パルデンの会

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人民元安は、まだまだ進みそう。過去四ヶ月で7%下落



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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)7月29日(日曜日)
        通巻第5772号   
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人民元安は、まだまだ進みそう。過去四ヶ月で7%下落
 「25%高関税に人民元安7%で、ちょうど対応できる」(IMF)と言うが


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 中国の人民元安が止まらない。
香港の為替ディーラーの一部には「あと7%程度下落するだろう」との予測が出始めた。中国人民銀行の動きを監視するシンクタンクには、「易剛総裁の発言が示唆しているのは、一層の金融緩和のほか、外貨準備から1兆ドル相当を市場に放出するのではないか」との観測まで登場した。

IMFの元エコノミストであるオリバー・ブランチャードは「7%の下落で、トランプの高関税25%に中国製品は対応できる輸出競争力となる。おそらく輸出は30%程度伸びるのではないか」などと不思議な判断をしている。

現職のIMFエコノミストではないが、いやそれゆえにIMF内部に残る中国への幻覚症状の余韻が、この人の発言から聞こえてくるようだ。
IMFのラガルド専務理事は4月のボーアオ会議でも、中国経済に明るい展望があるという意味の発言をしている。

IMFは2016年10月に、人民元をSDR通貨として認めた張本人であり、しかし爾来、人民元は表面的に世界のハードカレンシー入りしたにも拘わらず、貿易決済の社エアは増えたのではなく、減ってしまった。

従って香港の「AXAインベストメント社」のカオ・アイデンらは「あと7%程度下落させないと、米中関税戦争で、中国の輸出価格の競争力は維持できないだろう」と反対の予測をしている。
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