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詳しくはまた解説しますが、1944年の東トルキスタン共和国、1933年の東トルキスタン・イスラム共和国独立直後の演説や新聞資料がウイグル語からの直接の翻訳で読めます。これは結構貴重。1945年、東トルキスタン共和国の最初の大統領となったアリハン・トレの演説が翻訳されているのですが、ここにはウイグルの民族意識、宗教意識が最も強固な形であらわされています。部分訳はいくつか紹介されたことはあるけど、全訳は少なくとも私は初めて読みました。
その後、東トルキスタン共和国が、ヤルタ協定によって中国に引き渡され、その後の中ソの圧力により滅ぼされたのちは、ひたすら著述に励み二冊の本を残しました。私は未読ですが、この機関誌の論文を執筆しているムフタル・アブドゥラフマン氏によれば、その内容は、大国に対峙するためには、トルコから中央アジアにかけてのすべてのトルキスタン民族が連帯しなければ勝てない、という、私の言葉で言えばある種の「大トルコ主義」的な思想を展開したようです。