ハンセン病正しく理解を/ネットでメッセージ公開
2015/01/10 09:45
日本財団は毎年1月の最終日曜を「世界ハンセン病の日」とし、患者や回復した人への差別撤廃を訴えるグローバル・アピールを発信。アピールが今年で10回目を迎えることから、より活動の輪を広げようと、動画による啓発キャンペーンを初めて企画した。
昨年12月に始めたキャンペーンには、趣旨に賛同したチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世やタレントのマツコ・デラックスさん、熊本県のPRキャラクター「くまモン」、全国各地の知事や市町村長に加え、市民ら計約500人以上が参加。「ハンセン病について知りましょう。THINK NOW ハンセン病」といったコメントを動画サイトで流している。
動画は現在も募集中。希望者は5~15秒程度のメッセージを撮影し、氏名などを明記して日本財団にメールで送付する。動画は、同財団の「THINK NOW ハンセン病」特設サイトで視聴できる。
問い合わせ、動画送付先のアドレスは〈photo@ps.nippon-foundation.or.jp〉。
ハンセン病の正しい知識 動画とSNSで
1月23日 10時19分
今月25日の「世界ハンセン病の日」を前に、ハンセン病について正しい知識を伝えようと、インターネットを通じたキャンペーンが進められています。
ハンセン病への理解を呼びかけるビデオメッセージを募る特設サイトを作ったり、SNSを使って活動を広く伝えたりしようという試みで、横綱・白鵬関やアイドルグループなど、多くの著名人も参加しています。
ハンセン病への理解を呼びかけるビデオメッセージを募る特設サイトを作ったり、SNSを使って活動を広く伝えたりしようという試みで、横綱・白鵬関やアイドルグループなど、多くの著名人も参加しています。
「みんなで改めてハンセン病を勉強しましょう」。
画面をクリックすると、横綱・白鵬関が語りかけるビデオメッセージが流れます。
先月、インターネット上に作られた特設サイト「THINK NOW ハンセン病」。日本財団が、今月25日の「世界ハンセン病の日」に向けて、特に若い世代に向けてハンセン病の正しい知識を伝えようと始めた新たな取り組みです。
これまでに日本財団の活動に協力してくれた著名人などに呼びかけたところ、各分野から参加が相次いでいます。
チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世やタレントのマツコ・デラックスさん、若い世代では橋本環奈さんが所属するアイドルグループ「REV. from DVL」も参加し、「みなさん、ハンセン病について一緒に考えていきましょう」などと呼びかけています。
一般の人からもビデオメッセージも続々と寄せられ、参加者は800人を超えました。
ビデオメッセージは特設サイトで公開され、当分の間、募集も続けられます。
また、先週からは、「クラウドツイーティング」というSNSを使った新しい試みも始めました。
このSNSは、ある情報をツイッターなどで広く伝えることに賛同してくれる人を募り、目標数に達すると、賛同者のツイッターやフェイスブックのアカウントを通して同じ時刻に一斉に情報が拡散されるサービスです。
日本財団では、今月26日までに1万人を目標に賛同者を募っています。
目標に達した場合、27日正午に「ハンセン病を考えることは、人間を考えること。THINK NOW ハンセン病!」というメッセージが一斉に流されます。
画面をクリックすると、横綱・白鵬関が語りかけるビデオメッセージが流れます。
先月、インターネット上に作られた特設サイト「THINK NOW ハンセン病」。日本財団が、今月25日の「世界ハンセン病の日」に向けて、特に若い世代に向けてハンセン病の正しい知識を伝えようと始めた新たな取り組みです。
これまでに日本財団の活動に協力してくれた著名人などに呼びかけたところ、各分野から参加が相次いでいます。
チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世やタレントのマツコ・デラックスさん、若い世代では橋本環奈さんが所属するアイドルグループ「REV. from DVL」も参加し、「みなさん、ハンセン病について一緒に考えていきましょう」などと呼びかけています。
一般の人からもビデオメッセージも続々と寄せられ、参加者は800人を超えました。
ビデオメッセージは特設サイトで公開され、当分の間、募集も続けられます。
また、先週からは、「クラウドツイーティング」というSNSを使った新しい試みも始めました。
このSNSは、ある情報をツイッターなどで広く伝えることに賛同してくれる人を募り、目標数に達すると、賛同者のツイッターやフェイスブックのアカウントを通して同じ時刻に一斉に情報が拡散されるサービスです。
日本財団では、今月26日までに1万人を目標に賛同者を募っています。
目標に達した場合、27日正午に「ハンセン病を考えることは、人間を考えること。THINK NOW ハンセン病!」というメッセージが一斉に流されます。
ハンセン病を巡る根強い差別と偏見とは
ハンセン病を巡っては、1940年代に特効薬が開発されるなど、適切な治療を受ければ治る病気になったにもかかわらず、国の誤った隔離政策が続けられ、元患者の人たちは回復したあとも差別や偏見に苦しんできました。
平成13年、熊本地裁が、こうした国の隔離政策は憲法に違反するとした判決を出し、元患者の人たちの社会復帰を支援する取り組みが全国的に進められています。
しかし、その後も元患者の人たちの宿泊をホテルが拒否する問題が起きたり、回復後も本名を名乗れず家族と暮らせない人がいるなど、根強い差別や偏見があると指摘されています。
現在、全国にある国立ハンセン病療養所では約1800人が暮らしていますが、高齢化が進んで平均年齢は83歳を超え、いかにハンセン病の歴史を次の世代に伝えるかが課題となっています。
日本財団コミュニケーション部の福田英夫部長は「SNSを使って情報を伝える動きが盛んに行われていることを参考にしてインターネットの活用を考えました。こうした試みを通して特に若い世代にハンセン病の正しい知識を伝えたいと思います」と話しています。「THINK NOW ハンセン病」の特設サイトは、「http://hansenbyo.wix.com/leprosy」です。