パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

ダライ・ラマ健康不安説、亡命政府に影


ご高齢であることは確かだ。 しかし 支那の謀略によりそれをニュースにとり上げるより、 法王が長年言い続けている 対話に対して動かない 支那共産党
非難する記事を書くべきである。
マスコミや自由主義社会はもっと 法王に 援護射撃をするべきではないか?
何時も何時も 支那共産党政権をよいしょして何が生まれるのか?
チベット民族浄化され、今度はウイグル民族浄化されている。
それを 停められるのは 日本人だけなのだから。
腐った日本人は誰だかみんな気が付いている。

ダライ・ラマ健康不安説、亡命政府に影 (グローバルViews) 
ニューデリー支局 黒沼勇史

日経新聞
2018/8/27 5:50

 チベット亡命政府のあるインド北部ダラムサラで、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世(83)の健康不安説が広がっている。亡命チベット人らが不安を募らせる一方、インドのモディ政権は「巨星の没後」を念頭に対中融和外交に動き始め、亡命政府の地位引き下げも視野に入れている。
■インドに亡命者8万5000人
 中国人民解放軍チベットのラサに進駐して人々が蜂起した1959年、ダライ・ラマ14世はインドに亡命した。その後チベット人少なくとも13万人が出国し、インドには現在8万5000人が住む。うち約8000人が暮らすダラムサラは亡命政府のほかダライ・ラマ14世が住む寺院もあり、亡命チベット人の総本山だ。
健康不安説があるダライ・ラマ14世は10日、印南部ベンガルールのイベントで、亡命を受け入れてきたインドに対する感謝の言葉を何度も口にした
健康不安説があるダライ・ラマ14世は10日、印南部ベンガルールのイベントで、亡命を受け入れてきたインドに対する感謝の言葉を何度も口にした
 ダライ・ラマの健康不安説は度々流れてきたが、直近のきっかけは、インドメディアの一つが6月に流した「末期の前立腺がん」との報道だ。主治医や亡命政府が即座に否定し、亡命チベット人らは「医師の言葉を信じたい」(飲食店勤務ヤンドゥ氏、27歳)と平静に努める。
 インド政府は健康不安説に信ぴょう性があるとみる。政府筋によると、米国の病院で治療を受けていたが、病状が米当局を通じ筒抜けになっているとダライ・ラマ側が警戒し「スイスの病院へ転院するとの情報もある」という。
 インドはそれを対中融和外交に用い始めた。モディ首相は4月、中印関係改善を演出した中国・武漢での習近平(シー・ジンピン)国家主席との非公式首脳会談で「ダライ・ラマ14世の健康状態に関し情報提供し、習主席は驚きを持って聞き入り、チベット問題の議論が長時間に及んだ」(インド政府筋)。
■冷淡になったインド
 インド政府筋によると、15~16年のモディ・習会談でも、中国がインド北部での領有権の主張を一部取り下げる代わりに、インドはダライ・ラマ14世没後には新たな亡命の受け入れを停止する案が非公式に議論された。
 インドは過去60年近く、チベット人の亡命を受け入れてきた。人道目的のほか、1947年のインド独立直後はチベットが中印の緩衝地帯として戦略的な意味があったからだ。だが中国によるチベット自治区の掌握が進んで亡命が一段と難しくなり、年間の亡命者も2017年には57人と、10年前の2000人以上から激減した。
 インド政府のチベット人に対する姿勢も、既に冷淡になり始めている。
 チベット亡命政府は昨年、筆頭職の英語訳を従来の「首相」から「プレジデント」に改名した。ダライ・ラマ14世の通訳を長年務めたチベット文献図書館の理事ラクドール氏は、インド政府の提案を受けた措置と言い「国家の大統領でなく、一組織の長という意味にすぎない」と話す。インド政府は亡命チベット人にインド国籍の取得も勧めている。
 ダライ・ラマ14世の後継者は、指導者の生まれ変わりを探す輪廻(りんね)転生制度か、後継者指名など新制度で決め、15世がチベット仏教界を率いることになる。だがノーベル平和賞受賞者で国際的な発言力があるダライ・ラマ14世の穴は埋めがたい。
 その当人、ダライ・ラマ14世の姿は8月10日、インド南部カルナタカ州の州都ベンガルール(バンガロール)にあった。ダラムサラと同様、多くの亡命チベット人が移住した地だ。来年3月に亡命60周年を迎えるにあたり「サンキュー・インド」と題する通年イベントを各地で催しており、ベンガルールにも足を運んだのだ。
 「我々チベット人は他者の親切を決して忘れない」。説法は機知に富み、時に笑いも誘い、立ち姿は健康不安を感じさせなかった。「カルナタカにも、そしてもちろんインドにも感謝したい」。そう力を込めるダライ・ラマの思いは、モディ首相に届いているのだろうか。