勝谷誠彦氏の有料ブログより転載
バッタもんの占い師のような私で、しかも地学屋としてもバッタものなのだが、直感というものはときどきある。この直感については大マスコミは、おそらく現地の記者はなんとなく感じていても、記事にはできない。バッタもんのバッタ日記なので、批判を承知で書いておく。
霧島連山での噴火は、ひょっとすると大きいかも知れない。ニュースだ。
<宮崎・鹿児島/硫黄山付近で有感の火山性地震>
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170905/k10011127731000.html<宮崎と鹿児島の県境にある霧島連山のえびの高原の硫黄山付近で5日昼すぎ、体に揺れを感じる程度の震幅の大きな火山性地震がありました。気象庁は「噴火警戒レベル2」を継続し、おおむね1キロの範囲で引き続き小規模な噴火に警戒するよう呼びかけています。気象庁によりますと、5日午後1時29分、霧島連山のえびの高原の硫黄山付近を震源とする振幅の大きな火山性地震が起き、およそ1キロ離れたえびの高原にある施設では、わずかに体に揺れを感じたということです。
この地震に伴って、硫黄山の南西側に設置された傾斜計で、山の方向が隆起する地盤変動が観測されたほか、火山性地震が一時的に増加し、午後1時から2時までに合わせて50回観測されました。>
鹿児島、硫黄島という見出しは、整理部の記者に悪意はもちろんないのだろうが、これはやめて欲しかった。こうなると当然、みんなが予想するのはここで「自分たちには関係ないだろう」と考えてしまうのである。
<孔雀闊歩し、活火山のエネルギーあふれる、平家ゆかりの歴史薫る島>
http://mishimamura.com/tourism/394/
「島の話か。では本土は関係ないな」と。いえいえ。霧島連山の中に本土の硫黄山はある。そしてこれは霧島火山帯の「メーター」でもある。そのあとにとんでもない破壊をしてきた実績がある。カルデラというと桜島のある姶良カルデラが思い浮かぶだろうが、実は霧島もカルデラである。東日本の一部まで崩壊させたという大物だ。そこからこういう噴火の兆候が出ているというのは、私はしてはどきどきせざるを得ない。大マスコミの地学を知らない方々とは別に、これから書いて行こうと思う。
よろしくないです。気象庁の専門家はわかっていると思うが、山体膨張があるのだとすれば、地元の方々は気をつけてほしい。数百年ぶりの破滅的噴火がなくはなく、と素人地学屋は申しておく。
汚物、毒物なのはわかっているので、これからは「取り扱い注意」だと私は警告を発しておこう。北朝鮮だ。アメリカもそれがわかっていて、もっぱら口での攻撃で、相手の出方をみている。
<北朝鮮は「戦争したくてたまらない様子」/米国連大使>
http://www.bbc.com/japanese/41157119まったくの余談だが、このヘイリー国連大使というのは、私から見るとなかなかに美しい。これでかなりのポイントをアメリカは稼いでいると思う。特にラテン諸国から。国連大使なんて、紙を読んでいればいいのだから、日本国からもドーンと女優とかを起用すればいいのに。本題だ。
<北朝鮮が水爆とされる核実験を実施した問題で、国連安全保障理事会は4日、緊急会合を開いた。米国のニッキー・ヘイリー国連大使は、北朝鮮の最高指導者・金正恩氏が「戦争をしたくてたまらないような」行動を重ねていると非難し、「最強の措置をいま採らなくてはならない」と訴えた。>
そのあとがなかなか微妙で、外交の腕を見るようだ。
<ヘイリー大使は、問題の外交的解決を可能にするには、最強の制裁措置が必要だと主張。「米国は決して戦争を望んだりしない」し、「今も望んでいないが、我々の忍耐力は無限ではない」と警告した。>
<我々の忍耐力は無限ではない>。いいですねえ。ここで<我々>と言われてしまったことで、日本国はチェックメイト。どこまで日本側が知っていたのかね。やる時は一緒にやるよ、と集団的自衛権を言われてしまっているのだから。さて、そこまで巻き込まれたあとにアメリカはこういうものを出す。
<ヘイリー大使は具体的な追加制裁の内容を明示しなかったが、石油禁輸を実施すれば北朝鮮に決定的な打撃を与えるのではと複数の外交筋は話している。さらに、北朝鮮の国営・高麗航空の飛行禁止、北朝鮮の海外労働者の削減、資産凍結、政府関係者の渡航禁止などが採用される可能性もある。>
日本国はどこまで同調できるのだろうか。どうみても利敵組織の拠点である朝鮮総連の本部を閉鎖できるのか。できないでしょうね。北朝鮮系のメディアを封鎖できるのか。できるまい。あっち側でわあわあテレビで喋る「知識人」の口をふさぐこともできまい。まあそれは日本国のいいところでもある。
とはいえ。私たちにもできることはある。 まずお願いしたいのは、ブルーリボンのバッジをつけていただくことだ。北朝鮮に関するコメントをする安倍さん胸に、ブルーリボンがあったのには感動した。私も改めて見ると、選挙のあいだ、ずっとバッジをつけている。それを何十万人にみてもらっただけでよかったと思った。
キ印国家の派手な振る舞いの方に目が行っている。そのもとには命懸けで奪還すべき同胞がいることを決して忘れてはいけない。
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