パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

チベット 厳戒態勢続く 一斉蜂起(騒乱)発生から5年

東京新聞を含め 日本のマスコミが書く 騒乱とは本来は
チベット人の武力蜂起、一斉蜂起、等であって 騒ぎを起こして
いるわけではない。 騒乱は負の運動であって、蜂起は正の
運動である。 ここでは敢えて加筆した。


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【国際】

チベット 厳戒態勢続く 蜂起(騒乱)発生から5年

チベット自治区に隣接する青海省チベット仏教寺院に設置された監視カメラの方向を見る僧侶=7日撮影、共同

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 【北京=佐藤大】二〇〇八年三月にチベット自治区ラサで発生した大規模蜂起(騒乱)から十四日で五年になる。中国当局は今も、チベット族が住む地域や仏教寺院に人民解放軍や警官隊を配置。監視カメラを増設し、厳重警戒を続けている。

 「この一~二週間は特に検問が厳しい。緊迫してるよ」。同自治区に隣接する青海省黄南チベット族自治州同仁県の男性は十三日、電話取材にぴりぴりとした町の様子を語った。武装警察は、町の中心部や橋のたもとなど至る所で目を光らせ、身分証の提示を要求。観光客の姿も消えてしまったという。

 米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)によると、チベット自治区のほか、青海四川の両省のチベット族居住区では、チベット蜂起(一九五九年)が起きた三月十日に合わせ、軍部隊や武装警察を増員。チベット仏教僧の携帯電話は、通話履歴が調べられることもある。
 ラサの騒乱が武力鎮圧された後、〇九年二月から焼身自殺を図るチベット族の僧侶、住民が急増、既に計百七人を数える。
 最高指導者ダライ・ラマ十四世を慕う僧侶らは、かつてヒマラヤ山脈を越え、亡命政府があるインドのダラムサラを目指していた。騒乱後はネパール当局の警備が厳しくなり、自殺者が急増した一因ともされる。
 中国当局は、自殺はダライ・ラマら独立派の画策と決めつけ、自殺扇動の容疑で僧侶らを次々に逮捕。自殺阻止のため、躍起になっているのが実態だ。
 北京で開会中の全国人民代表大会全人代)では、チベット自治区共産党幹部らが社会の安定を強調。新華社通信は十日、ラサに暖房施設が導入され、喜ぶ高齢者の声を紹介する記事を配信するなど「融和策」をアピールしている。

チベット騒乱> 中国のチベット自治区ラサで2008年に発生した騒乱は政府の対チベット政策に抗議する僧侶らが拘束されたことがきっかけで、四川や青海両省に拡大。当局はダライ・ラマ14世側による「祖国分裂活動」と主張し、大量の武装警察を投入して鎮圧した。チベット亡命政府は抗議デモ参加者ら100人以上が殺害されたとしている。