防衛省にPAC3展開=イージス艦と2段構え-北朝鮮ミサイル迎撃態勢
北朝鮮でミサイル発射に向けた兆候がある中、航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の部隊が29日夜、東京・市谷の防衛省に展開し、首都に弾道ミサイル迎撃態勢を敷いた。海自は27日夜に横須賀基地(神奈川県横須賀市)からイージス艦「きりしま」を出港させており、2段構えの防空態勢を整えている。防衛省には29日午後8時すぎ、第1高射隊(千葉・習志野分屯基地)のPAC3部隊の大型トレーラーが次々と敷地内に入った。グラウンドに迎撃ミサイル発射装置を2基展開した。
同省は、北朝鮮の長距離弾道ミサイルの発射に対し、海上配備型迎撃ミサイルSM3を搭載したイージス艦数隻を洋上で待機させ、PAC3を予想される飛行経路沿いなどに配備する。(2016/01/29-22:48)
北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射する兆候があるとして、政府は28日夜、自衛隊に対し、ミサイルを迎撃するための破壊措置命令を出した。政府関係者が明らかにした。命令を受け、自衛隊は警戒態勢を整えている。政府は破壊措置命令の公表はしない方針。【町田徳丈】
自衛隊は弾道ミサイルに対し、洋上の海上自衛隊のイージス艦から発射される迎撃ミサイルと、航空自衛隊の地上配備型のパトリオット(PAC3)で迎撃態勢を取る。今回は29日午前時点でPAC3の展開指示は出ていないとみられる。
中谷元(げん)防衛相は29日の閣議後会見で「北朝鮮が事前の予告なく、弾道ミサイル発射を含む何らかの挑発行動に出る可能性は否定できない状況にあると分析している。情報の収集分析に努め、米軍や関係機関と緊密に連携を取って万全の体制で臨みたい」と述べた。
また、破壊措置命令を公表しないことについては「手の内を明らかにすることによって、支障がでてくる場合がある。我が国の手の内を明らかにすることなく、いかなる事態にも対応できるよう対応を取っている。一つ一つ明らかにするのは事柄の性質上控えている」と説明した。
嘉手納基地にステルス戦闘機F22飛来 地元反発も
1月25日 20時43分
アメリカ空軍によりますと、嘉手納基地には今後、F16戦闘機も飛来し、来月いっぱい、F22と合わせて25機程度が配備されるということです。これについてアメリカ空軍は「日本を防衛する義務を果たす能力を高める訓練の一環だ」などと説明しています。
地元・嘉手納町によりますと、アメリカ軍側から配備について事前の通知はなかったということで、町は「町が求めてきた騒音の軽減を全く無視するもので許せない」などと強く反発しています。
今後、地元では騒音被害が増えるとして反発が広がることが予想され、嘉手納町など基地を抱える3つの自治体で作る協議会が対応を検討することにしています。
嘉手納町長「早期引き上げ求める」
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F22嘉手納飛来 アラスカから12機、事前通知なく
【嘉手納】米空軍嘉手納基地に25日午後、米アラスカ州エルメンドルフ空軍基地所属のステルス戦闘機F22ラプターが12機飛来した。F22の嘉手納基地飛来は2014年11月以来。米軍横田基地から飛来した。沖縄周辺で訓練するとみられるが、沖縄飛来の事前通知はなかった。近隣市町村からは反発の声が上がっている。
4機編隊の第1陣が25日午後0時10分ごろ着陸。同1時ごろまでに計12機が飛来した。沖縄防衛局によると米国側からの事前通知などはなく、米軍に問い合わせ中だという。県幹部は「政府は負担軽減と言って嘉手納の訓練移転をしていると強調するが、外来機が来て負担が増せば帳消しになる」と述べ、F22が一定期間とどまる場合、外来機飛来の防止などを日米両政府に求める考えを示した。
23日までに横田基地にはF22が14機飛来していた。残り2機も嘉手納基地に飛来するとみられる。21日付の米軍準機関紙「星条旗」電子版によると、横田基地には米本国からF16戦闘機も合流し、横田にはF22と合わせ計26機になる。
この数日アメリカの本土から横田基地、嘉手納基地に向け、空軍の戦闘機が集結している。 地元の自治体は 騒音がうるさいゆえ 訓練反対という。 それはもっともである。 しかし 北朝鮮が 日本に向けて 大型ミサイルを発射し、実験と称し 日本の裏日本にある原発を攻撃する可能性もあるのだ。 特に関西電力の プルトニウムを混ぜたプルサーマル原発が稼働再開予定なのだ。 これは訓練ではなく 攻撃が行われる可能性もあるのだ。