パルデンの会

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 英国のスナク政権は在英の「孔子学院」を「トロイの木馬」と決めつけ「すべて廃校とする」方針を明らかにした。

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)11月7日(月曜日)
         通巻第7514号  
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 スナク英首相は反中感情を背景に訴えた
   

孔子学院は『トロイの木馬』、全廃をめざす」と。
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 英国のスナク政権は在英の「孔子学院」を「トロイの木馬」と決めつけ「すべて廃校とする」方針を明らかにした。
 ネットではこの措置に賛同があつまり、孔子学院が実質的に中国の政治的影響力を高めるためのプロパガンダ機関と広く認識されている。

 英国はいまや多民族社会、それ以前にもアイルランドとの諍いは絶えず、ここに被さったのが旧植民地からの夥しい移民だった。しかも民族毎に形成してきたエスニック・グループがいくつかの政治勢力となった。

 ロンドンの中心街に拡がるのはチャイナタウン、百軒を超える中華レストランはいつも混み合い、中国語が飛び交っている。
こうしたエスニック棲み分けの構造をさらに複雑化してきたのが、97年を軸とした香港からのニューカマーで、かれらが不動産投資を大規模に開始したため不動産価格も急騰、くわえて中国からの富裕階層の移民である。
英国民の不満は高まる一方で、反比例した中国と敵対するインドへの姿勢が変わる。

 エスニック・グループの古参はインド人だ。スナク首相もインド系で祖父が東アフリカから英国へ渡り、両親は英国で生まれている。英国では移民バッシングは禁止されているものの、庶民の間には「職を奪う」労働力の侵入と捉えている。

スナクは以前、親中派とみられてきたが、選挙対策としてそれは不利益と考えるようになり、中国に対して攻撃的な姿勢に変えた。

 反中感情の拡大とともに、孔子学院廃止の声は 2018 年から上がりはじめていた。
米国でトランプ政権が中国を制裁し、また軍人、警官、公務員がファーウェイの携帯電話を使用することを禁止したことも追い風となって、中国に対する英国世論はより強硬なものに変化していた。

ところが日本には早稲田大学立命館など、依然として十三校に孔子学院が存在し「中国プロパガンダ」を吹き込んでいるが、永田町には中国代理人が多く、廃校の声はまるで聞かれない。
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  読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)イーロン・マスクTwitter 社大量解雇について、左派が大揺れの様子。解雇されたのは人権チームだの透明性・説明責任チームだの、正当な批判に難癖をつけては異論封じしてきた連中ばかり。
 ユダヤ系の名誉毀損防止連盟(ADL)や全米黒人地位向上協会(NAACP)など騒ぎ出した。広告主に圧力をかけるいつものやり方だが、マスク相手では効果があるとは思えない。
 ユダヤイスラエルの圧力もメディアはともかく、一般には通用しなくなってきた。イギリスのトラス前首相が大使館のエルサレム転を検討としていたが、新政権は取り消した。イスラエルの選挙はネタニヤフ返り咲きだが、イスラエルの選挙報道を見たら39もの政党が乱立。
 超正統派エリアの選挙ポスター掲示板はアフリカの途上国かと思えるほどボロボロ、ヒゲモジャだらけの中に山伏そっくりさんがいて驚いた。日本とユダヤの関連はやはりあるのだろう。
 イスラエルのニュースでは以前に道路陥没事故があり、アスファルトが薄くて幹線道路なのに簡易舗装よりマシなレベル。軍事力に全振りで、民生は疎かなのかもしれない。
 1990年代の日本では新宿でイスラエル人が露天でアクセリーなどの商売をしていた。当然、違法なのだが、取り締まってもすぐ戻ってくる。3年間の兵役を終え1年間の世界旅行の資金稼ぎと言っていた。これもユダヤ人の世界的なネットワークがものをいうのだろう。
 当時勤めていた会社は赤坂で最寄り駅は青山一丁目だったが、電車ではなんでこんなにユダヤ人が多いのかと疑問だった。日本が金融自由化で長銀を叩き売りする数年前だった。ユダヤアメリカ人はだいたいわかる。ブリンケン国務長官やデーブ・スペクターなど見るからにユダヤ系。

 日本で有名なユダヤ人といえばアンネ・フランク。数年前には図書館のアンネの日記が破られる事件が多発した。作品はいろいろな研究により、実在した人物を主人公にした創作といわれる。
 鈴木郁夫氏の「Unmasking Anne Frank」という書籍の紹介記事には1500を超えるコメント
https://www.unz.com/article/review-of-unmasking-anne-frank-her-famous-diary-exposed-as-a-literary-fraud-by-ikuo-suzuki/
 ユダヤ人お得意の詐欺、捏造、裏切り、密告 、密輸 etc。コメント69では鈴木氏本人とされるものがあり、次のように書いている。

「この本の著者は私です。自動翻訳なので、英語が不自然なのはご容赦ください。そのレビン裁判の話は、広く流布している誤解です。そのことも本書で説明している。
 分析の当初は、アンネも部分的に日記をつけていたという仮説を捨てきれなかった。しかし、すぐにそれは否定された。私の結論は、アンネ自身は、問題の「日記」を一文字も書いていない、というものだ。全ては他人の創作である。これは断言する。その根拠は拙著の中で説明している。
 本当の作者がレヴィンであるというのは、あくまでも私の仮説に過ぎません。しかし、それ以外の可能性があるとは到底思えません。興味のある方は、ぜひご一読ください。」

 いまさらプロパガンダ小説の解読書を読む気にもなれませんが、この「自伝的小説」が世界に与えた影響力を思うと、文学作品の影響力に恐ろしさすら覚えるとともに、現代文学の衰退を感じます。
   (PB生、千葉)
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