パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

<韓国に「亡命」した若宮啓文・元「築地をどり」大名取があっちのメディアで吠えているのを発見(笑)>




勝谷誠彦氏の有料ブロより

 世間の休日とあまり縁がないリズムで生きているが、
明日のように週の真ん中に休みがあるというのはなかなかいいものだ。いつもここで言っているように、卑しい政治屋の人気とりのためにやたらと休日を月曜日にくっつけるよりも、句読点のような休みが離れてある方が、世間も実は喜んでいるように、街の空気から感じるのである。昨夜の呑み屋の会話を盗み聞いていても「途中にあると楽だよなあ」という声が多かった気がする。
昨日は『スッキリ!!』を終えて溜池の日本財団へ。
早く着いたので一階のカフェでパソコンを開いてしばらく仕事をする。11時半に受付へ行き、笹川陽平会長との約束をいただいていることを告げる。フロアに上がったがしばらく待つことになった。前の会談が長引いているのだという。
しばらくして笹川さんが「申し訳ない」と出てこられて「
アメリカの大使なんで、もう時間だよとも言えなくて」と苦笑。ジョン・ルース大使であった。「彼ら、日本政府に対しては大臣でも呼びつけるんだけど、なぜかここには来るんだよなあ」。まさかお隣だからというわけではあるまい(笑)。どのボタンを押せば、日本国というものが動くのかをよく知っているのである。最近私のまわりではこの表現がやや受けているのだが「保護領ですからね。WBCですっかり有名になったオランダ領キュラソー島みたいなものだ。わはははは。笑っている場合じゃないか。
「久しぶりに飯でも」ということだったのだが、
ミャンマー少数民族福祉向上大使として飛び回っている笹川さんの時間を頂戴するのはなかなか難しい。この日もミャンマーから帰国したばかりだった。それならランチをご一緒しましょうか、になり、だったら財団の食堂で、と。380円の定食である。日本にいる時は毎日のように職員たちに混じってここで昼飯を食べているらしく、会長がいても誰も見向きもしない。
ミャンマーは私の師匠のひとりである加藤博さんが少数民族をずっ
と取材してきたところだ。そういうこともあり、戦史好きとしてはビルマへの大日本帝国の関与、ひいては旧軍人たちが独立を手伝ったことなども含めて、ずっと興味を抱いてウォッチしてきた。残念ながらいまだ行ったことはないが、先日はここでも書いたように、来日した与党・連邦連帯開発党の総書記のテー・ウーさんともお目にかかった。
東南アジアにをずっと歩いてきたものとして、
何か笹川さんのお手伝いをできれば、ということを伝えておいた。
笹川さんと会うたびに思うことだが、大先輩に失礼ながら私たち、
似ているのである。ひとことで言えば「インディーズ」だ(笑)。世の中で権威と言われているものに対して懐疑的である。そしてそこから独立している。昨日も話の中心は大マスコミの堕落と「あんなものは簡単に潰せる」であった。おっとこんなこと書いていいのかな(笑)。
しかし潰すことすら面倒くさいからやらない。もっとなすべきは、
ミャンマー少数民族の手助けやハンセン病に対する偏見撲滅への啓蒙である。「反戦」は左巻きにまかせておいて笹川さんたちは「ハンセン」病の人々に手をさしのべるのだ。
ミャンマーの山岳民族の集落で、
コンクリートの上に布を一枚敷き、ランプの灯の中で笹川さんは夕食を摂り、寝る。「これまでの人生の中で今がいちばん元気だ。青春真っ只中ですよ」と言う。これまた私と同じである。長からぬ昼食ではあったが、酒も呑まぬのにいい気分になった。
 東日本大震災福島原発事故の時に「義金を託するのなら、
会議馬鹿の日本赤十字ではなく、日本財団にしてください」と私はここでも何度も書いた。果たしてそれらの義金は驚異的なスピードをもってただちに役立つところに活かされてきた。一方で、あれだけ批判されながらも赤十字のヌルいシステムは何もかわっていないと、スタッフから仄聞した。そもそも、なぜかあまり報じられていないが、あの国難の時に、トップはジュネーブにいたそうだ。欧州も日本も、貴族はジュネーブが好きだからね(苦笑)。
故・三宅久之さんも相当な額を日本財団に託されたことを今回、
知った。改めて涙が出る思いだった。被災地の闘いはまだ始まったばかりである。支援の志は継続したい。その時はぜひ、日本財団
http://www.nippon-foundation.or.jp/
を窓口として思い出して欲しい。


日々、朝日新聞を隅々までチェックしている私だが、
この作業はひとりでできるものではない。多くの工作員から「こんな『築地をどり』を発見しました」との情報が寄せられる。中でも『WiLL』の連載を担当しているK嬢は一日の仕事の半分をそれに費やしているとの噂だ(嘘・笑)。私は見逃していたが、さすがはK嬢、韓国に「亡命」した若宮啓文元大名取が、ついにあちらのメディアで発信しはじめたという貴重な情報をキャッチして送ってきた。よく見つけるよな、こんなもの。毎日「若宮啓文」で検索しているのだろうか。まあ、私たちがファンになった以上、地球の果てまで追っかけてあげましょう。
<「韓国は北の威嚇に中国ばかり見ず日本とも…」>
http://japanese.joins.com/article/457/169457.html?servcode=A00&sectcode=A10
人物紹介でまずバカ受けだ。
若宮啓文朝日新聞主筆は日本の代表的な知韓派言論人だ。
2005年「竹島を韓国に譲歩して友情の島にしよう」という提案を朝日新聞のコラム欄に書いて議論を起こしたりもした。今年初めに朝日新聞を定年退職した若宮氏は釜山(プサンの東西(トンソ)大学客員教授ソウル大学国際大学院日本研究所客員研究員、西江(ソガン)大学韓国語研究院の学生として今月初めから韓国生活を始めた。>
韓国語を学生として学びながら大学教授がつとまるというのだから
不思議だ。将来の朝日新聞の社長とまで言われた若宮さんが「亡命」に至ったのはもちろん、去年の5月に『週刊文春に掲載されたこの記事のせいだと言われている。
朝日新聞主筆 若宮啓文氏 女・カネ・中国の醜聞>
http://d.hatena.ne.jp/akane-fukushima2/20120509/1336552873
その「痴漢派」もとい「知韓派」
の若宮さんが読み解く日韓関係とは。
<私は戦後の韓日関係を4期に分ける。1期は李承晩政権時代。
反日の雰囲気が非常に強く、日本は過去の歴史反省がなかった時期だった。2期は国交正常化後だ。相互利益面で一致した。韓国は経済成長のために日本の助けが必要で、日本は北朝鮮と中国を除くと韓国とだけ関係が回復しておらず戦略的に協力した。88年のソウル五輪を前後した民主化時期が3期だった。日本の歴史認識も変わり始め首相が相次いで謝罪した。いまは4期に差し掛かった。これまで封印されていた問題が明るみに出始めた。日本人は『われわれはいつまで謝らなければならないか』として疲労感を表わし、韓国は『ほら見ろ。日本は反省を知らない』と非難する。悪循環だ。昔より韓日関係が悪くなったのではないが、少し難しくなったようだ。>
驚くべき認識である。
この程度の考えで朝日新聞の社論を執筆していたのだとすれば、むしろ朝日が気の毒になって来る。
根本的に欠落しているのは日本国内の対韓観がどうであったかとい
うことだ。<反日の雰囲気が非常に強く>って、あんたは日本のジャーナリストなんだから、あっちの空気よりも日本がどうであったかをきちんと論ずるべきでしょう。
反日」は「反韓国軍事政権」
の空気を煽った日本の左巻きメディアの反作用であったことも大きい。考えてごらんなさい。日本領であった時の韓国のエリートたちは、日本国での高等教育を受けた人々だった。日本の優れたところもよく知っていて、学ぶべきところは学ぼうとう思っていた。それが祖国の復興と成長のもっともいい方法だと、賢い人々が知らないわけがない。
その代表が朴正煕大統領だったのだ。
今の朴槿恵大統領の父上である。朴正煕、日本名・高木正雄さんは、陸軍士官学校57期。おっと、先日ここで紹介した菅原道之さんの同期ではないか。しまった、いろいろうかがっておくべきだった。陸士の卒業成績は3位という秀才だった。
朴正煕さんと同時代で日本を代表する言論人だった福田恆存さんは
著作の中でこう追想している。
<「故人に對して、そしてまた一國の元首に對して、
頗る禮を缺いた話だが、私は敢へて書く、正直、私はその粗食に驚いた、オムレツは中まで硬く、表面がまだらに焦げてゐる。もし日本のホテルだつたら、「これがオムレツか」と私は文句を言つたであらう。が、それを平氣で口にしてゐる青瓦臺の「獨裁者」をまじまじと眺め(後略)」>(福田恆存評論集)
しかしこの朴大統領を鬼畜外道のように罵ったのが日本の左巻き
ディアだった。その代表が、朝日新聞であり、岩波書店である。両者ともそのことを総括し反省することはいまだにない。それどころか、この若宮啓文さんのインタビューを読めばわかるように「なかったこと」のように振る舞っている。恥を知れといいたい。
韓国や支那が日本を批判する時に使う、最近のキーワードは「
右翼」だ。日本人が日本国のことを大切に思い、国家として当然の振舞いをすると奴らは「右翼」というのである。確かにわが国にも品のない連中はいる。しかしたとえば安倍晋三さんが言っていることはごく普通の国でいえば、リーダーとして当然のことでしかない。それまでの何人かが頭がおかしかっただけだ。
つまり「右翼」という言葉に乗っかることそのものが、
支那朝鮮に利することになるのである。若宮さんはそれを堂々とやる。
安倍氏は思想的に右翼だが同時に現実的な政治家だ。
自民党総裁選前は右翼票を得るため河野談話村山談話を見直したいといった。>
くどいようだが、ホントにこんなヒトが朝日新聞の「主筆
だったの?憲法改正について。
<内容が重要だ。私も、
朝日新聞も反対しているが改憲を要求する人々すべてが右翼ではない。『憲法9条は現実に合っていない』という実用的な保守も多い。安倍首相が創設を主張した国防軍を支持する人々は彼らの中でも非常に右側に立っている人々だ。国防軍創設に国会で3分の2以上の賛成票は出ないだろう。>
誰が<国防軍創設>するって?
自衛隊国防軍という名前にするだけでしょうが。こんなことを韓国でわあわあ言うと、あの頭が悪くて直情的な人たちはまたすぐに日本が新しい軍隊を作るんだと思い込むよ。いやあ、売国奴というのは、まだしも国内に閉じ込めておくべきだというのがよくわかる。
インタビューの最後には、
お世話になっている韓国の人々のプライドをくすぐることも忘れない。
<過去に韓国人は日本にたびたび『
日本は大国なのだからもっと大人らしい行動すべき』と言った。いまは反対に韓国にそのような注文をしたい>
はいはい、韓国は大国だ、大国だ。
しかし若宮さんのおかげで、
これを書くにあたって朴正煕大統領の事績をいろいろと振り返ることができた。彼を再評価することが、娘の槿恵さんへの日本的なアプローチでもある。まあ当人は痛し痒しだろうが、だからこそカードとなりうるのだ。
『おどろきの中国』の紹介の続きを書くと予告しながら、
やはり到達しませんでした。明日こそ頑張ってみます。ごめんね。

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