アメリカのブリンケン国務長官が、6日に88歳の誕生日を迎えたチベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世に祝意を示した。
ブリンケン氏は声明で、「ダライ・ラマ法王が88歳の誕生日を迎えたことを心よりお祝い申し上げる」としたうえで、「平和と非暴力への継続的な関与に深い称賛を示す」として、ダライ・ラマ氏の活動を評価した。
また、ブリンケン氏は「チベット人の言語的、文化的、宗教的独自性を支援することへの関与は揺るぎない」と強調し、アメリカ政府として中国のチベットでの人権弾圧に対抗していく姿勢も示した。
ダライ・ラマ氏は、中国人民解放軍の進駐に反発したチベット人らの抵抗運動によって起きた1959年のチベット動乱を機に、インドに亡命している。