極度貧困世帯の高齢者6千人余りを集中扶養 西蔵自治区

西蔵自治区ガリ(阿里)地区にある極度貧困者集中扶養サービスセンターで、チベット暦の新年を過ごす高齢者。(3月2日撮影、ガリ新華社配信)

 新華社ラサ10月30日】中国西蔵(シーザン)自治区はここ数年、高齢者介護サービスシステムの構築に全力で取り組み、極度貧困世帯の高齢者を対象とする集中扶養サービスセンターの建設が充実している。現在、自治区内のセンター80カ所余りには1万床以上のベッドが設けられ、高齢者6470人を集中的に扶養している。自治区は、高齢者の扶養やセンターの運営経費に累計10億元(1元=約20円)超を投じ、センター入居を希望する全ての高齢者を受け入れ続けている。

 同自治区は今後、センターの改良と改造をさらに進め、高齢者介護サービスの機能を整備していく。また、在宅および社区(コミュニティー)における高齢者介護サービスのカバー率を、都市で60%以上、農村で50%以上に引き上げるよう努めるという。