本の世論は、そしてそれに動かされる日本の政治
侵略勢力にとっては赤子の手をひねるが如く脆弱だと感じます。
10月15日に山口県で行われた安倍氏の県民葬まで、これへの反
ビは懲りずに報道していましたが、安倍氏の功績は「日本を超える
が国際社会の評価。
今回は前述の門田氏に加え、最近、「日本人だけが知らなかった安
を上梓した西村幸祐氏との対談内容も引用しつつ、国の守りのあり
みたいと思います。
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