２月２８日の下院公聴会で、キエフへの武器供与はあまりに高額であり、費用に対する懸念が連邦議会に渦巻いている状況が分かった。

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　「宮崎正弘の国際情勢解題」　
　　　　令和五年（２０２３）３月２日（木曜日）
　　　　　　　　通巻第７６５７号　　
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　武器援助の闇、あまりに高額なウクライナへの武器供与の中味
　　　下院公聴会でバイデンの不可解な行為に疑問噴出
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米議会共和党は、バイデン政権がウクライナに与えた数百億ドルの軍事並びに人道援助に関して、その精査を烈しく国防総省高官に詰め寄った。
２月２８日の下院公聴会で、キエフへの武器供与はあまりに高額であり、費用に対する懸念が連邦議会に渦巻いている状況が分かった。

バイデン政権が軍事援助を補充するための議会承認を得ることは、以後、困難になるだろう。なにしろ赤字国債の上限を審議する議会はおくれていて、その隙間を衝いて、抜け駆けに走るバイデンは、突如、キエフを訪問した。ついで２７日にはイエーレン財務長官が飛び入りでキエフ入りし、追加援助合計が１２億ドルとなった。闇討ちのような仕儀ではないか。議会承認が難しいとの予感で慌てたのである。

「私たちは皆、説明責任について懸念しています」と、過去にウクライナの資金調達事業を支援してきた下院議員のジョー・ウィルソン下院議員も、下院軍事委員会の公聴会で語った。「ちゃんと公表し納税者であるアメリカ国民が支出を信頼できるようにしましょう」
　ウィルソン議員は「北朝鮮旅行法」制定で中心的役割を果たしたベテラン。また戦争の英霊を検証する運動を主張し、トランプには是々非々の立場を取った。サウスカロライナ州選出。

　アンドリュー・クライド下院議員 (共和党、ジョージア.) は供与した武器の「紛失」、および転用、内部告発者、「詐欺」等の申し立てについて国防総省の高官に質問した。
　　つまりウクライナ・マフィアがゼレンスキー大統領の上層部と組んで武器の横流しをしている疑惑の追及であり、また兵器メーカーがペンタゴンの武器選定に際し賄賂を渡したのではないかとする疑惑も言外にふくまれる。

　クライド議員はつねに正論をいう少数議員で議事堂乱入事件も「参加者の多くは彫刻展示エリアを秩序立って歩き、写真やビデオを撮影していた」と主張した。
この事実を指摘しただけでも左翼はクライドを「歴史修正主義」と非難した。

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