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ホームページより
http://www.geocities.jp/honensan/aji.htmlより転載
「阿字の子が阿字のふるさと立ちいでて
また立ち帰る阿字のふるさと」
先日 弥山の 三鬼大権現
のお坊様に聞いたお話でした
http://www.geocities.jp/honensan/aji2.jpg
この句は密教の世界観・哲学理論を一句で表現した
とても深い意味のある言葉です。
この写真は「阿字観」という瞑想法(座禅)で使う本尊です。
お月様の中で蓮華の花に座している仏さま(大日如来)を表しています。
中の梵字を「阿(あ)」と読みます。この字自体が大日如来を表し、種字(しゅじ)といいます。
※種字の解説はこちらへ
大日如来という仏さまは曼荼羅の一番中心にいる仏さまで
生きとしいけるもの全てが阿字=大日如来の変化した形である。
よって『我も彼も動物も植物も全てこの阿字から生まれ
最終的に阿字に帰っていく。』
というのが密教の世界観です。
この阿字が万物全てであり、本質・根本であり、私たちもこの阿字(大日如来)の懐に抱かれて生きている。
ということを
句は「言葉」で、写真のビジョンは「視覚」で
密教世界を体感できるように表現されているのです。