パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

日系二世部隊 422部隊とは? なぜ我々が戦後復活したのか?


『442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍』 予告編


昨晩『442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍』 を新宿で見てきた。

どうも特別な日であっようで 監督の挨拶、お話も聞かせていただいた。

単なる 2世部隊の記録かと思っていたが そうではない!
あの大戦で アメリカと戦った日本、その日本からアメリカに移住して困難を克服して、
日系アメリカ人として頑張られた日系人が、 敵勢国として虐げられ、アメリカ人としての尊厳を
剥ぎ取られたあと 一歩ずつそれを取り戻していく、  
過酷な ヨーロッパ戦線での 歴史を一枚ずつ剥がしていくドキメンタリーであった。
登場の二世部隊の年齢が 昨年亡くなった親父と一緒の事もあり、近い存在で映画を鑑賞した。

しかしながら 途中から涙が止まらず、号泣してしまった。
彼らの話す言葉の裏に、何千人(422部隊:700人/13000人それを上回るドイツ人、イタリア人)の屍が 私に語りかけ、自分達の努力を伝えてくる。
この映画では 日系部隊の活躍が アメリカ人、フランス人、イタリア人、ユダヤ人を通じで、
その精神的な気高さが日本人に対する戦後の欧米の見方が変ったといえるのではないだろうか?

本来なら日本が欧米社会に弓を引き 東洋の代表として欧米に喧嘩を売ったわけだから、徹底的に
戦後は叩かれるわけだが、 進駐政策、進駐軍 それほど過酷なものではなかったと思う。

それはすべて この 100/422二世部隊 の勇敢に欧米社会のために献身的に「大和魂」を発揮し、
敵国(ドイツ、イタリア)との勇敢なる戦いと、 敵国との戦いで窮地に陥っていた友軍の救出、
友軍への死をいとわぬ協力、支援が 戦友という特殊な関係を超えて、欧米社会に浸透した結果
であり、 今の日本を 民主主義世界が評価するスタートラインを支えてくれたと信じる。

我々は戦後 ずいぶんと 自分達の先達である 「大日本帝国兵士」にたいして 左翼的解釈で
単なるアジア地域への侵略という 「負」 の考えばかりで 贖罪を背負わされて いまもその傾向
がある。 しかし先人達が日本を思う心で「アジア」に進出し、「太平洋」の進出した事が歴史的に
みて 当然の流れであり、その大勢の死や原爆の被害によって 欧米列強国が 日本に持った
特別の 思いが 現在の日本を見る目であり、 また欧米人の世界に大きなインパクトを与えた
2世部隊の行動が それの根本の一つになっていた事がこの映画で 大いに明らかにされたと思う。

一人ひとりの戦争という苦い思い出の中に、死んでいったものたちの声が響き 映画上映中、
最後の字幕の間でも 涙は止まらなかった。

現在 硫黄島の 「NLP」用の整備された滑走路の下に眠る 1万数千人の英霊の掘り起しが始まって
いるようである。戦後65年もたっても靖国に戻せない彼らの 無念を思い、今回の映画を見るにつけ
我々が今あるのは、 その時点から現在を仰ぎ 自分の死をもって 日本(日本魂)の永続を願った
日本兵、2世米軍兵 の「英霊」があってのことという事を いつも自覚する必要があると思う。

是非見て欲しい映画である

第11回マウイ・フィルム・フェスティバル 観客特別賞受賞 第23回東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門 正式出品
『442日系部隊 アメリカ史上最強の陸軍』


■公開情報

イメージ 1

11月13日(土)より、新宿K’s cinemaにて都内独占ロードショー
http://www.combat.ch/wp-content/uploads/2010/10/553025-300x424.jpg横浜ニューテアトルにてロードショー(全国順次公開)
公式サイト:http://www.442film.com/

企画・脚本・監督 : すずきじゅんいち
製作: 鈴木隆一、早川敏和、古賀哲夫
音楽: 喜多郎
出演:ダニエル・イノウエ、スティーブ・シミズ、ネルソン・アカギ他

(C)442Film Partners