パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

<北朝鮮核実験。トランプ大統領ひとことだけ。「そのうちわかる」。怖いぞ>

北朝鮮に本当に向き合う気はあるの?

勝谷誠彦の有料ブログより転載

 2017年9月4日号。

北朝鮮核実験。トランプ大統領ひとことだけ。「そのうちわかる」。怖いぞ>。


 3時半起床。
 北朝鮮の核実験について、いつものように軍事的に冷静に分析するつもりではあった。ただし、皇室の大切な記事のあとで。ところが。早朝の散歩でコンビニの新聞ラックを見た瞬間、突然、身体が震えるような怒りが私を襲った。一般紙が立てられている部分は全体がいつもよりも黒い。大見出しのせいだ。北朝鮮による核実験を各紙1面で大きく取り上げているからだ。
 本来ならばご婚約をめぐるおとなしい級数の文字で、パステルカラーの写真がその下にあるという紙面が風景を作っていたはずである。私は嬉しくて全紙を買っただろう。ミーハー的な記念の意味もこめて。眞子内親王殿下のご婚約の会見をすべての新聞はトップにしていただろうから。ところがそれらは1面の二つ目の扱いとなっていて、何紙かでは黒字に白抜きの大見出しが押しつぶしてきた。新聞ではだいたい不吉な時はこういう見出し作りをするのである。
 昨日、私はこう書いた。
 <きっと明日もたくさん書くが、もう今から私はどきどきしている。>
 いつも私は皇室の話題は臣民の礼儀としてできるだけ冒頭に取り上げようと思っていて、おめでたい会見を拝見した翌日の今日という日は、もちろんそのつもりで頭の中で原稿も出来上がっていた。ところが。たくさん書くどころか、そこまでいきつくかどうか。いいのである。今日はとりあえずあの朝鮮電話頭キ印がやらかしたことについて述べることにする。同じ日記の中で、皇室の慶事についてはむしろ触れたくない。
 「ケガレ」を持ち込まないのは日本国の伝統の根本である。書くでけでキーボードが汚れる。これを書き上げたあと、パソコンを洗って…をいをい。ハードディスクがもっとも壊れるやり方だろう。

 結局はまったく正反対の意味で、新聞全紙を買ってしまって読み込んだが、相変わらず「軍事を知らない」大マスコミには笑うしかない。まずファクトを見ておこう。
 <北、水爆実験に「完全成功」と報道/「核戦力完成へ総力戦」>
 http://www.sankei.com/world/news/170903/wor1709030024-n1.html
 <日本政府によると、日本時間の3日午後0時29分ごろ、北朝鮮マグニチュード(M)6.1の地震波が観測された。河野太郎外相は同日、「北朝鮮が核実験を行ったと政府として断定する」と外務省で記者団に述べた。北朝鮮朝鮮中央テレビは、大陸間弾道ミサイルICBM)搭載用の水爆実験に「完全成功」したと伝えた。>
 もうオンエアされたはずだが関西の番組『胸いっぱいサミットで私はこの話題を振られてふたつのことを言った。切られているかも知れないけれども。「これまでの自称核実験の中にはTNT火薬を使った、なんちゃって実験もあったかも知れない」。これは実験後の日米による上空からの核物質検査で反応がなかったこともあったからだ。
 「核実験やるならいつですか」と聞かれて、スタジオに準備されていたのは9月9日の建国記念日というパネルだった。多くの予測もそうだったが、私は敢えて10月10日の可能性も指摘しておいた。これは党創建記念日であって「国家よりも党が上位である」という北朝鮮の論理を考えてのことである。かなりツウぶってそう言った。恥ずかしい。9月3日だったじゃん。でも、大マスコミもそう意識はしていた。
 <北朝鮮による核実験は6回目。咸鏡北道(ハムギョンプクト)豊渓里(プンゲリ)の実験場で行われたとみられる。北朝鮮は9日に建国記念日を控えており、記念日を前に核実験に踏み切ることで、国際社会による制裁の中でも断固、核・ミサイル開発を推進する意思を示したものだ。>
 「軍事を知らない」大マスコミにかわって整理しておく。「軍事を知らない」どころか反日のキ印としか思えない「識者」の意見はぜひ紹介したいのだが、それはあとで。
 まず。私は大マスコミがなぜ「アメリカがどう出るか」でわあわあ騒いでいるのかがよくわからない。あんたら、アメリカの新聞やテレビか。ICBMアメリカ本土に届くか、そこに搭載可能な核の軽量化に成功したのかなど、どうでもいいのである。でも、今朝の新聞などを見てごらんなさいそういうことばかりが書かれている。
 賢明なるわが読者のみなさんにおかれては、私が「そんなの関係ねえ」と言ってきたことはご存じですね。スカッドでは東京にはやや足りないが、テポドンで充分に届く。核弾頭でなくとも、毒ガスを積めば、東京などあっという間に壊滅する。もっと言うと、これも書いてきたが、工作員が核も持ち込んで都心で爆発させればいいわけだ。究極の自爆テロである。
 米国にとってもそうであって、横須賀基地の外でやられると、ミサイルで本土を狙う云々よりも軍事的なダメージは大きい。なぜこういう論争が起きないのか。護るべきは日本海側の水際であって、上空ではない。ザルのように工作員が出入りしているから、拉致犯罪も起きたのである。また死んだ子の歳を数えるが、私は兵庫県の但馬海岸だけはそれをやってやろうと考えていた。
 アメリカの州のように州兵は持たないが、県警や海上保安庁そして自衛隊と連携して。県ができるのは人々への啓発と注意喚起である。そういうことを始めると「民族差別だ」とかわあわあ言う奴が必ず出て来る。北からカネが出ているのである。もちろん公安筋でそれはおさえながら、話すのは私の仕事だ。「ええ、民族差別です。何か」と言ってやろうと考えていた。「そんなに祖国が大切ならば、ぜひ平壌に行って、電話あ…もとい『21世紀の領導星』『革命的同志愛の最高化身』に、日本はいい国ですよ、と説得してください」と。ちゃあんとこういう尊称も覚えていたのである。馬鹿だねえ。

 まず日にちの話を片づけておこう。眞子さまの佳き日にぶつけてきたというのは、これは妄想。言うひといそうだけれども。米韓軍事演習が31日に終わるのを見据えていたのだう。電話頭は本気でアメリカを刺激したくないのである。ということは。先日のミサイル発射などを見てもわかるように日本国はナメられているということだ。米韓というガチが演習をしている間は実験はしない。けれども終わってからは一発やる。その間に、臆病な日本国に対してはカマす。
 かなり世間ではウケているようだが、北朝鮮というのは国際社会師弟暴力団支那組の二次団体だ。二次団体で杯はもらっているものの、あまりのだらしなさに、本家は最近、持て余している。すると電話頭組はグレて、もともとの半グレになりつつある。本家でも「あいつら怖いわ。何するかわからんわ」。いつもの私のわかりやすい解説だ。
 結局はそれだけのことなのだが、さてお楽しみ。これを「識者」が分析するとどうなるか。「天下の」朝日新聞だ。さすがにこれは私は椅子から2度、転げ落ちた。これまでも、このヒトの頭の中はどうなっているのかと考えていたが、同業者の先輩なので批判しないできた。だがこれはいくらなんでも、最近流行りの「レッドライン」を言論としては越えている。ちなみに、もうひとり紹介するが、それとのあわせ技でもある。賛否両論引くのが朝日のまだしも常識だったがな。
 <核実験、過剰反応は相手の思うツボ/小田嶋隆さん>
 http://digital.asahi.com/articles/ASK935FT6K93UTIL01B.html
 <コラムニスト小田嶋隆さんの話
 ミサイル発射や核実験はけしからんことであり、脅威だというのは大前提だが、過剰に反応するのは相手の思うツボだ。安倍政権は、求心力を高めるために国防意識を強い口調であおっているようにも映る。国民がするべきなのは、いまの政権の対応が適切なのかも含め、北朝鮮への対応についての議論を活発化させることだ。過去を振り返ると、戦争は危機意識が過大になったときに起きた。日本で今、危機意識だけが広がっていくことを恐れる。>
 朝日が「安倍晋三潰し」に必死なのはもうみんなが知っていることだが、ここでも有名コラムニスト様を使ってこう来るか。ゲラチェックはしているのだろうが、これは言論の徒としてはレッドラインを越えている。ミサイル発射や核実験はけしからんことであり、脅威だというのは大前提>について論じるべきであり、コラムニストを名乗るならば<けしからんこと>でそれをスルーするのは私には信じがたい。広島、長崎でアメリカによって虐殺された方々についても「けしからんこと」なのか。あのヒリヒリするような冷戦の時代も「けしからんこと」なのか。
 <過去を振り返ると、戦争は危機意識が過大になったときに起きた>当たり前である。国家民族がギリギリまで追い詰められた時に戦争は起きるのだからこのヒト、コラムニストを名乗る前に、人間としていかがなものなのかと言わざるを得ない
 もうひとつはまあ、朝日のお約束なのでお泥かない平和馬鹿だが、こっちを載せるならもうひとつにはまともな意見をとりあげるのが朝日だったんだがなあ。紙幅の無駄だが、まあ平等ということで。こちらのコラムへのダイレクトなリンクがないので、記事のいちばん下を見てください。
 <核の傘依存、見直しが必要>
 http://digital.asahi.com/articles/DA3S13116366.html
 <梅林宏道・NPO法人ピースデポ特別顧問の話/北朝鮮大陸間弾道ミサイルICBMと核開発を進める目的は、米国と交渉して自主独立の国家体制を維持すること。日本への脅威が上がったわけではなく、北朝鮮が日本を標的にする意味はほとんどない。今回の実験は北東アジア非核地帯を真剣にめざす契機ととらえるべきだ。北朝鮮に核開発の放棄を促すには、日本も転換が必要。米国の「核の傘」に依存し、核兵器禁止条約に背を向けるような政策を見直さなければ説得力がない。>
 頭おかしいでしょ?今日はこのフレーズを何度も使っているけれども。このひとも9条教徒なんだろうなあ。完全にカルト宗教の信者である。日本への脅威が上がったわけではなく、北朝鮮が日本を標的にする意味はほとんどない>は、なにかを唱えていれば極楽往生できるというのと同じだ。というか、このヒトは北朝鮮工作員ではないか。<米国の「核の傘」に依存し、核兵器禁止条約に背を向けるような政策を見直さなければ説得力がない。>相手の非武装化を進めるのは工作の基本だ。朝日はそういうことをわかって、かかるひとの意見を載せている…そうか、朝日そのものが工作機関だもんね。

 中日新聞東京新聞を講読されている方々は、昨日の読書欄「読むひと」を開いていただくと幸い。左下に、森谷明子の新作の書評が出ています。書評そのもののリンクはないようなので、本の紹介を。
 『南風吹く』
 http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334911775
 「みなみふく」と読む。南風でみなみ、は季語であって、みなみ、だと破調にならいからだろう。彼女お得意の俳句小説だ。私はまだ読んでいない。というか、明子の小説は一切読まないできた。でもこれは、今日アマゾンで頼む。編集者としてのカンだが、売れるに違いない。読んだあと、各方面に映画化の働きかけをしたいと思うが、私などがやらなくても、そうなる気がする。私がメガホンとる?(笑)。
 京都にいる長女に「書評出てるよ」とメールをしたが返事がない。母は脚光を浴びているし、父はアホをやらかして負け狗だし、彼女の憂鬱な気持ちもわからなくはない。


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発行:株式会社 世論社

確かにガラが悪い右系の行動右翼であるが、北朝鮮に本当に行動を起こしているのは彼らだけである。
それは あの水爆実験も ICBMもすべて 在日朝鮮人による<金>で作られた 茶番劇である。国の概念を持たない朝鮮人なれの果てである。     国は国民を食わせるのが義務であることをわからない 民族としても国としても世界中が抹殺するべきである。