世界ウイグル会議のラビア・カーディル総裁議より行動を行うよう呼び掛けがありました。 |
日時
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平成25年6月30日(日) |
場所
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麻布税務署前
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内容
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世界ウイグル会議のラビア・カーディル総裁議より行動を行うよう呼び掛けがありました。 |
お問合せ
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日本ウイグル協会 |
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シルクロード日誌
新疆ホータンで暴力事件 ウルムチでも発生か
ウイグル族2人を射殺か 中国・新疆自治区
米政府系放送局ラジオ自由アジアは29日までに、中国新疆ウイグル自治区ホータン地区で28日、少なくともウイグル族2人が警官に射殺されたもようだと報じた。住民の話として伝えた。 住民によると、モスク(イスラム教礼拝所)での礼拝を終えたウイグル族の若者グループがオートバイで帰宅途中に宗教的なスローガンを叫んだところ、「驚いた警官が発砲し、少なくとも2人が死亡、1人が負傷した」という。
一方インターネット上には28日、ホータン地区で刃物を持ったウイグル族100人以上がオートバイで走り回り、歩行者らに切り付けたとの情報が書き込まれた。 ウイグル自治区のニュースサイト「天山網」は、ホータン県で28日午後、武装グループによる騒動があり、公安当局がメンバーを拘束したが、住民に死傷者は出なかったと報じた。(共同)
「襲撃」された交番
新疆ウイグル自治区で暴動、27人死亡 新社通信報道
【北京=林望、上海=金順姫】中国の国営新華社通信(英語版)は26日、新疆ウイグル自治区北東部のルクチュンで同日朝、暴動が起き、警察官や市民ら計27人が死亡し、3人が負傷した、と伝えた。ナイフなどを持つ「暴徒」が地元の警察署や政府庁舎を襲い、複数の警察車両が放火されたという。当局は現場周辺を封鎖し、厳戒態勢を敷いている。
新華社は死傷者の民族などを伝えていないが、26日は、広東省の玩具工場でウイグル族が漢族に殴り殺された事件から丸4年に当たる。この事件をきっかけに同自治区では2009年7月にウイグル族と漢族が大規模な衝突を起こし、約2千人の死傷者を出した。今回も民族対立を背景とする暴動の可能性もある。
遺体が転がっている悲惨な状況です。
☆―野口―これは6月27日に掲載された朝日新聞の記事です。
ルクチュンはトルファン地区ピチャン県の一部を構成している、落ち着いたのどかな小都市です。
新疆においては、09年7月の「ウルムチ大虐殺事件」(私の命名です)以来、特に警備が厳しくなっています。新疆だけではありません。
昨年訪れたチベットのラサなどでも10名単位の特警が自動小銃に引き金をかけて威圧的な行進を繰り返していました。最後尾には消火器をもった兵士がいます。焼身自殺するチベット僧が後を絶たないからです。
私が先日、北新疆を訪問したあと、ウルムチに帰りついてウイグル人街のバザールの立ち寄った際にも、同じように10人ほどの特警が威圧的に立ち並んでいました。みないずれも180センチ以上もあるかのような大男ばかりです。なかには漢人の女性軍人もいますが、みな体格の良い者ばかりでした。
通り過ぎるウイグル人たちは、みな、見て見ぬふりをしていますが、心の中では“怒り”に燃えていることでしょう。
続いて下の記事は、28日の朝日新聞朝刊に掲載された記事です。
(写真は掲載されていません)。
親しい友人のフエースブックから拝借しました。
【ウルムチ=金順姫】中国の国営新華社通信は27日、新疆ウイグル自治区北東部のルクチュンで26日に起きた暴動で、死亡した人の数が35人にのぼったと伝えた。ウイグル族16人、警官2人を含む24人が犠牲になったほか、警官がその場で射殺した「暴徒」の数は11人となった。
同自治区では2009年7月、ウイグル族と漢族による大規模な衝突が起き、約2千人の死傷者が出ている。新華社は事件の背景に触れていないが、今回も民族対立が背景にある可能性がある。当局は27日、現場に通じる道路に検問を設け、メディアなどが近づけない厳戒態勢を敷いた。
☆―野口―報道はいずれも中国の国営通信社・新華社の報道です。いつものことですが、ここにウイグル人の意見は何ら反映されていません。そのご、おそらく開かれたであろう裁判でも、「被告」に陳述など、一切の報道もありません。
この事件に関連するウイグル人団体、アメリカなどの報道を読み比べてみました。この国の民主主義はどこへ行ったのでしょうか。先日の報道では、中国政府は、「今後、学校の教科書に民主主義と人権は記述しないように」との通達が出されました。さもありなんです。
ニューヨーク・タイムズ紙は、ここ数年、当局による監視とコントロールが大幅に強化されていることが背景にあると報じている。
同紙はまた、世界ウイグル会議のスポークスマンが、今回の暴動は、ここ数か月にわたりウイグル人が突然留置されていたことが背景にあると述べていることを取り上げた。
近年ウイグル自治区では取り締まりが続いており、多くのウイグル人の行方がわからなくなっていたようだ。そうした人々の所在について当局に尋ねても、情報提供が拒まれていると、あるウイグル人は同紙に語っている。
上記の建物と同じ場所です。
他方、イスラム教徒が多いウイグル人に対し、政府による宗教上の規制が、緊張の原因になっていると海外各紙は指摘している。
フィナンシャル・タイムズ紙は、政府は経済を発展させるため何千人もの治安部隊とソーシャル・ワーカーを送り、強力な監視体制を敷いていると報じている。
政府による漢族の移住促進の効果もあってか、2008年の統計で新疆の人口に占める割合は約40%となっている。同紙は多勢に無勢になる危機がせまっていると報じている。
また同紙は、2009年に新疆各地で行ったインタビューとして、地元ウイグル族は漢族に強い憤慨を示しており、中国の一部になることを望んでいないと述べていたことを紹介している
2009年7月3日のウルムチにおける「血の惨劇」の日が近づいています。