【ワシントン=坂本一之】米空軍が沖縄県の嘉手納基地に常駐するF15戦闘機の退役に合わせ、戦闘機を巡回配備に切り替える計画であることが明らかになった。米軍事情報誌「ディフェンス・ニュース」(電子版)が27日、報じた。
米空軍は嘉手納基地に所属する2個飛行隊の約50機を巡回配備に移行させる方向。報道によると、国防総省は嘉手納基地の戦闘機部隊に関して長期的計画は決定しておらず、巡回配備を継続するか他の戦闘機部隊を常駐させるかは決まっていないとしている。
英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は、F15戦闘機の来年の退役に合わせ、米アラスカ州の基地から最新鋭のF22ステルス戦闘機を6カ月のローテーション方式で嘉手納基地に派遣する計画だと報じている。