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アジア反中国動静は 石破首相に肯定の 信号を! しかしこの新しい首相はそれは『嘘』のつき始め

「アジアのNATO」支持者の石破氏が日本の首相に就任

石破茂首相は、日本は米国との同盟において「大きな役割」を果たす必要があると述べた。
カン・テジュン、RFA
2024.09.27
台湾、台北
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「アジアのNATO」支持者の石破氏が日本の首相に就任防衛大臣石破茂氏が、2024年9月27日に東京で行われた自民党総裁選挙で与党の新代表に選出され、日本の次期首相に就任する予定であることを発表し、手を振っている。
 共同通信/ロイター経由

 

アジア版NATO」の創設を支持するベテランの日本の国会議員、石破茂氏は、与党自由民主党の党首選をめぐる接戦を制し、金曜日に首相に就任する予定だ。

自民党は議会で多数派を占めているため、次期党首は岸田文雄氏の後任として首相となる。岸田氏は8月に辞意を表明した。 

石破氏は党議拘束後の議員らへの短い演説で「国民を信じ、勇気と誠意を持って真実を語り、皆が笑顔で暮らせる安全で安心な日本を再び築くために力を合わせなければならない」と述べた。

ロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮の核開発への野心、中国の軍事的強硬姿勢の高まりなど、日本が地域における安全保障上の脅威と戦争のリスクの増大に取り組む中、自民党は石破氏を選出した。

安全保障環境の変化が立候補表明の理由であると述べた67歳の石破氏は、抑止力に力を入れてきた。

防衛大臣は「アジア版NATO」を創設し、日米地位協定に対等性をもたらしたいとの希望を表明した。

ウクライナNATOに加盟していない。これがプーチン大統領の決断を促したことは想像に難くない」と、9月10日の記者会見でプーチン大統領ウクライナに軍を派遣するとの決定に言及し、アジアに集団安全保障体制を構築する必要性を強調した。

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2024年9月27日金曜日、東京で行われた自民党総裁選で、石破茂氏が日本の与党の新総裁に選出され、喜びを分かち合った。(ヒロ・コマエ/ロイター経由の代表撮影)

石破氏は米国との安全保障同盟の重要性に疑問を呈していないが、日本は同盟においてより大きな役割を果たし、在日米軍の展開方法についてより大きな発言権を持つ必要があると述べている。 

例えば、彼は2024年の回顧録の中で、安全保障をアメリカに依存している「非対称性」のせいで「日本はまだ真の独立国ではない」と書いている。

石破氏はまた、日本における米軍の軍事行動のルールを定めた日米地位協定(SOFA)の改定を検討すると発表した。この協定は1960年の日米安全保障条約改定時に締結され、現在も変更されていない。

石破氏は、自民党総裁、そして首相として、自衛隊の訓練のために米国に基地を設立することを目指すと述べた。

彼は、SOFAは米国にそのような自衛隊基地を創設する際に締結される協定と同じレベルであるべきだと主張した。

石破氏は「地位協定を改定するのであれば、同盟を強化し、地域の安全保障環境を改善するものでなければならない」と述べた。 


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石破氏は台湾の民主主義を強力に支持する一方で、中国とのより緊密な関係構築も訴えていることで知られている。

彼は回顧録の中で、ロシアのウクライナ侵攻と中国の台湾攻撃の可能性を混同したのは、中国の脅威と日本への影響についての実際的な評価ではなく、感情によるものだったと書いている。

緊迫した党選挙は2回戦で行われた。第1回戦では、自民党の国会議員368人と一般党員368人が投票した。第2回決選投票では、上位2人の候補者の間で415票が投じられた。

石破氏は第1回投票で高市早苗経済安全保障担当相に次いで2位となったが、決選投票で高市氏に21票差で勝利した。

石破氏は第1回投票後、「日本を守り、国民を守り、地方を守り、ルールを守る自民党でありたい」と語った。

10月1日の臨時立法会で首相に正式に就任が発表される。

編集者:マイク・ファーン。