パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

実際は??安倍首相、習主席と初会談/「戦略的互恵関係に立ち戻る一歩」 尖閣、靖国は言及せず

日本の新聞は本当の情報は与えてくれない
外から <右的な見方>をすれば 東アジアが見えてくる。



http://www.epochtimes.jp/jp/2014/11/img/s42175.jpg
2012年9月の反日デモ (STR/AFP/GettyImages)

中合意文書裏の江・習闘争

文・趙迩珺 (米大紀元時報専属コラムニスト)

大紀元日本11月10日】日中両国政府は7日付の合意文書で、東シナ海の領有権問題に異なる見解を持っていると確認し、「不測の事態を回避するため」、危機管理体制を構築することに同意した。

中国共産党政権の最高指導部が内部分裂しているのは周知の事実である。江沢民派は習近平陣営の「腐敗撲滅運動」を阻止するため、日中の対立を激化させることで、再起のチャンスを狙っている。すなわち、習近平政権が両国衝突の過程で不利な状況に陥ると、江派は「漁夫の利」で習氏を下ろし政権の主導権を奪還するという構図だ。以前、江派はすでに一度、このような布陣をしいた。

両国政府は今回、中断している政治、外交及び安全問題の対話を徐々に再開することに同意し、合意文書は「歴史を直視する」とも明言した。習近平陣営にとって、同合意は両国関係の改善を意味し、今後、政権内部で絶えず騒ぎを引き起こしてきた江派勢力を排除することに専念できる。

2012年末、軍のトップ就任以来、習近平・党総書記(国家主席)は「戦闘できる、なお、勝利できる」と軍に対してこの指示を度々通達した。もし、日本をけん制する意味でなければ、「その目的は何か」と人々は当然知りたくなる。

元最高指導者・江沢民氏の支配下で、中国の軍部は汚職腐敗が横行し、官職の売買、「愛人を囲う」など高級幹部たちの淫らな女性関係は公然の秘密となっていた。このような軍隊は無論戦争には弱い、「勝利する」のもなおさら不可能だ。

そして、習氏は江派の軍部勢力からメスを入れた。軍の元ナンバー2の徐才厚氏と軍の総後勤部の元副部長(次官)・谷俊山被告が汚職などの容疑で相次ぎ失脚した。(訳者注:徐氏はいま起訴前の審査を受けており、谷被告は軍検察当局に起訴された)

2012年9月に中国各地で勃発した大規模な反日デモ。多くの日系企業が襲撃され甚大な被害を受け、日本車の持ち主は攻撃の対象となり、傷を負い重体となる人もでて状況は大変混乱した。当時、デモ現場では、中国共産党政権の初期最高指導者である故・毛沢東氏や江派の若手後継者で当時取り調べ中の薄煕来を擁護するプラカードが多く掲げられており、公安・警察当局がデモに直接関与したことを示す証拠も数多くある。

大紀元時報が入手した情報では、元重慶市公安局トップの王立軍の米国領事館亡命未遂事件により、次期習近平政権を転覆させようとした江派の政変計画が発覚し、薄煕来・元重慶市トップは失脚。江派の重鎮である周永康・元中央政治局常務委員も危機的状況に陥った。こうした中、江派は上記反日デモを引き起こし内乱を誘発することで、習近平次期政権が発足する共産党第18回全国代表大会(十八大)の開催を先送りさせようとした。その目的は、当時まだ握っていた権力をキープすると同時に、まだ無期懲役実刑判決を受けていない薄を助けるためだった。

現在、習近平陣営と江派は水と油のような関係であり、表向きの「統一」「団結」はもはや口先だけで、内部の根深い分裂は明らかである。習氏を倒すことで政権の主導権を握ろうとする江派は、暗殺、政変、各種重大襲撃事件を計画、実行してきており、他国との戦争もその目的達成のためなら、選択肢の一つとなっている。

習氏が今回日本との関係を安定化させ、両国合意文書の発表に至ったことは、対日戦争を発動しようとした江派の夢を打ち砕いた。習氏は外交事務を片づけたことで、新な粛清を始める可能性が高い。江派がいま一番恐れているのはこのことで、その外交分野における勢力基盤も近いうちに一掃されるであろう。

(翻訳・叶子)


勝谷誠彦氏の有料ブログより転載

外交的には「完勝」だと思う。支那に対しても、
ロシアに対しても。別にコメントしなくていいのだけれども、朝鮮にも。国内のクラブ活動に熱心な政治記者の方々はうちわの事情で安倍さんの「解散」を語るが、私は彼の気持ちから言うとこの「勝った」というイメージが強いのではないかと感じる。

<安倍首相、習主席と初会談/「戦略的互恵関係に立ち戻る一歩」 尖閣靖国は言及せず>

 http://www.sankei.com/politics/news/141110/plt1411100017-n1.html
安倍晋三首相は10日午後(日本時間同)、
アジア太平洋経済協力会議APEC)首脳会議に先立ち、中国・北京市人民大会堂で中国の習近平国家主席と初めての会談を行った。両首脳は18年10月、第1次安倍政権当時の安倍首相が胡錦濤国家主席との間で合意した戦略的互恵関係」の原点に立ち戻ることで一致し、「凍結」していた日中関係が改善に向けて一歩動き出した。尖閣諸島沖縄県石垣市靖国神社の問題については双方とも言及しなかった。
日本の首相と中国主席との会談は平成23年12月以来3年ぶり。
冒頭、両首脳は握手を交わし、習主席は「きょうはよく来ていただいた」と歓迎を表した。首相は「中国の平和的発展は国際社会と日本にとって好機だ。世界第2位、第3位の経済大国として地域と国際社会の平和と発展にともに責任を果たしたい」と述べ、戦略的互恵関係の再構築を呼びかけた。>
ちょっと長く引いたが何しろ書いているのが、
いまや日本を代表する記者であると私が思っている阿比留瑠比さんである。まことに普通に書いているように見せながら、日本国の外交的な完全勝利をおさえている。
日本側としては会談をしなくても何の問題もなかったのだ。<
習主席は「きょうはよく来ていただいた」と歓迎を表した。>。朝貢外交の国としてはこう言わざるを得ないでしょう。そこに追い込んだ勝利。安倍さんもいい。<首相は「中国の平和的発展は国際社会と日本にとって好機だ。世界第2位、第3位の経済大国として地域と国際社会の平和と発展にともに責任を果たしたい」と述べ、戦略的互恵関係の再構築を呼びかけた。>こんなことは言っておけばいいのである。
世界中の政治家は割り算をするだろう。GDPを1億と13億(
公称・笑)で割るのである。比較にすらならない。どの国が本当に豊かで、だからその国にはモノを買ってもらえると考えるだろう。安倍さんは挑発したのだと知っておいて欲しい。
支那とは、あの張りついた独裁者の笑顔でいいのである。
同じ独裁者でも、こちらはやり手なので、実務的な進展があったと私は見る。安倍さん、北方領土については一歩先までやれるんじゃないかな。

<北京でプーチン安倍会談/「平和条約について話し合いたい」>

 http://jp.rbth.com/news/2014/11/09/50997.html
アジア太平洋経済協力会議APEC
に出席するため北京を訪問中のロシアのウラジーミル・プーチン大統領と日本の安倍晋三首相は11月9日に当地で会談した。会談冒頭に両首脳は、平和条約締結の準備について話し合うとともに国際問題に関しても意見交換する意向を示した。タス通信が伝えた。>
マイナーといってもいい(失礼)ソースをリンクしたのは、
ここはこの会談の重要性に気づいているからだ。<平和条約締結>にはそれそのものに「北方領土」が加わっているのである。実はここ何年か、私はこれにとても興味を抱いている。何か、私らしいかたちでこのことを問題提議できればなあと、考えていて、さあ、サンテレビだ。

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【日中首脳会談】習近平の態度


https://www.youtube.com/watch?
v=FRjcQOvP5OQ …

習近平「そこまで会いたいなら、会ってやるよ」
日本の外務省「会うこと自体一歩前進」
親切な日本政治評論家「
習近平の表情の硬さは国内反対勢力に対するポーズだ」

「台湾の声」編集長 林 建良
『台湾の声』http://www.emaga.com/
info/3407.html



 

西村眞悟時事通信転載

西村眞悟
 私は、かねてより言っていた、
安倍総理の最大の外交的功績は、総理就任以来、
日中首脳会談をしていないことだ、と。

とはいえ、本日の午後、
二年半ぶりに日中首脳会談が北京で行われると聞いている。
そこで、会談が終われば、どうせいつものように、
日中和解ムードが垂れ流されるのであるから、その前に言っておく。

三十六年前の一九七八年(昭和五十三年)八月十二日、
北京で日中平和友好条約が締結され、十月二十二日から二十九日まで、東京での批准セレモニーに出席する為に{ケ小平が中共首脳として初めて我が国を訪問した。
そして、朝野は「日中友好」一色になった。
その結果、我が国は、世界最大の「反日国家」と「
核ミサイル大国」を生み出す世界最大の資金拠出国となった。
即ち、「日中友好」は、
我が国と東アジアの最大の脅威としての共産党独裁国家を生み出す高速道路であった。

そこで、この危険な「日中友好
ムードが生まれる直前の条約締結交渉の最中に何があったかを思いだそう。
この直前、遙か南西海域の東シナ海尖閣諸島周辺に、突如、
イナゴの群れのような中共の漁船が二百隻以上出現し、傍若無人に我が国領海内を走り回った。
もちろん、尖閣は中国固有の領土であり、
その海域も中国の海である、日本のものではない、というのが中国漁船の言い分である。
福田内閣は、困惑して腰を抜かす。
すると、{ケ小平が、ニコニコ笑って、尖閣は「棚に上げよう」
と言った。
同時に、中国漁船が尖閣周辺からさーっと姿を消した。
これが、棚に上がった効果だった。
福田内閣は、ほっとして、「棚に上がった」ので安心した。

しかし、考えてみれば、自国の領土を他国に「棚に上げ」られて「
安心する」馬鹿が何処にいる。
案の定、その結果はご承知の通りだ。
中共は、我が国の援助で国力と軍事力を蓄え、勝手に尖閣を「
棚から下ろし」、現在、漁船ではなく駆逐艦仕様の政府の「公船」で連日連夜、尖閣周辺領海を侵犯している。即ち、何時でも尖閣を武力で呑み込む体制を既成事実化した。

では、この度の久方ぶりの「日中首脳会談」
が為される直前の現時点で何が起こっているのか。
我が国の東方海域、即ち、小笠原や伊豆諸島周辺の海域つまり「
西太平洋」に二百隻以上の中国漁船が出現し、しつこくサンゴを奪っている。
その上で、中共側は、首脳会談の下交渉で、
安倍総理靖国神社に参拝しないことと尖閣諸島の領有権問題を認めることを日本側に強く求めている。
これに対して、日本側は、「若干の認識の一致をみた」
とすると共に、小笠原周辺の中国漁船を何とかして欲しいと、中共側にお願いしているという。
そして、本日午後に、首脳会談が行われるという次第だ。

この「若干の認識の一致をみた」であるが、
我が国外務省は自画自賛しているので言っておく。
中共外務大臣は、「若干の認識の一致をみた」上で、
我が国外務大臣に、「日本は正しい歴史認識を持ち、過去の侵略行為と訣別すべきだ」と堂々と言っておるではないか。
従って、我が国外務大臣も、「若干の認識の一致をみた」上で、「
安倍総理が、靖国神社に参拝することに中共がとやかく言う筋合いではない」、また、「尖閣は完全に我が国固有の領土である」と堂々と言うべきである。
こう言っておかなければ、安倍総理が本年や来年初頭に、
靖国神社に参拝しなければ、中共に「安倍は、中国の意向に従った」と言う口実を与える。

要するに、我が国は、「尖閣は我が国の固有の領土である」、「
安倍総理靖国神社に参拝する」とはっきり、繰り返し繰り返し、朝から晩まで、中共に伝達するべきであり、中共に首脳会談を受け入れるならば、「若干の認識の一致をみた」と言わすべきなのだ。
逆ではないか。

さて、「棚に上げる」であるが、三十六年前と同じように、
何かが「棚に上げられる」と思わざるを得ない。
それは、何かー?
それは、尖閣よりもはるかに広大な西太平洋だー!

何度も書いているように、我が国は無防備な長いお腹を、
西太平洋に向けてさらしている。
西太平洋を制圧するものは我が国を制圧できる。
七十年前、
敵がサイパンテニアンを制圧して我が国本土を爆撃圏に入れ西太平洋の海空権を奪った時点で、我が国の敗北が決定した。西太平洋とは、我が国にとって、国家の存立の懸かった海だ。
そして、この度、我が国が首脳会談で「お願い」した結果、
小笠原・伊豆諸島領海・排他的経済水域から中国漁船が出て行くかもしれない。
しかし、我が国は、それ以外の広大な西太平洋に、
中共の軍事力が既成事実として存在し続けることを受け入れる事態になる。
従って、「棚に上がる」恐れがあるのは、
我が国の西太平洋におけるプレゼンスである。

このことは、我が国のみならず、
アメリカにとっても重大なことである。
七十年前は戦略爆撃機B29の航続距離が問題であった。
しかし、現在は、SLBM(潜水艦発射型ミサイル)
の射程なのだ。
中共は、西太平洋に原子力潜水艦を遊弋させれば、他国(ロシア)
の領空を飛ばずに、直接ドンピシャリ、アメリカのニューヨークやワシントンを核弾頭ミサイルの射程に入れることができる。

以上の通り、中共は、尖閣だけを狙っているのではない。
東シナ海と西太平洋を狙っているのだ。
そして、我々は、この度、
西太平洋に新しい事態が仕掛けられつつあると知るべきである。
よって、「日中首脳会談が二年半ぶりに開催された」、「
世界第二位と第三位の経済大国首脳の会談と緊密な関係構築は意味がある」、というようなありきたりの評価に惑わされてはならない。

我が国は、早急に西太平洋のプレゼンスを高めるために、
海空軍力の強化を開始しなければならない。

同時に、
国民の正確な地理的認識が国家の存立の為に必要なのであるから、まずこれからは、NHKや民放の天気予報の際にTV画面に掲げられる日本の地図は、南はフィリピンから北はカムチャッカ西はチベット高原から東はサイパンテニアンのカロライン諸島までを、常にTV画面で、毎日国民が眺められるようにしなければならない。

『台湾の声』http://www.emaga.com/info/3407.html