【シカゴ=尾形聡彦】訪米中の
胡錦濤(フー・チンタオ)中国
国家主席は20日午後、シカゴ入りし、米航空大手
ボーイングのマクナーリー
最高経営責任者(CEO)や、デーリー・シカゴ市長らと会談した。
オバマ米大統領の出身地であるシカゴで、経済界などと交流を深めるのが狙いだ。
中国は、米ボーイング(本社・シカゴ)の航空機200機(190億ドル=約1.6兆円)を購入する大型商談を決めたばかりだ。胡主席は、デーリー市長のもとでのシカゴの経済発展を称賛したという。
一方で、胡主席が宿泊するホテルや、夕食会が開かれているホテルには、中国の人権の取り扱いに抗議するグループが100人以上集まり、「チベットを自由にせよ」と声を上げていた。