パルデンの会

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アンチWOKEの直撃で、過去22年間、全米でビールの王者だったバドワイザーの販売は30%減となった。株価暴落をチャンスとみて、ビル・ゲーツがバドワイザー株の押し目買いをしていた。

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)9月8日(金曜日)
        通巻第7902号 
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 非難囂々のバドワイザー株を底値と判断して買っていた
ビル・ゲーツはやっぱりWOKE運動の理解者だったのだ
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アンチWOKEの直撃で、過去22年間、全米でビールの王者だっバドワイザーの販売は30%減となった。
広告にトランスジェンダー活動家のディラン・マルバニーを起用したため消費者の猛反発を喰らった。同社の税引き前利益は28.2%減少、数百人の従業員を解雇した。

ところが、あれまぁ、不思議! この株価暴落をチャンスとみて、ビル・ゲーツがバドワイザー株の押し目買いをしていた。

マイクロソフト共同創設者として、ビル・ゲーツと離婚後も財団の資金を管理する元妻との「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」が第二四半期にアンハイザー・ブッシュ株170万株を購入していた。取引額は9500万ドルだった。

純粋な投資行為と解釈すれば、株の売り買いの妙味は底値で拾って高値で売り抜けることである。
社会的にあれだけ非難されたビールの株を大量に購入すると言うことは、いずれバドワイザーの売れ行きが回復すると踏んでのことだが、道道徳的観点から言えば、インモラルだろう。今度はビル・ゲーツ批判に飛び火するかもしれない。

かつてビル・ゲーツはマイクロソフト自社株を2189万株売却している。収益は2200億円と言われたが、所有株の一部であり、依然として同社の株式を5億株以上保有しているとされる。

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