パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

勝谷氏の知事選挙は 兵庫県への カンフル注射とは思いませんか?



組織票が兵庫県知事選挙で動いているようだ。
北朝鮮支那と同じような状況にするのは、ええ年した親父やおばはんどもである。 テレビや新聞に嘘を教えられてまったくまっとうな自分で思考ができない世代。 若い世代はネットという媒体で マスコミの情報の表も裏も読める。 若者たちよ自分たちのために選挙に行って、既得権益者たちを落とせ。
これは 左翼、右翼ではない。
人間性なのだ。



勝谷まさひこ氏の 有料ブログより転載 
2017年7月1日号。<あといちにち>。
  2時起床。神戸市。
 今日は神戸で最終日の演説をする。私の場合は「選挙活動」ではなく、あくまでも「演説」なのだ。言葉の神に少しだけ愛されたこの力を、兵庫県民のみなさんに対して使っていきたい。こんなことをやらかす前と、私の選挙というものに対する認識は劇的に変わってきた。言葉で生きてきた自分は甘いとわかった。そんな奴はしょせん、インディーズなのだ。私は組織を離れてこうした生き方をしてきたが、たまたまさまざまな人々に恵まれてそこで食えてきた。けれども、選挙となるとただの赤ん坊である。これまでやや積み上げてきたことなど、何の役にも立たない。いやあ、参った。そして愉しい。
 「組織票」という言葉が大マスコミで出回っているが、私は昨日の演説で「それを無批判に私たちが言っていることそのものがおかしいのではないか」ということだ。マスコミを批判すると票が減るので、わりと控えているが、ライブでは。真っ当な民主主義国家において「組織票」という言葉が出回るわけがない。自分が手にしている一票は、どんな日本国民であっても最後の武器だ。票に名前は書かない。日々の人生でどういう抑圧を受けていても、そこでは個人の抵抗ができるというのが、民主主義という、尊敬してやまない故三宅久之翁の「くだらない仕組みだが、これしかないんだ」なのである。その原理原則は守りたい。
 ときどき、三宅さんとやしきたかじんさんが後ろにいるな、と感じることがある。ご存命ならば、きっと駆けつけてくれた二人が突然に亡くなられたことが、逆に私の背中を押した。心に言われてきたことをやらなくてはいけないと。「何しとんねん。テレビでアホみたいに喋っとる場合か。ハシモトみろ、ハシモトを」とたかじんさんはいいそうだ。橋下さんと私とは違うのだが(笑)。
 今日から明日、明後日にメディアは「組織票」という言葉をたくさん使うでしょう。昨日、姫路の最初の演説で私は、何かが憑りうつったようになった。そんなことを言うつもりではなかったのだが、きっと私の中の何かが「自由に演説している時に、いちどは言っておきたい」と思ったのだろう。「組織票って何ですか。あなたや、あなたのところに、仕事や給料と引き換えにそうしろと言ってきていますか。では、北朝鮮支那(現場では中国といったと思う)と同じだ。魂を売り渡しているわけだ」。
 布石があって。メールを頂戴した。兵庫県でも中山間地に住んでおられるだろう読者のひとりである。職場に行くと上司から「わかっていますよね。もう期日前投票に行って下さい。その間、職場を抜けてもいいですから。投票先は、ね、知事さんにね」と言われたのだと。ひとつだけ典型を引いたが、こういうことは多くの方から、街頭でも言われている。
 読者である。私がそばにいたら止めていると思うのだが。こう啖呵を切った。お便りにある通りを引き移す。「あんた、ワシをナメてんのか。ずっと言いひんかったけど、おまえ、アホじゃ。上の顔色ばかり見くさって。そそのいちばん先にあのおっさんがおるんやろ。もうガマンも限界や。ワシは7月2日に行くわ。それまでまっとうに仕事するわ」。いやいや、気持ちはうれしいが、そうケンカはしないで。
 同じようなことは、すべての市町を歩いていてたくさん聞いた。小さな自治体では、どこにひとの耳があるのかわからないのですね。東京と兵庫県でも尼崎市という大きな街で生きてきた私は、想像は出来ても実感したのは勉強になった。過去、いくつかの独裁国家で体制をひっくり返す現場にいた。革命家たちとおおやけの場で出会うと「私は死ぬかも知れない。けれども名前を覚えていてくれ」などと言われてまが若き私は感動したものである。
 兵庫県で中山間地はともかく、瀬戸内の人口が高いベルトにあっても、私の手を握ったおじさんが(なぜかおじさんが多い)「応援しとるで。会社には内緒やけれど」と囁く。ここは独裁国家か。それほどのことが16年の間に出来てしまっていて、あと4年、またおっさんはやろうとしている。以前も書いたが、やめられないのである。新しいものが入ると、過去がすべてバレるので
 外国通信社は良く見ていて、,は兵庫県の恥ずかしいところを世界中に発信していてくれている。これがホントのところだけど、昔、私がどこかの失敗国家について書いたのに似ていて恥ずかしいなあ。
 <兵庫県知事選2日投開票>
 
http://jp.reuters.com/article/idJP2017063001001560
 <任期満了に伴う兵庫県知事選が2日投票、即日開票される。立候補しているのはいずれも無所属で、5選を目指す現職井戸敏三氏(71・社民推薦)や、新人のコラムニスト勝谷誠彦氏(56)ら計4人。自民、民進、公明各党の県組織も推す井戸氏が、多選批判を繰り広げる勝谷氏の追い上げをしのげるかどうかが注目される。>
 私は別に多選批判はしていないのですよ。多選で何ができたか、なのだが、やはり外信でもこう受け取ってしまうのかな。
 <井戸氏は、人口減少や少子高齢化社会への対策が政策の柱。1~4期目ではそれぞれ震災復興や財政の立て直しなど異なる課題に取り組んできたとして「5期目は、県内への移住支援など地域創生を軌道に乗せる」と多選批判を退ける姿勢だ。>
 選挙の政策内容についてはここでは書かないようにしているが、呆然とするほど頭が悪い方だなあとは。こういうとまたゴーマンだとか言われるのだろうが、私は落第生なので、私もまた頭が悪いのですよ。それでもね。世間というものを知らなくて生きてきたひとは気の毒だなあとは感じる。

 1時間ほど、インターバルがあった。私の選挙活動には、世界中日本中から「選挙をやったことがある」という義勇兵がかけつけている。まるでフランスの義勇兵たちがいったスペイン解放の内戦のようだ。そうした経験を持つみんなが言うのが「休んで下さい。候補に倒れられたら、それでおしまいですから」である。指揮官として、戦場でそれがもっともあやういことであると知る。
 それでもやってしまうのだ。私をどこかで休息させて、その間選挙カーだけを流すというプランを立ててくれているのだが、休む場所などない。魅力的だったのは何かわかりますか。いわゆるラブホテルだ。あそこに入って1時間横になって眠れればどんなに幸せかとよく考えた。今回のことを小説にするならまず大事な場面である。看板をつけた選挙カーがラブホの駐車場に入れようとして、高さが足りずに看板がガツンと落ちて、私だ途方にくれるとか。
 足もとがふらつく程度ではスタッフはみんな「またか」と思っていたのだが、そろそろ視力が落ちてきた。いつものことであって、私の精神と体力は研ぎ澄まされている。とはいえ。姫路で1時間ほどの「候補離脱」の予定があって私はそういう時も必ず車に乗って、県民の方々の顔を見るのだが、魅力的な誘いに心が揺れた。こういうところが天才なのだがマネジャーのT-1君が言うのである。「マッサージ行きましょ、マッサージ。ここで身体、やっとかなあかんですよ」。そんな便利なことがあるのかと思ったが、たちどころに彼は検索して、駅近くのビルの中で見つけてくれた。
 医者の息子なので、マッサージとかには懐疑的なのだが、とにかく横になれるということでお願いした。「あっ、知事」と担当してくれた女性は言ったが違うって。知事候補なんだってば。どえらくヘンな身体になっていたらしい。多くの身体をもんできた彼女の指が入らないと。全身ガチガチ。2週間あまりにわたってずっと座っているか立って話しているか。「左側の身体がおかしいです」。窓から何万回も手を振っていればそうなるだろう。むしろ、面白く聞いた。
 素敵でしたよ。いくらかか身体が軽くなった気はしたし、何よりもひとりの有権者であるそのお嬢さんとの会話が愉しかった。なるほどそう考えているのかなあと。あまりに巨大な兵庫県のすべてを相手にしていると、なかなか見えないものがある。その両方をやらなくてはいけないのが知事だ。
 最終日の予定をいつものようにお送りしている。これを見て遠くから来てくれる方々がいる。うれしいよ。自分から「1票にもならないですが」と言ってくれて私が笑うのが、もう最高だ。
10:00 候補者 事務所発
10:30 水道筋商店街 候補者、選車合流
11:30 湊川市場
12:30 事務所 休憩
13:00 元町駅 街宣
中華街~南京町元町商店街
14:30 大丸前 街宣
16:00 センター街東出口 街宣
16:30 国際会館 街宣
17:00 ミント前1階 街宣
17:30 ポートライナー改札前 街宣
18:00 阪急交通センタービル前、阪急西口経由
18:30 東急ハンズ前 街宣
19:30 パイ山前 街宣 マイク納め
 ううっ。あといちにちだから頑張るか。  始まるといいのだ。義勇兵諸君の献身的な突撃、ガシッと手を握ってくれる方々の情熱。それなのにずっと辛いと思うのは、畢竟、選挙というのは過程であると私が甘えているからだ。選挙こそ実はすべてであって、民主主義はここに根ざしている。多くの方々との握手とそ何千倍もの、眼と眼をみかわした車に視線を投げてくれる人々との出会いは、私の人生の中でもっとも愉しいことであった。もう、これでいいや。「負けるようなコメントしないでもらえますか」。マネジャーのt-1君だけでなく私を応援してくれたあらゆるところからの声が聞こえてきたが。
 とはいえ、軍事を知る司令官である。今日いちにちの重さを知っている。敵は物量の米軍だ。ここに無駄死にの吶喊突撃をするのではなく、正面からわが精強無比なる部隊が突っ込む。この日のために弾も残してきたのである。来たれよ、義勇兵。いまこの時に同じ前線にいないと、勝利の美酒は酌めないぞ。ここにZ旗を掲げる。
 <兵庫ニ義ノ旗ヲ立テタルノ興廃ハ、コノ一戦ニアリ。各員一層奮励努力セヨ>。
 
https://kotobank.jp/word/Z%E6%97%97-87391
 ただ、いまのみ。大和武士たるもの、私にあとはない。

 私は知事として「哲学」と「言葉」を大切にしたいと言った。まことに不幸な出来事をめぐる裁判であるが、私が言いたいことのひとつとして触れておく。
 <20メートル防潮堤図面「証拠」/「巨大津波認識」検察役が追及 原発事故、強制起訴初公判>
 
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13013182.html
 <福島第一原発を襲うとされた高さ15.7メートルの津波の算出根拠になったのは、国の「地震調査研究推進本部」が公表した地震予測「長期評価」だ。指定弁護士は推進本部について、「地震予測を評価として公表する国の唯一の機関」と指摘。地震や地質を専門とする大学教授などで構成され、信用できると訴えた。
 対する被告側は、長期評価は「発生の根拠を示していない」と一蹴。「成熟性や信頼性について専門家からも疑問が呈された」として、原発に防潮堤を設置する根拠にはならないと訴えた。>
 かかる時。私は知事なら記者会見で「地質学的年代ってご存じですか」と放つ。それが県民を守る、知事のことばの力である。