来月開かれる 劉暁波(りゅうぎょうは)氏に対するノーベル平和賞授与にまつわる関係者や日本政府の本音がやっと見え始めた。
ノーベル平和賞授与に対しての世界の意見が 反中国に動き始めた事に対して中国の共産党政府は 全く間逆な事を行おうとしている、
チベット、ウイグル問題で 世界から強く打たれなかったのが災いしている。
【ちゃいな.com】中国総局長・伊藤正 反平和賞宣伝 効果に疑問
中国の反体制活動家、劉暁波(りゅうぎょうは)氏に対するノーベル平和賞授与をめぐり、国内の報道や通信を圧殺してきた中国当局が、反転攻勢を開始した。授賞式を1カ月後に控え、人民日報や新華社通信、中央テレビ(CCTV)など代表的な官製メディアを通じ、平和賞のネガティブキャンペーンを展開し始めたのだ。
その主張のポイントのひとつは、中国の国内法を犯し、懲役刑を受けた劉氏への授賞は、中国の内政に対する干渉というものだ。5日付の人民日報の署名論文は、ノーベル賞委員会が授賞理由の中で中国の言論規制を批判していることについて、米国でも過去、国家制度や社会の安定を脅かす言論は制限してきたと述べ、自らを正当化した。
また、同論文を含め、平和賞は中国の西洋化を図り、中国を分裂させる政治的道具との主張でほぼ共通している。特に、旧ソ連のサハロフ博士(1975年)、ゴルバチョフ元大統領(90年)への授賞はソ連解体のための「黒い手段」だったとし、現在は、強大化した社会主義中国が西側の標的になり、何人かの反体制人士が候補に挙がってきたのだとする。
その後、和平演変という言葉は、故ダレス元米国務長官が編み出したとの認識が誤りとわかり、使われなくなったが、今回の平和賞攻撃と反和平演変キャンペーンとの間に本質的な違いはない。それは、天安門事件から20年余、中国も大きく変化したにもかかわらず、人権擁護などの普遍的価値観への警戒心が依然、強いことを示している。
しかし今、状況は変わった。世界金融危機で西側経済が混乱し、停滞する中で、中国はその巨大な市場と外貨準備、さらにはレアアースまで外交の武器にしている。胡錦濤国家主席の先のフランス訪問では、人権問題で再三、中国と摩擦を起こしてきたサルコジ大統領も口をつぐんだと伝えられた。ノーベル平和賞の元締めであるノルウェーに対する中国の露骨な嫌がらせも続いている。
中国漁船衝突事件をめぐる対日強硬姿勢もそうだったが、もはや中国は当たるべからずの勢いで、鼻息は荒い。中国内部では、中国独自の平和賞を創設し、真に世界平和に貢献した人物に授与してはどうか、との提言もあるという。その最初の受賞候補は、胡錦濤氏か。彼は、中国の貧困人口を半減させ、「平和と発展」戦略を世界に広め、第三世界への無償援助を惜しまなかった、と。
かつてのスターリン平和賞ではないが、社会主義体制の権力層が考えることは、独善的になりがちだ。中国はスターリン時代のソ連とは違って、対外開放し、人びとの価値観の西洋化が著しい。権利意識の強いネット世代は、政府の宣伝には乗らず、当局の反平和賞キャンペーンが支持を受けるか疑問だ。
貼り付け元 <http://sankei.jp.msn.com/world/china/101109/chn1011090321001-c.htm>
インドネシア大使も欠席 ノーベル平和賞授賞式
貼り付け元 <http://sankei.jp.msn.com/world/asia/101119/asi1011191736001-n1.htm>
平和賞授賞式に6カ国大使が欠席
貼り付け元 <http://sankei.jp.msn.com/world/china/101118/chn1011182301006-n1.htm>
劉氏のノーベル平和賞授賞式、民主党牧野議員出席へ
貼り付け元 <http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101118/stt1011181736014-n1.htm>
来年の「授賞式」に期待 出席断念のスー・チーさん
貼り付け元 <http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/101117/acd1011171207004-n1.htm>
中国、日本にも平和賞授賞式欠席を要請 衆院予算委で前原外相が答弁
貼り付け元 <http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101109/plc1011091756017-n1.htm>
中国の欠席圧力にも、EU各国は出席の方向 ノーベル平和賞授賞式
貼り付け元 <http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101109/erp1011090719004-n1.htm>