■下村、萩生田両氏には女性刺客 「
民進党は政権を担うには『左』に寄りすぎた。穏健な保守中道にシフトしないと、
政権交代可能な受け皿にはならない」。
民進党側の代表として公認の選定作業を担った
玄葉光一郎元外相は3日、国会内での記者会見でこう語った。
民進と希望の候補者が競合する選挙区は計45。
立憲民主党の代表を務める枝野氏の埼玉5区には弁護士の新顔を擁立するほか、
長妻昭氏(東京7区)、
赤松広隆氏(愛知5区)ら同党に参加予定の
民進出身者の選挙区には「刺客」を立てる。
細野豪志元
環境相は記者会見で「
憲法や安全保障の問題で(
民進党という)一つの政党でやっていくにはあまりに距離があった。選挙戦で正々堂々戦っていく」と語った。
■野田、岡田両氏らの選挙区は見送り 同じ
民進出身者でも無所属で出馬予定の保守の大物議員への対応は異なる。
野田佳彦前首相(千葉4区)や
岡田克也元代表(三重3区)、
安住淳元代表代行(宮城5区)の選挙区には対抗馬の擁立を見送った。候補者を立てても勝つ見込みが少ないうえ、
憲法改正などの分野で「
衆院選後の連携を視野に入れた対応」(希望関係者)という。
今後はどこまで公認候補を積み上げられるかに加え、
比例代表の目玉候補の擁立の有無などが焦点となる。小池氏は3日、一次公認について都内で記者団に「一つの旗の下、集まってくれた。同じ方向を向きながら、それぞれが戦える態勢を整えたい」と語った。