パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

<緊急>ウイグル人活動家の息子が刑務所で拷問を受けている

アムネスティーで緊急アクションが出ました。
ラビア・カーディルさんの息子が大変なことに
なっているそうです。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1594262758&owner_id=7855016





緊急アクション

ウイグル人活動家の息子が刑務所で拷問を受けている

ウイグル人活動家ラビア・カーディルの息子、アリム・アディリィウムは、家族によれば現在、
拘禁されて拷問や虐待を受けている。家族は彼の命が危険にさらされていると考えている。
アリム・アディリィウムは脱税容疑で、2006年から新疆ウイグル自治区ウルムチの刑務所に
収監されている。

中国の情報筋によれば、アリム・アディリィウムは健康状態の悪化が深刻で、身体的・精神的
外傷の兆候を示している。彼は、刑務所当局は刑務所で自分の身に「起こっていることに目を
つぶって」必要な治療も受けさせてもらえず、こうした状況が続けば命の危険を感じると話し
ているという。ラビア・カーディルと家族は、緊急行動を起こして、こうした状況を改善する
よう当局に求めなければ、彼は命の危険にさらされると考えている。

アリム・アディリィウムは2006年5月30日に拘束され、警察に激しく殴打された。一家の事業が
当局の捜査を受けたのに続き、2006年6月13日に脱税および「国家権力転覆」の容疑で起訴された。
2006年11月、アリムに懲役7年、罰金62,500米ドルの刑が言い渡された。彼は拘禁中に拷問を受けて
容疑を自白したと思われる。

ラビア・カーディルが良心の囚人として初めて拘禁された1999年以来、彼女の家族は当局の標的
になっている。こうした状況は、彼女が2005年3月17日に健康上の理由で保釈されて米国に向けて
出国した後、激しさを増した。ラビア・カーディル世界ウイグル会議(WUC)の主席に選出された
翌日の2006年11月27日、アリム・アディリィウムと兄のカハル・アディリィウムに刑が言い
渡された。アムネスティ・インターナショナルは、ラビア・カーディルの人権活動に対する
仕返しとして彼女の家族に加えられる処罰のパターンから、一家の事業に対する警察捜査の
信頼性と裁判の公正さに深刻な疑問があると考えている。

追加情報
中国当局は国際的な「テロとの戦い」を口実として、新疆ウイグル自治区ウイグル人コミュニティに
対する厳しい弾圧を正当化し、彼らの人権を否定してきた。現在知られているところでは、
中国で政治犯罪のために死刑判決を受けて処刑されるのはウイグル人だけである。


ラビア・カーディルは2000年、「外国に国家機密を提供した」罪で懲役8年の刑を受けた。
だが彼女が米国在住の夫に送ったのは、公的に入手可能な新聞の切り抜きだった。裁判中、
彼女も弁護士も、彼女のための弁護活動を許されなかった。6年近く収監されたのち、
2005年3月に健康上の理由で保釈された。これまで暴力的犯罪の罪に問われたことはない。
アムネスティは彼女が良心の囚人であると考え、彼女の釈放実現のため活動を展開した。

ラビア・カーディルの家族は、2005年3月に彼女が健康上の理由で保釈されて以来、中国当局から
激しい迫害を受けている。2006年、ラビア・カーディルは、スウェーデン議会アネリー・エノクソン
議員の推薦でノーベル平和賞にノミネートされた。アネリー・エノクソン議員は彼女の
ノミネートについて「ラビア・カーディルさんは中国西部におけるウイグル人の権利を擁護
しており、中国で最も著名な女性の権利の代弁者のひとりだ……[彼女は]また中国北西部にある
大きな貿易会社の創設者および取締役として、自らの資産をウイグル人同胞の職業訓練や雇用のため
に提供している」と述べた。


中国は1988年に国連拷問等禁止条約を批准したにもかかわらず、拷問や虐待はあらゆる
形態の拘禁で広く行われている。アムネスティは拘禁中に起きた死亡の報告も絶えず受けている。
その多くは刑務所、労働教養所、警察拘禁施設などのさまざまな国家機関での拷問によるもので
ある。

中国の刑法では拷問の禁止が正式に定められており、当局はこれを強化するために多くの法案を
可決した。しかし禁止される行為の種類は限られ、国際法に基づく拷問の定義を十分には満たし
ていない。刑法247条および248条には、拷問禁止に関連していくつかの犯罪が列挙されている。
しかし責任を問うことができるのは、特定の状況と場所における、限られた範囲の役人に対して
のみである。拷問行為の捜査も起訴も行う検察当局が、事件として取り扱う際の基準を定めて
おり、こうした規定の適用範囲がさらに制限される結果となっている。


裁判前に被疑者を長期にわたって拘禁できるように、刑事訴訟法CPL)が警察に認める幅広い
裁量のために、拷問や虐待の機会が増えている。この間、被拘禁者は家族や法的代理人への面会が
制限されることがある。刑事訴訟法の下で、警察は被拘禁者の家族に対して、「捜査を妨げない
限りにおいて」(64条および71条)逮捕と拘禁場所について24時間以内に通知する義務がある。
しかし実際には被拘禁者が裁判にかけられるか刑を言い渡されるまで、家族と連絡をとることは
認められないことが多い。


弁護士との面会に関する規定も、国際的な水準に達していない。刑事訴訟法の96条は、
「捜査機関」による最初の取り調べのあと、あるいは被疑者がいずれかの形態の拘禁を受けるか
法に定められた制限を受けた日から、被疑者は「弁護士を選任して、法的助言を受けたり、
自分に代わって嘆願書を提出したり不服を申し立ててもらうことができる」と定めている。
「国家機密に関する」事件では、弁護士を指名したり弁護士と面会したりするには、警察の許可
が必要である。


アクション
中国語、英語あるいは母語で、以下の内容のアピールを作り、航空便、航空書簡(全世界90円)、
電報、ファックス(あるいはeメール)で、できるだけ早く送ってください。
同じ内容のアピール例文が後に続きます。それをご利用ください。

-- アリム・アブディリイムが刑務所内で拷問や虐待を決して受けることなく、
    拘禁中に負った傷などに必要な治療が確実に受けられるよう、当局に要請する。

-- アディリィウムが刑務所内で拷問や虐待を受けているという申し立てについて、責任者を
    裁判にかけるために、公正かつ徹底した調査を命じるよう、当局に要請する。

-- ラビア・カーディルの家族に対して、拘禁中の拷問や虐待、警察による嫌がらせ、
    表現の自由への制限などの人権侵害をやめるよう、当局に求める。


宛先
国務院総理 Premier of the People’s Republic of China
WEN Jiabao Guojia Zongli
The State Council General Office
2 Fuyoujie, Xichengqu
Beijingshi 100017
People’s Republic of China  または

中国100017
北京市 西城区 府右街2
国務院
温家宝 総理 収
ファックス:+86 10 65961109 (c/o Ministry of Foreign Affairs)
書き出し:Your Excellency

新疆ウイグル自治区人民政府主席 Chairman of the Xinjiang Uighur Autonomous
Regional People’s Government
Nur BEKRI Zhuxi
Xinjiang Weiwuer Zizhiqu Renmin Zhengfu Bangongting
2 Zhongshanlu, Urumqi 830041
Xinjiang Weiwuer Zizhiqu
People’s Republic of China または

中華人民共和国 830041
新疆維吾尓自治区
烏魯木齊市 中山路2
新疆維吾尓自治区人民政府?公?
努尓・白克力 主席 収
ファックス:+86 991 2817567 または 2803621
Eメール:master@xinjiang.gov.cn
書き出し:Dear Chairman

ウルムチ市人民政府市長 Mayor of Wulumuqi People’s Government
Gela YISHAMUDIN Shizhang
Wulumuqi Shizhengfu Bangongting
72 Nanhulu
Urmqi 830002
Xinjiang Weiwuer Zizhiqu
People’s Republic of China  または

中華人民共和国 830002
新疆維吾尓自治区
烏魯木齊市 南湖路72
烏魯木齊市政府?公?
吉?拉・衣沙木丁 市長 収
ファックス:+86 991 4689654
書き出し:Dear Mayor

コピーの宛先
駐日中華人民共和国大使
〒106-0046 東京都港区元麻布3丁目4-33
中華人民共和国大使館
特命全権大使:程 永華 閣下
His Excellency Mr.CHENG Yonghua

できるだけ早くアピールを出してください。期限を過ぎた場合はUAセンターまでお問い合わせ下さい。

(アピール例文)
WEN Jiabao Guojia Zongli
The State Council General Office
2 Fuyoujie, Xichengqu
Beijingshi 100017
People’s Republic of China

Your Excellency,

I am writing this letter to express my concern for Alim Abdiriyim who is a
son of Rebiya Kadeer.

I request you to ensure that he is not tortured or ill-treated in prison and
is provided with all necessary medical treatment including for any injuries
sustained in custody.

I also request you to order a full and impartial investigation into
allegations that he has been tortured and ill-treated in prison with the aim
of bringing those responsible to justice.

Please end the human rights violations directed at Rebiya Kadeer’s family,
including torture and ill-treatment in detention, police harassment and
other restrictions on their freedom of expression.

Thank you for your prompt attention to the above.

Respectfully Yours

Cc: Ambassador of the People’s Republic of China in Japan