パルデンの会

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アメリカ人の中国留学ブームは『完全に』消えた。ところが米中関係が軋んでいるというのに、中国人のアメリカ大學留学熱は一向に納まっていない。

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)11月15日(水曜日)
       通巻第8002号   <前日発行>
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 アメリカ人のパンダ熱は急冷凍。留学生はたった221人
他方、中国人の米国留学は依然として40万人弱もいるのは何故?
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 首都ワシントンの動物園からパンダが去った。全米の大學にあった孔子学院は、あと三校を残すのみとなった。

 アメリカ人の中国留学熱が醒めた。日本人も語学研修で中国への留学が目立った時期もあったが、中国から撤退する日本企業が相次ぎ、くわえてコロナ禍。中国の反日行為などですっかりパンダ熱が醒めた。中国赴任をいやがる傾向があり、もし赴任となっても中国語を習得しようとする意欲を抱く会社員は稀、皆が日本を向いている。

 アメリカ人の中国留学ブームは『完全に』消えた。2018年から2019年の統計を見ると、1万1000名のアメリカ人が中国に留学していた。
 いま、中国への留学組は221人、ちなみに香港へは120人、台湾へは468名が留学している。

 ところが米中関係が軋んでいるというのに、中国人のアメリカ大學留学熱は一向に納まっていない。2022年から23年の速報で289526名が留学、大学院へは100349名。いずれも前年比ですこし減った程度だ。

 猛烈に米国留学を増加させているのはインド人。今年度のインド人米国留学は268923人で、中国の数に迫るばかりか、前年比35%増加である。

 こうして米国ではコンピュータ、エンジニア、量子数学、ソフトウエア開発、AI技術などに留学生の選択が集中している。
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